【(山)スキー】富良野スキー場
2025年12月7日日曜日
エリア:富良野スキー場
参加者:桐林
三段山へ登って、吹上温泉に入って、楽しい日帰り山スキーにするつもりが、
山を目の前にして、シールを忘れてしまったことに気がついた。
しかも、晴れている…。十勝連峰よ、なぜ私を見捨てたのか。
久しぶりに、自分の行いに腹が立って仕方がない。
しょうがないので、富良野スキー場へ。
街に近いため、アクセスはすごくいい!
ただし、前日に溶けた雪が凍り、直線の国道でさえ、真っ直ぐ走れない。
最上エリアのリフト停止中。
ボーダーがジャンプ台を作ってあの独特なハッピームードを作っていた。
そしてこの横をザックに板を挟み、3回ほど黙々と通り過ぎ、リフト頂上へ
標高差は160m程度。
リフト直下の非圧雪を豪快に回して斜面を崩した。
湿り気を帯びているため、抵抗感があるものの、幅がある板であれば、コントロールしやすい。
ケバ立った板って、濡れがあると後傾で滑るしかないことを体感した。これだったのね。
最後の1回。
14時を回る頃、雲に包まれいつの間にか雪から雨に。
冬の雨は、立ち向かわない。滑った後、そのまま下山。
板のメンテナンスが重要なことを、下半身の疲れで知りました。
板の幅があるほど、この抵抗感が強くなるんだろうな…。
それにしても、海外勢が多いこと。
【山スキー】202511/29-30 三段山
2025年11月29, 30日土日
ルート:
1日目:吹上温泉 - 1540m(3段と4段の間) 往復
2日目:吹上温泉 - 頂上 往復
参加者:桐林
北海道の標高が高い山は、どこも悪天候。
山テンも大荒れアラートを出していたため、標高を下げて十勝岳のとなり、山スキーの聖地、三段山へ。
駐車場到着時、お隣はまたしても聞き覚えのある声がする北大のワンゲル?ソワソワ早めに準備し、先行。
2年前にも北海道遠征時に記録を書いていないが、悪天候で1400m付近でリタイアしている。
1日目もリタイヤとなったが、
2日目は山テンの情報をもとにヘッデンスタート。視界が悪くなる前に標高を上げる作戦。日中は雷予報。
1日目のトレースを使い、どんどん標高を上げていったが、1日目の折り返し地点よりガスの中に。
突発的な風速は、1日目の比ではなく、撤退が明滅した。
だが、鹿島アントラーズの勝ちにこだわるというラジオの話に感化され、待てば視界は広がる、そう言い聞かせちょっとずつ進んだ。
北海道の森林限界が本州と比べてみても低い。
悪天候だと、ぽっと軽く山の中に入ったつもりが、身も心もブルブル震える強風と視界の悪さ。
ゴーグルと目出帽の隙間が、痛い。
ストックの先端を雪面に刺し、カニさん歩きで山頂から下降していた時は、
頼れるものがストックの黒い穴の距離感。心細さでドキドキした。
北海道、寒いですね!
1日目2段目の上?から吹上温泉方面を見る。
まだダケカンバ?が寝ていず、尾根に上がるのに難儀した。視界が悪すぎて写真がほとんどない。
1540m付近でリタイア。暴風雪で視界不良。
山頂。北海道来てからまともにピークを踏んだのは久しぶり。
ここから降りていくにも、視界が無さすぎて、シールをつけたまま、カニさん歩きで下降。
約50m標高を下げたのち、ハイマツのオブジェを目標にトラバースジグザク滑走。
黒いなんとなく距離感がわかる。
ある程度視界が回復し、ハイマツの凍ったオブジュがなくなり、比較的コントロールしやすい斜面1400mまで、シール滑走。
結局、美味しいパウダーは、下部のみ。上部は風が強すぎて雪が飛んでいるか、重い雪になっている。
山頂から稜線。よくわからないが、フィルム写真のような質感。
【山スキー】2025/11/23 - 24 旭岳
2025年11月23日 - 24日 日・月曜日
ルート:
1日目:旭岳ビジターセンタ - 石室
2日目:石室 - 金庫岩 - ビジターセンタ
参加者:桐林
前週に引き続き、旭岳。
土曜日の札幌国際にデビューで、下半身がボコボコ。
肉離れってこんな感じなのか?っというぐらい、筋肉が剥ぎ取られるような痛み。
登りの筋肉は違うと言い聞かせ、出発しました。
1日目は、標高を上げて1泊。やはり視界が悪いため、1700m程度で折り返し。
2日目は、視界待ち。9時でダメなら降りよう…と準備していると、どんどん霧が下の方からひらけていく。
いける。
こんな感じの尾根だったのかぁ…。
金庫岩までは、ひたすら登り。
それ以降は、板を外さないと、夏道を逸れてしまうため、回り込むように登り上げた。
旭岳まで、標高差90mぐらいだが、強風。
いや〜これは、苦行だ。
どうしたものかと、小休止。
雲が流れ視界が悪い時間が長いことに、不安を覚え、ここでリターン。
安全を見て金庫岩下までの下りは、アイゼン歩行。
それ以降は、ほぼずらしで一気に1700m。
石室でワンゲラーを讃え、ひとっ飛びに、ビジターセンタまで。
姿見から下は、湿雪の重い雪でした。
天気が悪くないと、軽い雪質がすぐに変わるようです。
金庫岩から旭岳頂上方面
20分ぐらい休憩も兼ねて視界が安定するのを待っていたが、強風で寒い。
どうせ滑れないのなら、ここでリターン。
2000m付近から、旭岳山頂方面
北大のワンゲラーが北尾根を進むのがわかる。朝の霧の中、よく行った。
降りてきてからの旭岳。
遅く入山が正解でした…。
【山スキー】旭岳 1800mまで
2025年11月15日土曜日
ルート:旭岳ビジターセンタ - 天女ヶ原-姿見の池-1800m地点
参加者:桐林
ーーーーーー
今回は、頂上を目指す!
勢い込んで行きましたが、視界不良とやや強めの風で撤退…。
ーーーーーー
朝7時半ごろビジタセンタを出発。
先行者がいる…早い。
誰だ誰だとスコスコ進んだところ、学生さん。
先頭集団に、夏道への分岐手前で追いついた。
泊装備とのこと。帰りに姿見の池であったところ、先頭集団は北大のワンゲルと、山岳部。
あれ?ワンゲルの方が強いね!っと言ったら、あちらは1年生がいるとのこと。
明日、ワンゲルは崖尾根から登頂予定。(ガケ尾根は、夏道の向こう側の尾根。地獄谷の右俣側の尾根)
学生楽しそう!!
姿見から上は、視界不良だが、なんとか行けるかな?
ハードバーンと地雷だぁ…。視界がどんどん悪くなる。
滑れる幅も少なく、尾根が痩せてきたら帰りはつぼ足かな…。
見えない。区切りがいい、1800m地点ということで、滑走。
滑走も楽しいことはなく、ひたすら転ばないように慎重に。
姿見の池より下は、やっと楽しい滑走。
弩POW
この時期にこんな滑走が味わえるなんてて…
下半身の筋肉痛は全くない。
楽しい旭岳でした。来週もここかな!
頂上折り返し。
夏道の緑ロープについた雪を払い目印に。
滑走終了
パドルクラブのチューンナップ(DOWN HILL)出したら、ストラクチャー入ってクロスになっちゃった…。
今まで何にもない状態だったから、シール貼り付きが良かったのか、納得。
途中でシールが半分お釈迦。
滑りは楽しいけど、剥がれやすくなっちゃったかな…。とほほ。断然滑りが良くなったよ。
【山スキー】旭岳 天女ヶ原 姿見まで
2025年11月8日土曜日
ルート:旭岳ビジターセンタ-天女ヶ原-姿見(往復)
参加者:桐林
今シーズン初のスキーは、旭岳。
夏シーズンは、滑走道具を持ってロープウェイ乗り込みは不可。
7時半ごろより、夏道に忠実にシールハイク。
薮がうるさく、昨日の雪の下に氷化した層があり、登りづらい。
12月ごろには、快適に登れそう。
夏道をと思っていたが、駅に乗り上げる道が狭く薮がうまい具合に立っている…。
一昨年はスキーコース方面から、ロープウェイと交差して時計回りに回り込んでた。
帰りが大変…。12月までの辛抱。
姿見に上がる手前は、両壁が迫っている函地形。
遠くから見たら急角度と思って気持ちが悪かったが、緩いため難なく直登できた。
いつも旭岳は風が強い。
どうせ滑れないしと、姿見から折り返した。
薮地雷があるものの、重い新雪?のターン。
久しぶりに味わった下半身の筋肉痛に、今後期待です。
姿見から旭岳 風雪が舞い上がり、風が強い
姿見より、この方向にダウン
降りてきて、ロープウェイ駐車場より
【山スキー】Sealy Range「Muller hut」 in New Zealand
2025年8月22, 23日
ルート:
1日目:White Horse Hill Campsite - Sealy Tarms - Muller Hut
2日目:Hut - Mt. Oliver 西尾根 - Hut - White Horse Hill Campsite
予定だと、annette Plateau まで行く予定だったが、中止
参加者:桐林
-------------------------------------------------------
海外登山の心の障壁をとってみよう。
どうせならスキーで!
南半球のニュージーランド。どうせなら、最高峰のAoraki / Mt. Cookを見れる場所。
NZAC発行のBackcountry Ski-Touring in New Zealand level 3のルート、SR1 / 2で紹介されているコースを立案。
現地に行ってみると、SR2の Annette Plateau を行ってきたパーティはハーネス / ロープ / アイスアックス所持。
トラバース区間を見て、1人での脱出はハイリスクと判断し、 Mt. Oliver 西尾根からスキー滑走となった。
---------------------------------------------------------
-2日目:成田 - オークランド - クリストチャーチ - レンタカー - ホテル
-1日目:ホテル - 航空博物館 - オプハ湖
0日目:オプハ湖 - Mt. ドブソンスキー場 - プカキ湖
1日目:
プカキ湖周辺で車中泊。一旦、名前の響きが良いTwizelの公衆トイレとコンビニ戻ってから、Aoraki Areaへ。
どんどん近づいてくる景色に圧倒され、俺は本当に行くのか?とドキドキしてくる。
その逡巡した気持ちを確かめるため、
Kea pointと呼ばれる Aoraki / Mt.cookと Hooker Gracier, Mt. Seftonの壮大な景色を見に行った。
取付きもほとんど雪がなく、取付き900mから、6, 700m以上あげないと雪はなさそう。
ダメなら帰って来ればいい。
Visitor center of MCK (Mt. Cook Village)に寄り、宿泊代を2日分払った。(55 NZD / night)
スタッフによると、いっぱい上がっているよ!と言われ、勇気づけられた…。
2時間前に、積雪があるSealy Tarnsに到着ここから、シール歩行。
稜線に上がるスティープなところは、板を担ぎ上げ、アイゼン歩行。
途中から一緒に登った二人組に、ここ滑るのか?聞かれたが、まぁ良くないけど、滑れそうだ。と答えた。
稜線に出て、15分ぐらいで、Muller Hutに到着。14時過ぎ。
人はいないが、寝袋で場所どりがされていた。
しばし、一緒に登ってきた二人組と喋る。
後から、アメリカ人の英語教師が単独で上がってきた。
その後、若者スキー集団が降りてきた。 Annette 方面に言ってきたとのこと。
ハーネスとロープ、アイスアックスを持っているためびっくり。
念の為持っているんだとか。
特にやることもないためフラフラしながら、過ごした。
2日目:
英語もっと喋れれば良かったなぁ、と思いながら、孤独な夜を過ごし、朝早く出発。
暗すぎて、Oliverの尾根に上がりすぎた。
尾根を越すと、Annette Plateau, Muller Gracier が見渡せた。
これ、いく?
クレバスあると、終了だなぁ…。
辞めておこう…。トラバースが続くライン。もう1人いれば…。
そうと決まれば早く降りてしまおう。
muller hutに降り、どうしたの?と聞かれ、1人だとリスク高いから辞めたよ。っと言うと、
You made a good decision.と、アイリッシュ系の女の子に言われた…。
ここで担いだまま降りると、スキーを持ってきた苦労はない!と喝を入れ、Campsite方面にダイブ。
アイゼンで登ったスティープな面はどうにかOK。
硬い面と申し訳程度の吹き溜まりの交差にビビりながら、200m弱降りた。
あとは、なんとなく、ニュージーランドに受け入れられたような気がして、寂しさを感じながら一歩一歩降りた。
ビジターセンタで返金してもらい、そのまま、クリーンズタウンに直行。ハカ ロッジ宿泊。
以降おまけ
3日目:Remarkable スキー場 - ハカロッジ(マネージャーが日本語喋れる / 居心地がいい / 54 NZD)
4日目:クリストチャーチ - センターオブコロンボ ( 韓国オーナ お風呂付きで 100NZD安い!)
5日目:クリストチャーチ散策 無料の美術館がいい - レンタカー返却 - 国際局地センタ - LyLo 宿泊 (37NZD安い / カプセルタイプでよく寝れる)
6日目:クリストチャーチ - オークランド - 成田 - 帰着 (2025/08/28)
書籍紹介:
Backcountry Ski-Touring in New Zealand
https://alpineclub.org.nz/product/386
53.5 NZD + 送料(メールでどのパッケージで送るかやりとり必要)
Muller Hutより。Aoraki / Mt. cook, Hooker Gracier
険しい。
オプハ湖より、Aoraki方面とレンタカーのアウトバック。
あそこに行くのか…。
積雪があるポイントから、稜線を見上げる。
2日目は、ここまで滑走。最後の稜線まで、シール歩行可能。
途中で降りてきたソロはpretty goodって言ってたけどほんとかよ。カチカチだったぞ。
Muller Hut より、Mt. Sefton 氷河がすごい。
Muller Hut から唯一撮ってもらった写真。もっと、話しかけて写真撮って貰えば良かった…。
沈む太陽、Mt. Sefton と Muller hut
夏は予約がほぼ取れないらしい。
Mt. Oliver 西尾根を超えて
Annette Plateau と、Hooker Gracier
左からのスカイライン2つピークの鞍部までの予定だったが、中止。
この日は、3人組が上がっていった。1人は微妙…。
おまけ:
Dobson スキー場(テカポ湖より1時間)
ニュージーにしては安い1万円リフト代。
雪が硬いのに、周辺の標高差50 ~ 80mの山へ登り、ドロップしてくるキウイ人が多い。
この雪質を滑ろうと思うのかよ…。
Remarkable スキー場 (クイーンズタウン)
1万5千円リフト代
初心者向けとして紹介されているが、超上級コースあり。
ここを解放していいのかと思えるほどスティーブで岩が露出するラインあり。
もちろん、自己責任。
近くにあるMt. Double Coneのシュプール跡に、ハイレベルなラインがあった…。
キウィ、恐るべし。
Wye Creek Route に入り、適当に山を滑るのも楽しそう。
感想:
初の海外スキーとなり、技量というよりは、未知への恐怖が多くあった。
レンタカースタッフの英語の電話に心が折れ、
全く理解できないキウィイングリッシュに、ただただ俺大丈夫か?と憂鬱な気分。
ただ、レンタカーでのドライブは最高で、今回の1500kmの旅は、日本にはない景色を楽しめた。
NZ最高峰Mt. Cookの近くで山スキーを目的に企画したが、一緒に行ってくれる人が切実に欲しいと感じた。
氷河の通過やプラトーの隠れたクレバスを思うと、ニュージーでのスキーマウンティングは、ロープが基本のようだ。
クォークを持ってきている現地人を見て、恐怖心が増した…。
アマゾンプライムで公開されていたSYMPHONY ON SKISにいつかは行ってみたい。
【沢登り】虎毛山「皆瀬川 虎毛沢」
2025年8月12 - 14 日
参加者:入江・桐林、ヤマモト (ホンダ)
ルート:
1日目:国道398 皆瀬川出合 - 虎毛沢出合
2日目:虎毛沢出合 - 赤湯俣沢出合 - 右俣 - ・821手前左俣 - 虎毛山北稜 - 山頂避難小屋
3日目:避難小屋 - 虎毛沢右俣 (下降) - 国道398 皆瀬川出合
------------------------
昨年から狙っていた上の廊下は、天気を考えると危険。
さぁどこへ行こうか。
北海道は天気良し、東北はまぁまぁよし。
易しいところで東北で近い場所。
虎毛山の虎毛沢を遡行し、稜線を歩いて赤湯俣を降りる予定で出発した。
しかし、虎毛山と高松山の稜線の猛烈なブッシュに凝りて、虎毛沢を降りることに…。
-----------------------
1日目:
移動のみ、2時伊勢崎出発。5時すぎに宇都宮出発。
買い出しを考えるとモンベル三郷店に寄ってからスーパーへ。
ゆったり東北に漂っていたら、皆瀬川の林道は予定よりかなり手前に駐車するハメに。
出発しようとしたら、雨が降り出した。
虎毛沢の出合には、1時間40分程度で到着。雨は上がり、宿作り。
2日目:
ひたすら歩き。
沢を見送っていくと、一枚岩の大ナメが次々と現れた。
写真でよく見る、あの赤い模様が一面に広がった空間。
ラスコー洞窟の壁画のような淡い歴史を感じるような床画だった。
ちょこちょこと、小滝や淵があるが、全て易しい。
赤湯俣沢との出合付近は、雨天時に増水すると、心理的にきついへつりになりそうだ。
地図をろくに確認せず、3級程度の8m滝を、ハンマーとハーケンを持ってきた入江氏が、リードをした。
少し進むと、土砂が多く、見えている稜線が左から上がっている?
地図を確認すると、右俣の左俣に入ってしまい、山頂直下に突き上げるルートになってしまった…。
記録にも確かにこんな滝は無かった…。ハンマー・ハーケンを持ってきたから挑戦したさに導かれた形となった。
戻るのも面白くないということで、詰めることに。
途中、10mぐらいの微妙なスラブをヤマモト君がリード。
2本のハーケンだけで登り上がれるハートに乾杯。
地図上の岩場マークは、左壁の泥壁をうまく高巻きできた。
その後は、高度を上げていき、藪漕ぎに…。
久しぶりに負けそうな自分を感じながら、おだててヤマモト君を先頭に詰め、3時間。
避難小屋を見た瞬間の雄叫びを聞いたか!?
ヤマモト君が感極まり、小屋の鈴をカーンと鳴らしたら、お兄さんが1人外にいたそうで、気まずかったとか。
快適に避難小屋で宿泊。平らってスバラシイね。
(過去の渡辺さんと桐林での赤倉沢が、記録帳に記載してありました)
3日目:
親子丼を食べ出発。5時半前。
縦走路を歩き、赤倉沢登山口との分岐点に来たら、まさかの高松山への縦走路が通行禁止。
しかも猛烈なブッシュ。
昨日の藪漕ぎで心は揺れうごき、いや片方に落ちていたが、
ヤマモト君の靴を虎毛沢出合にデポしているため、渋々ブッシュに突入。
蔓が絡まり合い、全然進まない。
当初予定していた虎毛沢の右俣方面に下降することにした。
これもまた、途中から一枚スラブで、ドキドキ下降。3回ほど懸垂下降をした。30m 2本があって安心した。
帰りの沢歩き・林道は、ほとんど言葉も交わさず、下界への思いがどんどん強くなった。
15時ごろ、車に到着。
二百円の元湯共同風呂で、沢の垢を落とし、たむら屋で豚丼と稲庭うどんを食べた。
帰りは、栗駒の横を通り、大崎市の高速へ。
24時前に伊勢崎に帰着。
久しぶりに、心が潰れそうな藪漕ぎで、小屋が見えた時の感動がたまらない。
雲上のオアシスと言われるだけあって、山頂だけ平原、池塘がところどころにあり、ホッとする。
東北特有のなんとも言えない、受け入れられているような山頂がとっても良かった。
今後もこのような山行をしていきたいな、と思わせる沢旅。ありがとうございます。
2日目、朝からアブがいっぱい。ネオプレーン単体はやめた方がいい?
軍手は必須だ…。
赤湯俣の出合の釜ゴルジュ
へつりで遊ぶヤマモト君
大人の夏休みを満喫。気持ちのいいかぜ。
へつりで遊ぶ。
行かなくても左を巻ける
虎毛レッドパターン。
虎毛の由来ってこっちかと思ったが、山体を見た時に沢がまばらにあって虎毛に見えるらしい。
3級程度の小滝。活き活きとヤマモト君に譲ってあげない入江氏がリード。
【アルパイン・縦走】北岳バットレス「第四尾根」・白峰三山
2025年7月26 - 28日, 土日月
参加者:ニキ(豊橋山岳会)・ハマ(フリー)・ヤマモト(ホンダ)・桐林
ルート:
1日目:奈良田駐車場 - 広河原 - 白根御池 泊
2日目:泊 - C沢 - Bガリー大滝 - ヒドゥンスラブ - 4尾根取付 - 終了点 - 北岳山頂 - 北岳山荘 泊
3日目:泊 - 間ノ岳 - 農鳥小屋 - 西農鳥岳 - 農鳥岳 - 大門沢下降点 - 大門沢小屋 - 奈良田駐車場
---------------------------------------------------------------------------------------
北岳バットレスを登って、縦走をしよう。
ふとした会話をきっかけに、荷物を背負って第4尾根に挑んだ。
重い縦走装備だと、落ちはしないと思っていてもドキドキが全く違う。
3,000m級のクライミング、立ちはだかる岩壁に気押されるような高度感。
バットレスを登った後は、高所から広がる景色を堪能!?しながら、白峰二山を超えた。
---------------------------------------------------------------------------------------
1日目:
浜松組は、4時半出発。現地に8時前。
車中泊していたヤマモト君と、パッキングし合い、8時40分のバスで広河原へ。
10時前に出発し、今日は白根御池まで。
重い荷物に喘ぎながら、12時すぎに到着。人でいっぱい。
テントを建てたり装備の準備をして、雨が降りそうな中偵察。
結局、第4尾根のアプローチが不確かなまま、雨の気配に折り返した。
2日目:
0時20分のアラームで起床。
お湯を入れて混ぜるだけのナポリタンペンネとパンを食べ、撤収。
意外と早く歩き出し、2時過ぎ。
暗すぎてアプローチを間違えるかもしれないため、分岐手前で星空観察。
バットレス沢と思っていたところが、C沢の右岸尾根を登っていた。
途中、バットレス沢の右岸尾根に、C沢をトラバース。
Bガリーの大滝を2ピッチで超えた。
その後Cガリーをトラバース。思っていたより安定しており、不安はなかった。
ヒドゥンスラブを越し、取り付きに。ロープ無しでも行けた。
第4尾根取付きは、大テラス。
小休止し、取り付く。ヤマモト君のリードでスタート。
クラックが意外と悪く、濡れているクラックにヒヤヒヤした。
2ピッチ目は、ハマさんとニキさんがリードをして、やさしいクラックをつなげ、微妙なところで終了。
ここから、スピードアップのため、1本ずつのロープで、クライミング。
桐林とヤマモト君で、垂壁の細かいテラスまでリード。
ニキさんがマッチ箱の懸垂点までリード。垂壁の乗越が悪い。超えた先のリッジも高度感でドキドキ。
懸垂後は、寝た壁だが、プロテクションが少ないところをヤマモト君がリード。
最後らへんが変に嫌らしいワイドのクラック。
チムニー手前の高度感が凄まじいリッジのトラバース。
あのギャップは、もう行きたくない…。フォローだが、関係ない。
最終ピッチのチムニーは、ヤマモト君がリード。
荷物を背負ってだと大変だよね…。後続は荷上げしてもらい、フォロー。
やさしい壁を歩き、終了。
20分強歩き、山頂へ14時。
農鳥小屋までいくかどうか迷ったが、
明日の天気が持ちそうなことと、2日目に夕立予報があったため、北岳山荘に泊。
間一髪で、大雨に打たれず、テントを設営。
生ビールで乾杯!高所だと、酔いがすごいね…
3日目:
2時起床。4時前に出発。
ヘッドランプで中白根。
左側に太陽で縁取られた地球が上がってきた。
しばらく、間ノ岳手前の小ピークで、ご来光を仰いだ。
そこからは、めいめい間ノ岳を上り詰めた。
向こうに現れたのは、南アルプスの南部。
農鳥岳のスケール感と塩見の異様な頂上付近の盛り上がり。
広い間ノ岳山頂を後に、農鳥小屋へ。
長い下りの最中、その後また上り詰めることにちょっぴり憂鬱さが掠めた。
噂とは違い、歓迎ムードの農鳥小屋。コーラで補給し、最後の農鳥への登り。
重い背中でどんどん疲労が蓄積していく。
農鳥岳、9時すぎ。大門沢への下降点で大休止。
霧が立ち込めていたのでまさかと思っていたら、雷鳥の親子!?
子供を見たのは初めて!9時40分ごろ下降開始。
11時半ごろ、大門沢小屋に到着。
裏側からの外見だと、やってないのかと落胆したが、休憩スペースに来たら人でごった返し。
大盛りそばを4人で分け合った。めんつゆが美味しい…。ここで泊まりたい。
最後の気合いを入れて、下降。
足がガクガク。
15時過ぎ、奈良田の駐車場、到着。
解放。やり切った。後はお風呂とご飯!
下部温泉のヘルシーSPAサンロードで、どっと安心感が満たされた。
チキン南蛮が染みる…。今回も楽しい山行をありがとうございました。
白根御池へ出発。
ハマさんの星空写真。北岳と天の河。iphone 撮影
Bガリー取付き。中央のやさしいクラック沿いを登る。
ヤマモト君リード。日差しで暑くなってきた。
終了点の右には、イワヒバリの巣が。
Cガリー左沿いを登り、ヒドゥンスラブに。
思ったより悪くない。
ヒドゥンスラブ。
左に逃げて、取付きまで伸ばした。
第4尾根の1ピッチ目、ヤマモト君リード。
クラックの1手の濡れがびっくり。
2ピッチ目。やさしいクラックの上部まで伸ばした。
垂壁の写真がない!マッチ箱の懸垂後、最初のピッチ。
ニキ・ハマペア。
マッチ箱。
ヤマモト君の視点より撮影。
チムニー前のリッジトラバース。
あのギャップ、忘れられない。吸い込まれそう…。
北岳山頂。霧をバックに撮影。
3日目。バックには北岳。火が上がってきた。
間ノ岳と農鳥小屋。
山体が大きい。
農鳥岳、西農鳥岳
【沢登り】笛吹川東沢本流下部(ホラの貝ゴルジュ) - 釜ノ沢東俣
2025/07/19 - 20 土日
ルート:
1日目:西沢渓谷駐車場 - 東沢本流 - 逆くの字前 抜渓 - 山の神 - 泊
2日目:泊 - 両門の滝 - 釜ノ沢東俣 - 甲武信岳山荘 - 頂上 - 近丸新道 - 駐車場
参加者:[草田・ニキ](豊川山岳会)・エンドー(フリー)・桐林
---------------------------------------------
暑くなってきたので、フリーより沢。
ニキ氏にホラの貝を経験してほしてくて、計画を立案。
最近よく一緒にクライミングに行く、エンドー君も一緒。沢は初めて。。。
ダメなら巻こうという気持ちで出発
---------------------------------------------
1日目:
昨日雨が降ったようで富士川が濁っている…。これはまずいか?
8時半ごろ、東沢に入渓。
沢が狭まってきたところを渡渉したが、明らかに水が多い…。
最初のF1 5m の凄まじいボイルにビビる。
飛び込んで取り付くのだが、びびっていることを隠すように行ける!ニキさん行きましょう!
なぜかエンドー君が突撃したが、デバイス系を吊るしていなかったため、ニキさんに。
他も続いた。
次に記憶にないほど押し返しされそうな淵?
左岸側からお助けにすがり、そろりそろりとへつりで突破。
すごいと言って欲しくて桐林、頑張りました。写真がないのが惜しい…。
次のなんてことはない1mの滝で大苦戦。
エンドー君が洗濯機状態になり、ぐるぐる。
先を行っていたニキさんと目を合わせたが、お助け紐を伸ばしてもダメ、俺が行くのか…
エンドー君をガッツリ掴んだらあら不思議。自分も回り始めて、やばい。
なんとか押し出したら、自分だけ回り始めて、なんとか抜け出した。
この後、巻くこととなった。隠しきれない震えは、太陽で少し和らいだ。
ホラの貝は、覗き込むだけ。
水量が多く、落水時巻かれそうとのこと。流石にぐったり。山神を超えた先の適地に泊。
2日目:
桐林は必死に帰るように訴えたが、2人の年長者に抑え込まれた。
また、若者のエンドー君はやる気とのこと…おいおい、帰りますって言えば、ウキウキランチだったんだぞ!
駐車場に17時以降の予想だったが、結局18時だよ!
泊地を後にし、乙女の沢、東のナメ沢を見送り、釜ノ沢の分岐。
最後の抵抗をしたが、エンドー君、君は行くのか!
魚止、千畳のナメで心が洗われてきた。
5mの滝はへつりで普通に超えられた気がしたが、トラバースのチキンレースが始まった。
両門の滝、ヤゲンの滝を見送り、どんどん詰めていく。
前回はガレ場を詰めて直登したが、ポンプ小屋を経由して山荘 13時。休憩後山頂へ。
その後は、地獄の下山。近丸新道で駐車場に18時手前。
久しぶりのぐったり山行となりました。初めての沢での、エンドー君のガッツに乾杯!
笛吹川東沢 夏だね。
F1 5m ボイルが凄まじい。
洗濯されたあと、高台で休憩…
せっかちになるとなぜか高巻きしようとする草田さんを降ろして、素直に下降して巻道に行きましょうと説得。
ホラの貝の水量が多いと、回遊できる流れができるようだ。
左から行くと、吸い込まれていく…。
偵察に向かった草田さんとエンドー君。さすがに辞めようと戻ってきた草田さん。
草田さんが撮影したホラの貝の核心部
新しく流木が引っかかっている。これは落水したくない。
2日目。5mの滝でトラバースチキンレース。
思い切りが必要。遅いと足がさらわれる。
エンドー君撮影。両門の滝釜ノ沢側とニキさん。
幅が広い。滝の落ち口がびちょびちょしていて、緊張した…。
ニキさん撮影。最後の詰め。迷い沢手前。
どんどん標高を上げていった。
【沢登り】泙川湯ノ沢
2025年5月30日 - 6月1日
ルート:奈良ゲート前 - 三俣沢 - 湯ノ沢 - 泊 - 折り返し
参加者:入江・桐林・[ニキ・ハマ](フリー)
ボルダリングジムで、沢靴買え買えのラブコールをし続け、ハマ氏を沢へ誘いこんだ。
釣りも好きで、料理もできる、仕立てあげるのに良い逸材のため、張り切って入江氏と沢へ行ってきました。
1日目:
1日目雨予報のため、ゆっくり出発。
入渓地点の平滝の学校跡地を11時前に立つ。
堰堤の微妙な高巻きに、久しぶりにビビる。
その後は、懐かしい沢の雰囲気に浸っていたのも束の間、雨がポツポツ落ちてきた。
なんとなく足取りも遅くなり、どんどん雨が強くなってきた。
あれ、寒い?
ラバーソールを履いてきたのを後悔した…。
言葉を交わす時間も少なくなり、まだかまだかとテン場まで足を前に出すもフラフラ。
結局、寒さにやられ、途中で泊。
濡れ濡れの落ち葉の上に、今晩の宿を決めた!
ここ最近で一番、不安な夜。焚き火もなし。寒い。あぁ。
でも、着替えをして、乾いた服をきた時の幸せと言ったら、他に比較できないほどの恍惚とした瞬間。
とっておっきの乾いた手拭いを取り出すときの瞬間!
屋根があるだけ、まし!
もう飲め飲め!料理人がいると、本当に楽しいね。
2日目:
6時半起床。珍しく、入江氏がもう6時過ぎてると起き上がるほど、寝ていた。
10時間以上寝ているのに、まだ眠い。
ゆったり朝ごはんを食べ、行けるとこまで行こうと、出発。
誘ったので、お手本を見せるために濡れた服を率先して着た。
この朝の瞬間、脳裏にまたかぁと、いつもながらフラッシュバックする。
11時前に折り返そうということで、そこまで詰めることもなく、折り返す。
初めての沢にしては、華がなく、ジメジメと寒い沢となったが、
満足そうにしているハマ氏をみたため、よかったと思いながら、帰宅。
雨って本当に寒いね…。後、防寒着はあったほうが幸せ。
三重泉橋 アッツアツの夏なら飛び込みたいね
入渓後、沢の雰囲気が両外に迫る
雨がポツポツと。写真で表せないコントラストで、渓相を味わう。
ただ、そこにいるだけでいい。ただし、なるべく、晴れがいい。
朝、明るい天上。寒くなければ最高
帰り。雨がないためルンルン。
2泊3日なら、皇海山。沢からたどるスカイサンなんて、いいロマンスだね。





























































