ママと2人で、京都に行ってきました。
今年は恒例のお花見観光や、出張で何度か京都には行ったけど・・・
なんだかとっても胸に染みました。
未だ、まだまだ、興奮冷めやまず・・・。
* * *
旅行とはいえ、所詮は1泊2日。
普段、土曜の朝なんて、朝といえないくらいの時間まで
死んだように寝ているのに、早朝5:30起き・・・(苦笑)。
無事、東京から新幹線に乗る私、品川から乗ってくる母。
メールでやり取りしながら、ちょっと久しぶりに会った彼女は、
それはもう、ものすごいはしゃぎっぷり。
まるで子どものようにニコニコしながら、西に向かう景色をずっと眺めてました。
結局、一睡もさせてくれないまま(笑)、新幹線は京都へ。
ちょっと奮発したホテルに荷物を預けて、
道を聞いたりしながら、小雨の中バス停でバスを待つ。
なんといっても、
彼女にとっては、京都の、何もかもが初めて。
母希望の銀閣寺からのコースは、私も初めてなのだから。
・・・まず、たどりついた『銀閣寺』といったら、どうだろう。
『銀閣寺』という「わび・さび」で質素な建物が、すばらしい庭園と見事に調和して、
まだ残る雨の京都に紅葉を降らせていました・・・
つづいて、これまた彼女希望の『哲学の道』を歩く。
ちょっと雨脚が強まるが、川沿いの枯れ葉を踏み歩く道もまた素敵。
その間にも、息はどんどん白くなっていく。
・・・寒さを感じながらもたどり着いた先、彼女“悲願”の『法然院』へ・・・!
高すぎるほどの黄色と赤のトンネルの先に見える、
藁を吹いた厚い門。
苔で覆われて、まるでひとつの「屋根」を作り出している。
終始はしゃぎ、歓喜を顕にする母の、
黙って静かな風景を味わっている姿に
娘はそっと、この旅の意味を感じとる。
「母のこんな姿、今まで見たことあったっけなぁ・・・」
・・・目をはなした隙に、ずっと先の方で景色と溶け込む彼女。
(あぁ、足元、危ないよっ!!)
駆け寄る私と母の姿は、誰の目から見ても微笑ましかったようで、
この日は外国の方にまで写真を撮っていただいた(笑)
そんな京都での、一日目のストーリー。。。