サクラサク日まで~負け(る気がしねぇ)犬の結婚相談所奮闘記~
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サクラサク

さくらです。

いつもありがとうございます。

長らくブログから離れておりましたが、
私の拙い日記を
いつも応援してくださっていた皆さま、
本当に本当に
ありがとうございました(^-^)

2010年11月、
私は
婚約していた彼と入籍しました。
婚姻届にサインをし、
この人と共に生きていくんだと実感したこの瞬間は、
一生忘れないと思います。

そして、
もうすぐ結婚式を迎えます。

不思議なんだけど、
毎日を穏やかに幸せに過ごせる運命の人は
最初から決まっていたような
言葉にできないこの感覚。

不安も迷いも
我慢も苦悩も
不満も妥協もなく、
ただただ
ささやかな日々の繰り返しが
永遠に続いていくと思うだけで、
私、ほんとに幸せ。

生まれてくれてありがとう。
出会ってくれてありがとう。
大切にしてくれてありがとう。
こんな私を
選んでくれてありがとう。
彼にも
私の人生にも
二人を取り囲むすべてに、
純粋な感謝と愛でいっぱいです。

たくさん遠回りして
たくさん間違って歩いて来たけど…
その道のりさえも今は
愛しい足跡。

遅咲きの桜が満開の頃、
優しい桃色の祝福に包まれて
私はついに
花嫁になる。





今までご愛読いただき、
本当にありがとうございました☆

パンドラの箱

私と気配り男子は
家が近いこともあり、
初デートの日から
気付けば
毎週会うようになっていた。

誘うのは、いつも彼。
だって私は当初
彼を恋愛対象外と決め付けていたし、
引き籠もらない為と目の保養でしか
彼に会う理由は特に無かった。
だから
もしも誘われなくなってたら、
きっともう
二度と会わなかったと思う。

週に2~4回、
彼は私を誘っては
居酒屋で一緒にビール、
彼の友人と車で夜釣り、
ブラブラとお買い物、
希少な限定ライブ、
いろんな場所へと連れ出してくれた。

そのうち
彼の親友ファミリーたちとも
食事や遊園地、キャンプに出掛けるようになり、
私はすっかり
彼のテリトリーへ溶け込んでいったのである。

緻密な計画や下準備、
無償の奉仕と気配り、
周りのみんなを楽しませる為
彼はいつも一生懸命で、
本当にそれは
本当に、誰にも真似できないぐらい。

でも。
タダでは男を信じない私。
この
彼女のようなポジションは、
一体どゆこと(?◇?)?!

するとある日、
居酒屋で彼は言った。
「俺、さくらちゃんのこと、
会う度にもっと知りたいって思う。
可愛いなぁって。
でも、さくらちゃんは結婚願望あるよね?
だから、
ほんとは付き合いたいけど…
ダメかなぁって。
今も、こんな関係じゃ悪いなぁって思ってんだよ。」

これは、作戦?
それとも本心?
言わなくていい事を言うのは、何故?
曖昧な関係でいたいなら、
適当に濁して、逃げればいいのに。

「今日、さくらちゃんと、泊まりに行きたいです。」
ニッコリと微笑む彼に、
胸がぎゅっと苦しくなる。

器用でパワフルで奉仕精神のある男。
だけど…
未来の無い男。

私は、
ずっと閉ざしていた箱を
自ら開けた。
中から不幸が
溢れたとしても。


山びこ

お察しの通り、
私が今「彼」と呼んでいるのは
あの、
気配り男子である。(※過去記事参照)

そうなんです。
私、
彼と結婚するんです(´∀`)

しかし
付き合うまでの経緯は、
いささかスムーズではない。
なんせ、チャラ男と偏屈女である。
どこをどうやったら
信じ合えるというのっ?!(Θ"Θ;)

そう思いながらも
私たちは
週末も、休日も、平日でさえ
会える時はいつだって一緒に、
食事
映画
買い物
キャンプ
旅行
カラオケ
釣り
バーベキュー、
いろんな所へ出掛けては
いろんな時間を共有し
いろんなことを経験して
目の前の
疑いようのない楽しい日々に
ただ純粋に、心から笑い合った。

だけど、
認められない過去、
信じられない優しさ、
掴みきれない感情、
手が届きそうで埋まらない距離。
すぐそこにある笑顔に
素直になれない理由を探す。

だって
また人を好きになるのが
怖かった。
また人に裏切られるのが
怖かった。
またあの時のように傷付いて、
心が死ぬのが
怖くて怖くてたまらなかった。

彼に告白された時、
私はイヤだと言った。

私から告白した時、
彼は無理だと言った。

そうやって
私の声はすべて
彼の声になって
ひねくれて強がって捩じれたまま
全部跳ね返って来たのである。

今も、
真剣には真剣で
信頼には信頼で
誠意には誠意で
純粋には純粋で
笑顔には笑顔で
愛情には愛情で
彼に投げ掛けたすべてが
そのまま私に返って来る。

何倍もの優しさと
美しい響きを持って。


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