11月3日~11月10日
退院して、初めての家での抗がん剤治療が始まりました。
2クール目を始める前日に担当のナースが来て、血液検査や体調などに
関する質問事項やこれからの治療に関する書類を作成していました。
担当のナースは、家から20分くらいの所に住んでいる人で、昔、マレーシアに
住んだことがあるということでした。
とても良さそうな人で安心しました
特に、海外に住んだことがあるということで、外人の気持ちをよく分かってくれて心強かったです。
イギリス人は、旅行をしても英語がどこでも通じるので、
気を遣って、ゆっくり話してくれたり、「○○って意味分かる?」って聞いてくれる人って
なかなかいないのです。
毎回、治療を始める前日に、血圧、体温を測って、血液検査で白血球、赤血球、
血小板などの数値を調べて、数値が低かったら治療ができないとのことでした。
今回は、特に血液検査は、問題なく、
MTX(メソトレキサート)、ロイコボリンx4日を交互にしていき、
合計8日間で2クール目を終了しました。
6日休んで、次の3クール目をやる予定。
ロイコボリンは自分で飲めるので、2日に1回は家に来て、注射か血液検査をして貰う
って感じでした。
ただこの薬は、飲む時間(MTX30時間後)が決まっていたので、
携帯でアラームセットして忘れないようにしていました。
今回の治療で、副作用は肌が乾燥したのとだるくなったぐらいの軽いもので
日常生活はある程度普通に過ごしていました。
入院中のhCGの結果を電話で聞いたら、1クール目を始める時、hCG 2179だったものが
抗がん剤治療を始めたら11,708になったそうです。
でも、先生から「最初は奇胎が抗がん剤に反発して、一時的に上がることもあるから気にしないで。」
と言われていたので、こんなに上がったことに驚いたけど意外と落ち着いていました。
そして、11月2日のhCGは、624まで下がって少しホッとしました
入院中に気になったことがあり、先生に聞いたことがありました。
「私は侵入奇胎なの??」って聞いたら、「存続絨毛症だと思う。」
と言われました。
あまり違いが分からなかったのですが、これがやっかいな物だとはこの時は
全然思いもしませんでした。
私が病院で貰った胞状奇胎についての冊子には、部分胞状奇胎、全胞状奇胎も
Pre-Cancerous奇胎と書いてありました。
いろいろネットで調べたら、絨毛癌か侵入奇胎なのかの判断は、難しくって癌スコア表で
5点以上だと癌だと判断されるらしい。
最近は、経過観察もちゃんとしているので、癌と診断される方は極めて稀なようです。
しかも、絨毛癌は他の癌と違って、完治の確率がかなり高いので、癌に対する考え方が
だいぶ変わりました。
<補足>
癌スコア表を見てみたい方は、こちらへどうぞ↓
http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5911-682.pdf#search='
(日産婦誌より)