さい帯血バンク情報ブログ
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さい帯血を保管した医師からのメッセージ

■新しい医療への期待


~産婦人科医 長谷川先生~


私は、公的さい帯血バンクの採取協力病院で、年間約100例のさい帯血採取に携わっています。わが子の出産では、私自身でさい帯血を採取し、さい帯血バンク・シービーシーに保管しました。個人保管は費用を伴いますが、保管を選んだのは、子供のさい帯血を子供自身の将来に役立てたいという思いからです。さい帯血が血液疾患に有効なことは知られていますが、脳性まひで身体機能に発達障害のある子供たちに自己さい帯血移植を行ったところ、症状に改善が認められたというアメリカでの報告は、私が保管を決めた大きな理由です。出生時に低酸素状態だった場合や低体重だった場合、生まれてくる赤ちやんが脳性まひになるケースは少なくありません。産科で起こる訴訟の多くは、脳性まひに関係するものです。これまで決定的な治療法がなかった脳性まひにさい帯血が有効であれば、新しい治療手段として大いに期待が持てます。私の場合、複数の民間バンクに問い合わせ、検査体制や品質管理を検討した結果、シービーシーを選びました。スタッフの対応ぶりも決め手の一因でした。私は、人と人との信頼関係も重要なことだと考えます。今、シービーシーにさい帯血を預けて良かったと思つています。
さい帯血の採取に痛みや副作用はありません。医療廃棄物として捨てられてしまうより、できれば有効に利用されて欲しいと思います。

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