100)アウシュビッツを訪ねて〜エホバの証人を辞めた後に私の心を支えてくれた本を訪ねて〜
今回、ポーランドを訪れる機会を得、アウシュビッツ強制収容所の跡、アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館まで足を伸ばした。
当日は現地の日本人のガイドさんとのスケジュールが合わず、現地施設の英語ガイドと共に強制収容所内を回る事になった。
何年か前にも、訪れる機会はあったのだけれど、訪れてしまうと、圧倒的すぎて自分が潰されてしまうのでは無いかと感じ、アウシュビッツには足が向かなかった。
でもその時、オランダ、アムステルダムのアンネフランクの家を訪れた。
そこには戦争時、落としたであろう影は無く、未来に向かって行くメッセージが強く、輝いて見えた気がする。
確かに、アンネフランクが通った本棚の間を自分がすり抜ける時、ここから強制収容所に向かう貨車に乗せられる時も、ここを通ったのだと心痛む気持ちはとても強く感じたし、
私が小学生の時に読んだアンネフランクの本に出てくる『夜しか流せないお化粧室』を見た時に、時間を超えて想像の世界で、アンネの一生がこの場所で多くの時間を消化せねばならなかったと思うと心が窮屈に小さくなった。
話を戻そう。
アウシュビッツはクラクフというポーランドの京都のような美しい古都から、また列車に揺られやっと到着する。ワルシャワから見るとチェコとスロバキアの国境近くと言っても良いだろう。
感想を書こうと思うのだが、なかなか筆が進まない。そして、訪れている時、あれだけザッハトルテをパシャパシャ写真を撮る私でも、全く一枚も写真は撮る気がしなかった。
まだ、消化していないのだと思う。
また、消化したら書こうと思う。
この機会は、ある人のお蔭で成り立ちました。
心から感謝しています。
そして、自分の心にある傲慢さや、放漫さを誰よりも気付かせてくれました。
そして、何よりも、本当に支えになってもらっていた事に改めて気付き、これ以上の感謝の言葉もありません。
私の至らなさや、幼さを叱ることなく気付かせてもらいました。
本当にありがとうございます。
心から信頼される様な人間でありたいと思います。
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