群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club"
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【山スキー】Sealy Range「Muller hut」 in New Zealand

2025年8月22, 23日

ルート:

1日目:White Horse Hill Campsite - Sealy Tarms - Muller Hut

2日目:Hut - Mt. Oliver 西尾根 - Hut - White Horse Hill Campsite

予定だと、annette Plateau まで行く予定だったが、中止

 

参加者:桐林

 

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海外登山の心の障壁をとってみよう。

どうせならスキーで!

南半球のニュージーランド。どうせなら、最高峰のAoraki / Mt. Cookを見れる場所。

NZAC発行のBackcountry Ski-Touring in New Zealand level 3のルート、SR1 / 2で紹介されているコースを立案。

現地に行ってみると、SR2の Annette Plateau を行ってきたパーティはハーネス / ロープ / アイスアックス所持。

トラバース区間を見て、1人での脱出はハイリスクと判断し、 Mt. Oliver 西尾根からスキー滑走となった。

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-2日目:成田 - オークランド - クリストチャーチ - レンタカー -  ホテル

-1日目:ホテル - 航空博物館 - オプハ湖

0日目:オプハ湖 - Mt. ドブソンスキー場 - プカキ湖

 

1日目:

プカキ湖周辺で車中泊。一旦、名前の響きが良いTwizelの公衆トイレとコンビニ戻ってから、Aoraki Areaへ。

どんどん近づいてくる景色に圧倒され、俺は本当に行くのか?とドキドキしてくる。

その逡巡した気持ちを確かめるため、

Kea pointと呼ばれる Aoraki / Mt.cookと Hooker Gracier, Mt. Seftonの壮大な景色を見に行った。

取付きもほとんど雪がなく、取付き900mから、6, 700m以上あげないと雪はなさそう。

 

ダメなら帰って来ればいい。

 

Visitor center of MCK (Mt. Cook Village)に寄り、宿泊代を2日分払った。(55 NZD / night)

スタッフによると、いっぱい上がっているよ!と言われ、勇気づけられた…。

2時間前に、積雪があるSealy Tarnsに到着ここから、シール歩行。

稜線に上がるスティープなところは、板を担ぎ上げ、アイゼン歩行。

途中から一緒に登った二人組に、ここ滑るのか?聞かれたが、まぁ良くないけど、滑れそうだ。と答えた。

稜線に出て、15分ぐらいで、Muller Hutに到着。14時過ぎ。

人はいないが、寝袋で場所どりがされていた。

 

しばし、一緒に登ってきた二人組と喋る。

後から、アメリカ人の英語教師が単独で上がってきた。

 

その後、若者スキー集団が降りてきた。 Annette 方面に言ってきたとのこと。

ハーネスとロープ、アイスアックスを持っているためびっくり。

念の為持っているんだとか。

 

特にやることもないためフラフラしながら、過ごした。

 

 

2日目:

英語もっと喋れれば良かったなぁ、と思いながら、孤独な夜を過ごし、朝早く出発。

暗すぎて、Oliverの尾根に上がりすぎた。

尾根を越すと、Annette Plateau, Muller Gracier が見渡せた。

 

これ、いく?

 

クレバスあると、終了だなぁ…。

辞めておこう…。トラバースが続くライン。もう1人いれば…。

 

そうと決まれば早く降りてしまおう。

muller hutに降り、どうしたの?と聞かれ、1人だとリスク高いから辞めたよ。っと言うと、

You made a good decision.と、アイリッシュ系の女の子に言われた…。

 

ここで担いだまま降りると、スキーを持ってきた苦労はない!と喝を入れ、Campsite方面にダイブ。

アイゼンで登ったスティープな面はどうにかOK。

硬い面と申し訳程度の吹き溜まりの交差にビビりながら、200m弱降りた。

 

あとは、なんとなく、ニュージーランドに受け入れられたような気がして、寂しさを感じながら一歩一歩降りた。

ビジターセンタで返金してもらい、そのまま、クリーンズタウンに直行。ハカ ロッジ宿泊。

 

 

以降おまけ

3日目:Remarkable スキー場 - ハカロッジ(マネージャーが日本語喋れる / 居心地がいい / 54 NZD)

4日目:クリストチャーチ - センターオブコロンボ ( 韓国オーナ お風呂付きで 100NZD安い!)

5日目:クリストチャーチ散策 無料の美術館がいい - レンタカー返却 -  国際局地センタ - LyLo 宿泊 (37NZD安い / カプセルタイプでよく寝れる)

6日目:クリストチャーチ - オークランド - 成田 - 帰着 (2025/08/28)

 

書籍紹介:

Backcountry Ski-Touring in New Zealand

https://alpineclub.org.nz/product/386

53.5 NZD + 送料(メールでどのパッケージで送るかやりとり必要)

 

Muller Hutより。Aoraki / Mt. cook, Hooker Gracier 

険しい。

 

オプハ湖より、Aoraki方面とレンタカーのアウトバック。

あそこに行くのか…。

 

積雪があるポイントから、稜線を見上げる。

2日目は、ここまで滑走。最後の稜線まで、シール歩行可能。

 

途中で降りてきたソロはpretty goodって言ってたけどほんとかよ。カチカチだったぞ。

 

Muller Hut より、Mt. Sefton 氷河がすごい。

 

Muller Hut から唯一撮ってもらった写真。もっと、話しかけて写真撮って貰えば良かった…。

 

沈む太陽、Mt. Sefton と Muller hut

夏は予約がほぼ取れないらしい。

 

 

Mt. Oliver 西尾根を超えて

Annette Plateau と、Hooker Gracier

左からのスカイライン2つピークの鞍部までの予定だったが、中止。

この日は、3人組が上がっていった。1人は微妙…。

 

おまけ:

Dobson スキー場(テカポ湖より1時間)

ニュージーにしては安い1万円リフト代。

雪が硬いのに、周辺の標高差50 ~ 80mの山へ登り、ドロップしてくるキウイ人が多い。

この雪質を滑ろうと思うのかよ…。

 

Remarkable スキー場 (クイーンズタウン)

1万5千円リフト代

初心者向けとして紹介されているが、超上級コースあり。

ここを解放していいのかと思えるほどスティーブで岩が露出するラインあり。

もちろん、自己責任。

近くにあるMt. Double Coneのシュプール跡に、ハイレベルなラインがあった…。

キウィ、恐るべし。

Wye Creek Route に入り、適当に山を滑るのも楽しそう。

 

 

感想:

初の海外スキーとなり、技量というよりは、未知への恐怖が多くあった。

レンタカースタッフの英語の電話に心が折れ、

全く理解できないキウィイングリッシュに、ただただ俺大丈夫か?と憂鬱な気分。

ただ、レンタカーでのドライブは最高で、今回の1500kmの旅は、日本にはない景色を楽しめた。

 

NZ最高峰Mt. Cookの近くで山スキーを目的に企画したが、一緒に行ってくれる人が切実に欲しいと感じた。

氷河の通過やプラトーの隠れたクレバスを思うと、ニュージーでのスキーマウンティングは、ロープが基本のようだ。

クォークを持ってきている現地人を見て、恐怖心が増した…。

 

アマゾンプライムで公開されていたSYMPHONY ON SKISにいつかは行ってみたい。

 

 

 

 

【沢登り】虎毛山「皆瀬川 虎毛沢」

2025年8月12 - 14 日

参加者:入江・桐林、ヤマモト (ホンダ)

ルート:

1日目:国道398 皆瀬川出合 - 虎毛沢出合

2日目:虎毛沢出合 - 赤湯俣沢出合 - 右俣 - ・821手前左俣 - 虎毛山北稜 - 山頂避難小屋

3日目:避難小屋 - 虎毛沢右俣 (下降) - 国道398 皆瀬川出合

 

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昨年から狙っていた上の廊下は、天気を考えると危険。

さぁどこへ行こうか。

北海道は天気良し、東北はまぁまぁよし。

易しいところで東北で近い場所。

虎毛山の虎毛沢を遡行し、稜線を歩いて赤湯俣を降りる予定で出発した。

しかし、虎毛山と高松山の稜線の猛烈なブッシュに凝りて、虎毛沢を降りることに…。

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1日目:

移動のみ、2時伊勢崎出発。5時すぎに宇都宮出発。

買い出しを考えるとモンベル三郷店に寄ってからスーパーへ。

ゆったり東北に漂っていたら、皆瀬川の林道は予定よりかなり手前に駐車するハメに。

出発しようとしたら、雨が降り出した。

虎毛沢の出合には、1時間40分程度で到着。雨は上がり、宿作り。

 

 

2日目:

ひたすら歩き。

沢を見送っていくと、一枚岩の大ナメが次々と現れた。

写真でよく見る、あの赤い模様が一面に広がった空間。

ラスコー洞窟の壁画のような淡い歴史を感じるような床画だった。

 

ちょこちょこと、小滝や淵があるが、全て易しい。

赤湯俣沢との出合付近は、雨天時に増水すると、心理的にきついへつりになりそうだ。

 

地図をろくに確認せず、3級程度の8m滝を、ハンマーとハーケンを持ってきた入江氏が、リードをした。

少し進むと、土砂が多く、見えている稜線が左から上がっている?

地図を確認すると、右俣の左俣に入ってしまい、山頂直下に突き上げるルートになってしまった…。

記録にも確かにこんな滝は無かった…。ハンマー・ハーケンを持ってきたから挑戦したさに導かれた形となった。

戻るのも面白くないということで、詰めることに。

途中、10mぐらいの微妙なスラブをヤマモト君がリード。

2本のハーケンだけで登り上がれるハートに乾杯。

地図上の岩場マークは、左壁の泥壁をうまく高巻きできた。

 

その後は、高度を上げていき、藪漕ぎに…。

久しぶりに負けそうな自分を感じながら、おだててヤマモト君を先頭に詰め、3時間。

避難小屋を見た瞬間の雄叫びを聞いたか!?

ヤマモト君が感極まり、小屋の鈴をカーンと鳴らしたら、お兄さんが1人外にいたそうで、気まずかったとか。

 

快適に避難小屋で宿泊。平らってスバラシイね。

(過去の渡辺さんと桐林での赤倉沢が、記録帳に記載してありました)

 

3日目:

親子丼を食べ出発。5時半前。

縦走路を歩き、赤倉沢登山口との分岐点に来たら、まさかの高松山への縦走路が通行禁止。

しかも猛烈なブッシュ。

昨日の藪漕ぎで心は揺れうごき、いや片方に落ちていたが、

ヤマモト君の靴を虎毛沢出合にデポしているため、渋々ブッシュに突入。

蔓が絡まり合い、全然進まない。

当初予定していた虎毛沢の右俣方面に下降することにした。

これもまた、途中から一枚スラブで、ドキドキ下降。3回ほど懸垂下降をした。30m 2本があって安心した。

 

帰りの沢歩き・林道は、ほとんど言葉も交わさず、下界への思いがどんどん強くなった。

15時ごろ、車に到着。

二百円の元湯共同風呂で、沢の垢を落とし、たむら屋で豚丼と稲庭うどんを食べた。

 

帰りは、栗駒の横を通り、大崎市の高速へ。

24時前に伊勢崎に帰着。

 

久しぶりに、心が潰れそうな藪漕ぎで、小屋が見えた時の感動がたまらない。

雲上のオアシスと言われるだけあって、山頂だけ平原、池塘がところどころにあり、ホッとする。

東北特有のなんとも言えない、受け入れられているような山頂がとっても良かった。

今後もこのような山行をしていきたいな、と思わせる沢旅。ありがとうございます。

 

2日目、朝からアブがいっぱい。ネオプレーン単体はやめた方がいい?

軍手は必須だ…。

 

赤湯俣の出合の釜ゴルジュ

 

へつりで遊ぶヤマモト君

 

大人の夏休みを満喫。気持ちのいいかぜ。

 

へつりで遊ぶ。

 

行かなくても左を巻ける

 

虎毛レッドパターン。

虎毛の由来ってこっちかと思ったが、山体を見た時に沢がまばらにあって虎毛に見えるらしい。

 

3級程度の小滝。活き活きとヤマモト君に譲ってあげない入江氏がリード。

 

土砂で溢れる沢。こっから微妙な小滝と岩場マークの高巻き、藪漕ぎが待っている。

 

山頂直下。あと少し。もうやめたい。

 

雲上のオアシス。日が暮れる前に夕ご飯を撤収。

 

3日目朝。虎毛山体。

 

【アルパイン・縦走】北岳バットレス「第四尾根」・白峰三山

2025年7月26 - 28日, 土日月

参加者:ニキ(豊橋山岳会)・ハマ(フリー)・ヤマモト(ホンダ)・桐林

ルート:

1日目:奈良田駐車場 - 広河原 - 白根御池 泊

2日目:泊 - C沢 - Bガリー大滝 - ヒドゥンスラブ - 4尾根取付 - 終了点 - 北岳山頂 - 北岳山荘 泊

3日目:泊 - 間ノ岳 - 農鳥小屋 - 西農鳥岳 - 農鳥岳 - 大門沢下降点 - 大門沢小屋 - 奈良田駐車場

 

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北岳バットレスを登って、縦走をしよう。

 

ふとした会話をきっかけに、荷物を背負って第4尾根に挑んだ。

重い縦走装備だと、落ちはしないと思っていてもドキドキが全く違う。

3,000m級のクライミング、立ちはだかる岩壁に気押されるような高度感。

 

バットレスを登った後は、高所から広がる景色を堪能!?しながら、白峰二山を超えた。

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1日目:

浜松組は、4時半出発。現地に8時前。

車中泊していたヤマモト君と、パッキングし合い、8時40分のバスで広河原へ。

10時前に出発し、今日は白根御池まで。

重い荷物に喘ぎながら、12時すぎに到着。人でいっぱい。

テントを建てたり装備の準備をして、雨が降りそうな中偵察。

結局、第4尾根のアプローチが不確かなまま、雨の気配に折り返した。

 

2日目:

0時20分のアラームで起床。

お湯を入れて混ぜるだけのナポリタンペンネとパンを食べ、撤収。

意外と早く歩き出し、2時過ぎ。

暗すぎてアプローチを間違えるかもしれないため、分岐手前で星空観察。

バットレス沢と思っていたところが、C沢の右岸尾根を登っていた。

途中、バットレス沢の右岸尾根に、C沢をトラバース。

Bガリーの大滝を2ピッチで超えた。

その後Cガリーをトラバース。思っていたより安定しており、不安はなかった。

ヒドゥンスラブを越し、取り付きに。ロープ無しでも行けた。

 

第4尾根取付きは、大テラス。

小休止し、取り付く。ヤマモト君のリードでスタート。

クラックが意外と悪く、濡れているクラックにヒヤヒヤした。

2ピッチ目は、ハマさんとニキさんがリードをして、やさしいクラックをつなげ、微妙なところで終了。

ここから、スピードアップのため、1本ずつのロープで、クライミング。

桐林とヤマモト君で、垂壁の細かいテラスまでリード。

ニキさんがマッチ箱の懸垂点までリード。垂壁の乗越が悪い。超えた先のリッジも高度感でドキドキ。

 

懸垂後は、寝た壁だが、プロテクションが少ないところをヤマモト君がリード。

最後らへんが変に嫌らしいワイドのクラック。

チムニー手前の高度感が凄まじいリッジのトラバース。

あのギャップは、もう行きたくない…。フォローだが、関係ない。

 

最終ピッチのチムニーは、ヤマモト君がリード。

荷物を背負ってだと大変だよね…。後続は荷上げしてもらい、フォロー。

やさしい壁を歩き、終了。

20分強歩き、山頂へ14時。

 

農鳥小屋までいくかどうか迷ったが、

明日の天気が持ちそうなことと、2日目に夕立予報があったため、北岳山荘に泊。

間一髪で、大雨に打たれず、テントを設営。

生ビールで乾杯!高所だと、酔いがすごいね…

 

3日目:

2時起床。4時前に出発。

ヘッドランプで中白根。

左側に太陽で縁取られた地球が上がってきた。

しばらく、間ノ岳手前の小ピークで、ご来光を仰いだ。

そこからは、めいめい間ノ岳を上り詰めた。

 

向こうに現れたのは、南アルプスの南部。

農鳥岳のスケール感と塩見の異様な頂上付近の盛り上がり。

広い間ノ岳山頂を後に、農鳥小屋へ。

長い下りの最中、その後また上り詰めることにちょっぴり憂鬱さが掠めた。

噂とは違い、歓迎ムードの農鳥小屋。コーラで補給し、最後の農鳥への登り。

重い背中でどんどん疲労が蓄積していく。

 

農鳥岳、9時すぎ。大門沢への下降点で大休止。

霧が立ち込めていたのでまさかと思っていたら、雷鳥の親子!?

子供を見たのは初めて!9時40分ごろ下降開始。

 

11時半ごろ、大門沢小屋に到着。

裏側からの外見だと、やってないのかと落胆したが、休憩スペースに来たら人でごった返し。

大盛りそばを4人で分け合った。めんつゆが美味しい…。ここで泊まりたい。

 

最後の気合いを入れて、下降。

足がガクガク。

15時過ぎ、奈良田の駐車場、到着。

解放。やり切った。後はお風呂とご飯!

 

下部温泉のヘルシーSPAサンロードで、どっと安心感が満たされた。

チキン南蛮が染みる…。今回も楽しい山行をありがとうございました。

 

白根御池へ出発。

 

ハマさんの星空写真。北岳と天の河。iphone 撮影

 

Bガリー取付き。中央のやさしいクラック沿いを登る。

 

ヤマモト君リード。日差しで暑くなってきた。

終了点の右には、イワヒバリの巣が。

 

Cガリー左沿いを登り、ヒドゥンスラブに。

思ったより悪くない。

 

ヒドゥンスラブ。

左に逃げて、取付きまで伸ばした。

 

第4尾根の1ピッチ目、ヤマモト君リード。

クラックの1手の濡れがびっくり。

 

2ピッチ目。やさしいクラックの上部まで伸ばした。

 

垂壁の写真がない!マッチ箱の懸垂後、最初のピッチ。

ニキ・ハマペア。

 

マッチ箱。

ヤマモト君の視点より撮影。

 

チムニー前のリッジトラバース。

あのギャップ、忘れられない。吸い込まれそう…。

 

北岳山頂。霧をバックに撮影。

 

3日目。バックには北岳。火が上がってきた。

 

間ノ岳と農鳥小屋。

山体が大きい。

 

農鳥岳、西農鳥岳

 

【沢登り】笛吹川東沢本流下部(ホラの貝ゴルジュ) - 釜ノ沢東俣

2025/07/19 - 20 土日

ルート:

1日目:西沢渓谷駐車場 - 東沢本流 - 逆くの字前 抜渓 - 山の神 - 泊

2日目:泊 - 両門の滝 - 釜ノ沢東俣 - 甲武信岳山荘 - 頂上 - 近丸新道 - 駐車場

参加者:[草田・ニキ](豊川山岳会)・エンドー(フリー)・桐林

 

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暑くなってきたので、フリーより沢。

ニキ氏にホラの貝を経験してほしてくて、計画を立案。

最近よく一緒にクライミングに行く、エンドー君も一緒。沢は初めて。。。

ダメなら巻こうという気持ちで出発

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1日目:

昨日雨が降ったようで富士川が濁っている…。これはまずいか?

8時半ごろ、東沢に入渓。

沢が狭まってきたところを渡渉したが、明らかに水が多い…。

最初のF1 5m の凄まじいボイルにビビる。

飛び込んで取り付くのだが、びびっていることを隠すように行ける!ニキさん行きましょう!

なぜかエンドー君が突撃したが、デバイス系を吊るしていなかったため、ニキさんに。

他も続いた。

 

次に記憶にないほど押し返しされそうな淵?

左岸側からお助けにすがり、そろりそろりとへつりで突破。

すごいと言って欲しくて桐林、頑張りました。写真がないのが惜しい…。

 

次のなんてことはない1mの滝で大苦戦。

エンドー君が洗濯機状態になり、ぐるぐる。

先を行っていたニキさんと目を合わせたが、お助け紐を伸ばしてもダメ、俺が行くのか…

 

エンドー君をガッツリ掴んだらあら不思議。自分も回り始めて、やばい。

なんとか押し出したら、自分だけ回り始めて、なんとか抜け出した。

 

この後、巻くこととなった。隠しきれない震えは、太陽で少し和らいだ。

 

ホラの貝は、覗き込むだけ。

水量が多く、落水時巻かれそうとのこと。流石にぐったり。山神を超えた先の適地に泊。

 

2日目:

桐林は必死に帰るように訴えたが、2人の年長者に抑え込まれた。

また、若者のエンドー君はやる気とのこと…おいおい、帰りますって言えば、ウキウキランチだったんだぞ!

駐車場に17時以降の予想だったが、結局18時だよ!

 

泊地を後にし、乙女の沢、東のナメ沢を見送り、釜ノ沢の分岐。

最後の抵抗をしたが、エンドー君、君は行くのか!

 

魚止、千畳のナメで心が洗われてきた。

5mの滝はへつりで普通に超えられた気がしたが、トラバースのチキンレースが始まった。

 

両門の滝、ヤゲンの滝を見送り、どんどん詰めていく。

前回はガレ場を詰めて直登したが、ポンプ小屋を経由して山荘 13時。休憩後山頂へ。

 

その後は、地獄の下山。近丸新道で駐車場に18時手前。

久しぶりのぐったり山行となりました。初めての沢での、エンドー君のガッツに乾杯!

 

笛吹川東沢 夏だね。

 

F1 5m ボイルが凄まじい。

 

洗濯されたあと、高台で休憩…

せっかちになるとなぜか高巻きしようとする草田さんを降ろして、素直に下降して巻道に行きましょうと説得。

 

ホラの貝の水量が多いと、回遊できる流れができるようだ。

左から行くと、吸い込まれていく…。

偵察に向かった草田さんとエンドー君。さすがに辞めようと戻ってきた草田さん。

 

草田さんが撮影したホラの貝の核心部

新しく流木が引っかかっている。これは落水したくない。

 

2日目。5mの滝でトラバースチキンレース。

思い切りが必要。遅いと足がさらわれる。

 

エンドー君撮影。両門の滝釜ノ沢側とニキさん。

幅が広い。滝の落ち口がびちょびちょしていて、緊張した…。

 

ニキさん撮影。最後の詰め。迷い沢手前。

どんどん標高を上げていった。

 

【沢登り】泙川湯ノ沢

2025年5月30日 - 6月1日

ルート:奈良ゲート前 - 三俣沢 - 湯ノ沢 - 泊 - 折り返し

参加者:入江・桐林・[ニキ・ハマ](フリー)

 

ボルダリングジムで、沢靴買え買えのラブコールをし続け、ハマ氏を沢へ誘いこんだ。

釣りも好きで、料理もできる、仕立てあげるのに良い逸材のため、張り切って入江氏と沢へ行ってきました。

 

1日目:

1日目雨予報のため、ゆっくり出発。

入渓地点の平滝の学校跡地を11時前に立つ。

堰堤の微妙な高巻きに、久しぶりにビビる。

その後は、懐かしい沢の雰囲気に浸っていたのも束の間、雨がポツポツ落ちてきた。

 

なんとなく足取りも遅くなり、どんどん雨が強くなってきた。

あれ、寒い?

ラバーソールを履いてきたのを後悔した…。

言葉を交わす時間も少なくなり、まだかまだかとテン場まで足を前に出すもフラフラ。

結局、寒さにやられ、途中で泊。

濡れ濡れの落ち葉の上に、今晩の宿を決めた!

ここ最近で一番、不安な夜。焚き火もなし。寒い。あぁ。

でも、着替えをして、乾いた服をきた時の幸せと言ったら、他に比較できないほどの恍惚とした瞬間。

とっておっきの乾いた手拭いを取り出すときの瞬間!

屋根があるだけ、まし!

もう飲め飲め!料理人がいると、本当に楽しいね。

 

2日目:

6時半起床。珍しく、入江氏がもう6時過ぎてると起き上がるほど、寝ていた。

10時間以上寝ているのに、まだ眠い。

ゆったり朝ごはんを食べ、行けるとこまで行こうと、出発。

誘ったので、お手本を見せるために濡れた服を率先して着た。

この朝の瞬間、脳裏にまたかぁと、いつもながらフラッシュバックする。

11時前に折り返そうということで、そこまで詰めることもなく、折り返す。

 

初めての沢にしては、華がなく、ジメジメと寒い沢となったが、

満足そうにしているハマ氏をみたため、よかったと思いながら、帰宅。

 

雨って本当に寒いね…。後、防寒着はあったほうが幸せ。

 

三重泉橋 アッツアツの夏なら飛び込みたいね

 

入渓後、沢の雰囲気が両外に迫る

 

雨がポツポツと。写真で表せないコントラストで、渓相を味わう。

ただ、そこにいるだけでいい。ただし、なるべく、晴れがいい。

 

朝、明るい天上。寒くなければ最高

 

帰り。雨がないためルンルン。

2泊3日なら、皇海山。沢からたどるスカイサンなんて、いいロマンスだね。

 

 

【山スキー】針ノ木大雪渓 針ノ木峠 2025/05/24

2025年5月25日土曜日

ルート:扇沢駅 - 大沢小屋 - 大雪渓 - 針ノ木峠 - 右岸赤沢出合付近まで滑走 - 扇沢駅

参加者:入江・桐林

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またしても天気と睨めっこ。

先週の富士山で終わらすのには、不完全燃焼。

前会長の小暮さんより、次は針ノ木?とのメッセージで、決定。

土曜日の午後から天気が崩れるということで、扇沢駅4時集合。

 

出発前にトイレで出会った3人組の方と針ノ木峠で話したら、元太田山岳会のお二人と判明。

滑走では、距離をとりつつ一緒に楽しんだ。

 

 

4時45分ごろ出発。

川沿いの雪はないよねーっと思い込んで、大沢小屋まで夏道。

あれ、川沿いに人が?

川に降りて行き、話を聞いてみると、右岸側でかなりシール歩行できるよ、とのこと…。

朝出会った3人組は遥か先に登っていた…。来週あたりから夏道だよ、と教えられた。なぁーんだ。

 

マヤクボ沢出合まで、ドシドシ登っていく。2220m付近。

大休止。

 

マヤクボ沢、かなり急傾斜で、雪はついているものの、

先行者が針ノ木峠に行っていることもあり、みんなに倣い、峠へ。

 

急だが、なんとか、シールで峠を越した。

キックターン、左足が下手くそ。

 

4人の方々が、私たち2人を迎えてくれて、順次飛び込んでいった。9時30分。

遅れるな!っという気持ちで休みも早々すませ、峠の鞍部から、ドロップ!

反発が強い雪に、足がおっととっと。

 

3人組とまたあい、フラフラしながら滑り出したところ、濃霧の滑走へ。

視程は15mほど。時々、掛け声をかけつつ、左岸にデポした靴を救出。

 

その後は、右岸の残雪の壁をトラバース。

11時過ぎごろ、駅の駐車場へ。

夏道の藪を思うと、来たことを後悔したが、なんてことはない。気持ち良い滑りで今シーズン終了した。

 

 

帰り際ラッピーに寄ったら、ディナフィットの前シーズンモデルの靴が激安。

2人で衝動買い。色違いのオソロを買ってしまった…。

 

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針ノ木峠 滑走開始!桐林

 

富士山の方が気持ちよかったと、言っている入江氏

 

夏道ワル!!ただ、右岸側を歩けるの知らないだけの2人

 

気を取り直して、シール歩行

 

北アルプス!霧が迫ってくる

 

左に針ノ木峠 右にマヤクボ沢

先行に3人組と、先週大沢を滑ったというソロの方

 

元太田の方と、フリーの栃木のスキーヤー ターンキメキメだった!

 

降りてきたら、こんな感じ。

登りで使ったことがない道でこの滑走だったら、最悪。

 

3人組に添いながら道を教わった。こっちからだったら、もっと快適だったな…。

 

 

 

 

【山スキー】富士山 須走口 2025/05/18

日付:2025/05/18

ルート:須走駐車場 - 須走夏道 2550m付近 - 本7号目

参加者:入江・桐林・[ニキ・ミズノ](フリー)

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GW後の土日に富士山を狙うも、天気が悪いため、3週目の日曜日になってしまった。

この日曜日も前日は大雨。天気が良くなったり悪かったりと、今回もダメかな…。と思っていたが、晴れに。

何度も来ているためあまり情報を集めなかったが、7号目あたりまで夏道でどんどん上がった方が良さそうだ。

 

2500mから無理やりシール歩行したため、思ったより時間がかかり、タイムアウトで3150m。

本7号目と7号目は良いが、それ以外は修行。

滑走に慣れていない場合、細かなターンが難しい幅が狭い湿雪。しかも地雷がある。

遅くなったら、富士吉田がいいのかな?

今シーズンがこれで終わってしまうのは、悲しいので、来週は針ノ木を計画。

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2025/05/19 山中湖長池

 

 

 

2500m付近。5月の初めだと、ここからシール歩行。写真は下山時、今シーズン最後はこれでいいのか?

 

2500m付近。しょうがないので、左の尾根手前をシール歩行で始めた。

ただし、シールを考えると、躊躇する。

 

思ったより滑れないと思えど、せっかくなんで。靴をデポ これ以降あまり写真がない。

 

2800m手前 下は7号目。角度があっても、シールがよく効く。

 

 

3000mを超え、後少しで本7号目。3150mで終了。13時。

 

本7号目から、7号目までは気持ちよく滑れた。

一旦板を外し、夏の下山道まで戻って、細かく刻んだ。

 

右側の三角ピークが3300m程度。雪が切れているのがよくわかる。

幻の滝方面に滑り込んだ方が良さそう。

 

あぁ…と思いながら、滑って下る。

 

地雷を避けながら…。

 

 

【山スキー】利尻山 4/30-5/1 鴛泊より 敗退

2025/04/30 - 05-01

ルート:

-2日目:境事務所 - 青森 - 函館 - 黒内町

-1日目: - 稚内

0日目:- 稚内 - 鴛泊 - 北麓野営野営場 - 530m 

1日目:530m - 長官山東北右俣 - 1100m 滑走 - 出合 - 長官山東北左俣 - 1050m 滑走 - 530 - 鴛泊港

参加者:桐林

 

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会津駒ヶ岳下山後、天気と睨めっこ。5/1が確実に天気が良さそう。

八甲田、羊蹄山を予定していたので、まさか、利尻山はアリじゃないか?

ということで、利尻山へ行ってきました。

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-2日目:

境の事務所(群馬県伊勢崎市)からううう…っと言いながら青森港へ。行き当たりばったりなので、陸路で。

青森 - 函館館は、かなりの便数があるフェリーがあるため、難なく乗り込める。

※青函フェリーがお得!!津軽海峡フェリーに騙されるな!!(Googleに導かれた!2万円ぐらい…高い)

みんなで作る車中泊マップで良さそうな黒内町で車中。

 

-1日目:

またまたううう…っと言いながら稚内へ。英気を養うため、奮発して旅館へ。

4/29だったため、victoriaに行き、肉を食べ、就寝

 

0日目:

朝の一便を見送り、お昼頃鴛泊に到着する船に乗り込んだ。

到着後、ふらふらしつつ北麓野営場に向かうも、街中を散策したら、セコマ!!

セコマで腹越しらし、野営場へ。

野営場に着くと、長野から来たランクル夫婦と談笑。スキーヤーが少ないですね、と話した。

また、管理人と思しき方に見送られ入山。

溶けた雪の雨に打たれながら、ベースとなる500m付近を目指した。

ベース設立完了後、長官山東北右俣へ。ホワイトアウトのため、750mまでで上げた後、滑走。

 

1日目:

眠れず早々出発5時過ぎ。

クラストした右俣へ行く。斜度が増してきたため、浅い入りのクトーだと微妙と思いトラバースし、夏道の尾根へ。

800m程度からシートラ。

なんか風が強い?板のせいでそう思うだけなのか…

長官山までがやけに遠いように感じる…

風が強いし、上はもっと強いのか…途端にやる気を失っていった。山テンで5m/sでしょ…。

そうは言ってももう少し登ろうと、長官山手前までいった。

しかし、遠いなぁ、もういっそう降りようかという悪魔の囁きが頭を往復していく。

長官山のピークを見た瞬間、あぁ、遠いなぁ。担いで行くのかと、思うとさらにトーンダウン。

体力がなくなった?

思い切って滑り降りることに。1150m。

 

8時手前。朝が早いこともあって、クラストのバイブレーション。慎重にいき、湿雪斜面。

せっかく来たのだからと、左俣も偵察。

稜線上に長野の夫婦らしき人を確認。

前日のシュプールも1200mの沢地形についていた。

こちら側の方が藪漕ぎもほとんどないが、痩せ尾根の登高。

息が荒い。

体力が無くてもゆっくりいけば、登頂できたのではと迷いが出始める。

決めたのだから…。

1050mぐらいの僅かな尾根状を滑走。斜度30度を超えていたため、ビクビクしながら突っ込む。

スケールの大きさにやられてしまったか…。

 

技術的には問題ない。

ただ、もしもを考えて、悪い方向へ行ってしまった。

 

やり切る、時間をかけても、登頂する意識が足りなかったと思う山行でした。

 

途中をトラバースし、夏道の尾根へ。800m。

風が強い…。一気に気持ちが冷めてしまった。上はもっと強いのか…。

しかし登頂して降りてきた方に聞いたところ、穏やかだったとのこと…。頭をもしもが往復した。

わからないものだ…。スキーを背負わず、登頂だけでも…。

 

朝、ベースから、見た長官山北東右俣 長官山の頂上はさらに奥

 

長官山北東右俣。途中、トラバースし夏道へ。

1150mの頂点から少し下り、滑走。なんとも言えない気持ちで、降りた。

奥には北峰が見えた。遠いなぁ。

 

せめて次の機会にと、左俣も偵察。

こちらからの方が上りやすそうだが、滑走はかなり斜度がある。

結局、あまり詰めず、1050m、長官山の左から3番目のコルから滑走。

湿雪特有の斜面のズレを感じながら、終わりかぁと後悔めいた気分に支配されながら、降りた。

 

鴛泊港から見た利尻山は、憎たらしいほど晴れ上がり、どうだと言わんばかりの姿。

体力を戻し、スケールに圧倒されない経験を身につけてから、再挑戦したい。

そう思えた初めての山になりました。

 

【山スキー】春合宿 会津駒ヶ岳 4/27 - 28

2025/04/27 - 28

ルート:

1日目:駒ヶ岳滝口登山口 - 駒の小屋 - 会津駒ヶ岳 - コル - Drop - 山頂 - Drop 

2日目:山頂 - Drop - 1900m - 滝口尾根 - 滝口登山口

参加者:入江・桐林・[佐藤夫妻・阿部G] (大間々)

 

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八甲田を計画していたが、東北・北アルプスともに大荒れ注意報のため、断念。

転進先を探していると、会津駒ヶ岳の名前が上がった。

当初は蓮華温泉の計画を持っていた大間々の方々と一緒に、会津駒ヶ岳に行くこととなった。

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1日目:

境の2人は、事務所から2時半ごろ出発。

滝口の駐車場には、6時半到着。下道が2時間半と、アプローチが大変だった。

大間々の方がとは、7時手前に合流。

7時半ごろ出発。

 

最初のショートカットの谷地形は、上部が薮となり格闘。

林道と離れるところで会った女性集団に、ちょうど尾根に上がり終えたところで会ったところ、

「私たちの方が速かった!」と言われてしまった…。

 

その後はシール歩行をしたが、雪が滑る滑る。

2ヶ所微妙な急登があった。

 

最初の直登を思い出すと、徐々に標高を上げていく尾根上はとても快適であっという間に小屋へ。

12時ごろ小屋下の平地で、40分ばかり大休止。

春のほのぼのした太陽の下、なんでもない話で、山を満喫。

 

頂上は30分ぐらいで到着。北面の沢へ飛び込む予定だったが、

北斜面のグライドクラックが見られていたため、ルートを変更して南面をドロップ。

ジャンキーの後先考えない滑走で結局ボトムまで、落とした。1800mまで。

14時過ぎに滑ったため、コントロールしやすい、斜面だった。良かった!

 

せっかくだったら、頂上からドロップ!という掛け声で、入江氏と一緒になってもう一回。

 

2日目:

強風予報だったため、朝はゆっくり。

8時半ごろ出発。入江氏と桐林は、やはり山頂からドロップということで少し上げてから、落とした。

昨日のボトムから沢へトラバースと考えていたが、クラックやデブリが見えたため、1900mぐらいからトラバース。

150mぐらい落としながら、滝口の尾根に復帰。

大間々の方々と合流。

 

ヘリポート下の1200mで、終了。

トボトボシートラで降り、11時手前に登山口へ。

 

お疲れ様でした。

 

山頂コルから沢に向かってダイブ

 

シールが効きにくい斜面で悪戦苦闘

 

右には山頂。優雅な斜面だ。

 

小屋をバックに大間々3人衆 小屋は素泊まり!人気みたいです!ビールありました。

 

ドロップ前の佐藤夫妻。バックに燧ヶ岳。

 

【山スキー】尾瀬横断 (至仏山 - 燧ヶ岳) 戸倉起点 20250322-24

2025年3月22 - 24日 土日月

ルート:

1日目:戸倉駐車場所 - 津奈木橋 - △1867m - オヤマ沢田代 - 至仏山  ムジナ沢手前尾根 - 山の鼻 泊

2日目:泊地 - 牛首 - 龍宮小屋 - 見晴十字路 - 段小屋坂 - 沼尻平 - 尾瀬沼ビジターセンタ周辺 泊

3日目:泊地 - 浅湖湿原 - 長英新道 - ミノブチ岳 - 俎嵓 - 鞍部 - 泊場所 - 尾瀬沼山荘 - 三平峠 - 一ノ瀬休憩所 - 大清水小屋 - 戸倉駐車場

参加者:入江・桐林

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八甲田を計画していたが、強風のため断念。

入江氏がヤマテンを見ると、尾瀬だけ風が弱い…。

 

尾瀬に呼ばれている…奇しくも、去年と同じ週に尾瀬か…。

 

2年越しの夢の尾瀬横断。

尾瀬を代表する2山を結びつける山行をしてきました。

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1日目:

境の事務所を後にし、戸倉駐車場所を9時ごろ出発

途中までは歩き。林道が屈曲する手前で除雪が終了。そこからシールウォーク。

クロスした1人目は、スプリットボードで平ヶ岳、1泊2日!?

2人目は、奥利根横断 2泊3日!?

あれ?尾瀬横断のロマンティックさが際立ってきた。

津奈木橋に11時。そこから△1867mを目指し、登高。

地形図よりも、悪くない登り。スノーシューとスキーヤーのトレースあり。

 

至仏山を滑降する人はもういない。稜線を詰めて行ったが、人を目撃することはなかった。

ドキドキしていた子至仏のトラバースは、なんてことはない。

2本伸びていたが、経験通りあまり標高を上げずコルに。

その後は、いつものことながら爆風の中、感動のフィナーレ。

どうしてだか、この最後の詰めで、It's my life と口づさんでしまうが、

Bon Joviみたいなロックじゃない、もっとスイートなカントリー調な歌があったらと、思うんだ。

 

至仏からの景色、至仏までの景色が最高。

 

至仏山登頂15時半。

その後はお待ちかねムジナ沢手前尾根の滑走。

気持ちいい滑走とは言えないが、カリカリとたまにあるミルキーな斜面で、遊びながら山の鼻へ。

最後の林を抜け切った時の、開放感、着地感が、あぁ、ついに尾瀬ヶ原へ着陸したんだなぁ、と頭いっぱいに広がった。

ロッキーポーズ。

 

 

2日目:

余裕をかまして、7時出発。予報だと風速が強い、確かに周りの山は雲隠れ。

お待ちかねの尾瀬ヶ原、横断。

スノーモービルは牛首後ろを行っているが、迷わず中央突破!!

と、まさかの、川が見えていて、しかも橋は板が外れされていた…。

恐る恐る乗ったものの、滑る!?

怖気付いて、回り込むことに。川を横断できるところ探せど探せど、迷宮入り。

素直にモービル跡を行けば良かったと、後悔。まさか川が出ているとは…。

 

龍宮小屋で休憩後、燧ヶ岳へ向かうも、また川。そして橋は、三角屋根で渡れない…。

モービル跡をゆく。

当初の予定だと見晴付近で泊予定だったが、時間もあるため尾瀬沼まで伸ばす。

この夏道が意外と悪く、トラバースがずっと続いた。

疲労感で感情もなく、尾瀬沼に到着。

 

後は尾瀬沼を突っ切り、尾瀬沼ビジターセンタ方向へ。

泊地には、15時半。

 

 

3日目:

寒い…。水も凍っていた。7時出発。

浅湖湿原を突っ切り、ふにゃふにゃした沢沿いをこんな感じかな?と、進み長英新道へ。

曖昧な尾根に乗り、標高を上げていくとようやく合っている実感が湧いてきた。

一箇所急登があり、シールのまま直登。風は強くないが、気温が低く、斜面は硬い。

ミノブチ岳手前から、シュカブラが現れた。

右手には三角点がある俎嵓。あれ、急登。アイゼン歩行と思っていたが、ドキドキしてきた。

 

鞍部に到着し、一休み後、登頂へ。

近くによれば、角度はそこまでなかったが、2カ所ほど蹴り込んで這い上がった。

ウィペットだけだと心許ない…。

30分もかからず、山頂。風が強い。10時半。

早く安全地帯にと、握手の後は、さっさと鞍部に。

 

緊張と弛緩。

 

至仏山と燧ヶ岳の登頂で横断は完成。

そこから、長英新道を遊びながら滑走。

角度が無くなってきた後は、必死のポールプッシュ。

スキーを外さず、浅湖湿原に。

 

泊地を後に、尾瀬沼小屋方面へいくと、目の前に人!?

ヘリで荷物を運搬していたのか、小屋の従業員がいた。

尾瀬沼小屋には、雪下ろしをしようとしている別の従業員がいた。

挨拶もそこそこに、三平峠へ。

ここから赤テープと赤布、赤スプレーを目標にして歩いて行った。

最後の急な登山道は見送り、電柱を回り込んで尾根を滑走した。

ある程度標高を下げたら、沢地形を下げていき、微かな登山道に合流。

その後は林道に到着。

 

何も言わず、ポールプッシュ。

15時大清水到着。思ったより早かった。

この後、地獄の歩き、2時間。

17時過ぎ、戸倉駐車場所へ。

 

ふにゃけた2人。

やり遂げた安堵感に包まれながら、花咲の湯へ。

 

最後はやっぱり、事務所で会長とお酒。

気持ちよく、平らな場所で、眠れる幸せ。ありがとうございました。

 

 

1日目 津奈木橋 慣れてきた?意外と早い11時

 

小至仏のトラバース 左手から駒ヶ岳と尾瀬ヶ原、そして燧ヶ岳

 

上州武尊山と 山頂付近の蛇紋岩を バックに入江氏

 

 

至仏山 山頂 と 桐林、SLAYr114. 後には新潟と群馬の県境の山々が 15時半

 

至仏山 山頂 と 入江氏、ラスラー。右手の奥は平ヶ岳

 

至仏山山頂から、燧ヶ岳方面 これを今から横断する

 

山頂から回り込み ムジナ沢手前の尾根上を、山の鼻目掛けて滑走 16時に近かった

 

牛首の突端を行こうとしたら…

 

牛首手前の橋の板がない…まさかね…

 

景観山 ケイズル沢…気持ち良さそうだが…

 

意外と2日目後半は天気が良かった 尾瀬沼を横断 今晩の宿はもう少し 15時

 

 

3日目 これから長英新道で頂上へ出発 7時

 

鞍部にスキーを置いてアイゼンで

 

燧ヶ岳山頂 俎嵓 10時半

 

二箇所ほど、蹴り込んで這い上がった…ウィペットよりピッケルの方がよかった

 

宿を片付けて尾瀬沼を横断 尾瀬沼山荘手前で振り返りパシャリ 13時

 

三平峠を越えて、林道合流後はひたすら渾身の滑走 15時手前に大清水

この後、歩き2時間…でゲートに。

 

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