今からの季節にピッタリの爽やか系カクテル

あきらの気まぐれ日記 ~Warm darkness~


第5回
モヒート

材料

ラム            45 ml
ライム・ジュース      15 ml
シュガー・シロップ   1 tsp~ 3 tsp
ミントの葉         適量
ソーダ水          適量


①タンブラーにミントの葉、ライム(レモンを使うこともある)、砂糖を加える
②ペストル(すりこぎ棒でも可)と呼ばれる擦りこぎ棒またはバースプーンで潰す。(この時あまり力を加えすぎないようにする。)
③ラムとソーダ水(トニック・ウォーターを使うこともある)氷を追加する。
④バー・スプーンなどで氷を上下させるようにして全体を混ぜミントをのせる

※ライムの皮を入れずにジュースだけを入れたり、ソーダを入れなかったり、砂糖が少ないレシピもあるので、自分の好きな味を探すと良い。ただし、ライムと砂糖は多めに入れたほうが、氷が解けても水っぽくならないので、全体に厚みが出る
※ミントをのせる前にライム・ピールをツイストするとフレーバー(風味)が柔らかくなります


うんちく
(今回の うんちく長いです)

新大陸として注目されていたアメリカ諸国から得られる富をコントロールする名目で、英国女王エリザベス1世が、スペイン領の都市を略奪する海賊達の手助けをしていた16世紀後半、海賊フランシス・ドレイクの部下であるリチャード・ドレイクが、1586年にモヒートの前身となる飲み物「ドラケ」をキューバの人々へ伝えた、という説が有力。

その説によるとドラケのレシピは、アグアルディエンテ(さとうきびを原料とするスピリッツで、荒削りなラムの前身)と砂糖、ライム、ミントを混ぜ合わせる、となっている。また、ドラケは、ハバナを過去最悪のコレラが襲ったときに、木製のスプーンと共に提供され、医療目的でも消費されていたとされる。

19世紀後半、ドン・ファクンド・バカルディによって生み出されたホワイトラム、バカルディ・ラムがキューバ国内で流行し、ドラケのレシピに使用されていたアグアルディエンテが、バカルディに切り替えられて、モヒートという人気カクテルとなった。。1931年発行のカクテルブックにて、モヒートがバカルディ・ラムのカクテルとして掲載されていた事が、エスクワイア誌のデータベースに記録されている 。

但し、バカルディ社はキューバ革命に伴い1960年にキューバより撤退したため、現在キューバ国内で飲まれているモヒートにはハバナクラブが使用されている。

起源について他の説としては、キューバのさとうきび畑で働く労働者の間で飲まれていたグアラポと呼ばれるさとうきび・ジュースが発展したものであるというものもある。