子宮の手術の既往のある30代の女性デス。
難しかったです。

1分50秒あたりで、右手をスコープの内側、外側から持ち直すのにせわしないです。

結局、1分52秒あたりから大きく左ネジリして、2分50秒に向けて右ターンで体外スコープをナチュラルな形態に戻していっています。 

何度も持ち直している理由を書きます。

今回の動画の、このあたりは、Dに入った瞬間で、押しによる操作ではループが大きくなることと、患者さんに痛みが発生するので、なんとか引きで進めたいと考えています。手応え的にはバネのような手応えがあり、ループ解除できると判断いたしました。しかし、こういった場合のターン操作は、左ターンと右ターンの組み合わせになります。このとき、どちらかのターン操作が大きくなり、もう一方のターン量が小さくなります。そこで、右手を持ち直しながらちょっと捻って、右ターンが大きい操作になるのか、左ターンが大きい操作になるのかを探っているのです。右ターンが大きくなるようであれば内側から把持するべきで、左ターンが大きくなるのであれば外側から持ったほうが、その後の操作がやりやすくなります。

右ターンで大きい操作が必要になるケースなのに、判断を誤り、左ターンを大きくすると抜けてしまいます。
(抜けると、再度、もとの位置までブラインドプッシュをしなくてはいけないので、患者さんの苦痛の回数が増えます)
(後日、記事にしますが、押しの操作では右手を何度も離して押すのは安全で有効なのですが、引き操作でトルクをかけている最中に右手を離すのはトルクが抜けてしまうので御法度です)

6分25秒で、体外スコープのネジレが大きくなって、戻そうとすると抜けるので、ユニバーサルコードへ1巻、逃しています。あっという間の操作なので理解し難いと思います。
 ユニバーサルコードの根本の太い部分を左手で持って、グルンと回しているのです。そうすると体外スコープのネジレが解消して、右手のスコープ操作がらくちんになります。





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