日経平均株価、1万8千円割れで取引終了 10日ぶり


 年金つぎ込みによるバブル上げもこれで元の木阿弥、あとは他国要因に流されて下げるだけの展開だ。


 先物は多少戻してはいるものの、欧米が軒並み下げて中国が崩れている現状ではスズメの涙、今週いっぱいは少なくとも暴落が続くだろう。


 国外要因と安倍自民や黒田日銀が責任転嫁するも、個人消費という内需の柱をないがしろにするから日本の景気自体がいくら当事者意識のない官僚といえどもごまかしきれぬ後退ぶりを示している。


 個人消費は底堅いのではなく物価が異常な上昇を見せているから実際の消費そのものが減っているのに見かけの金額(対2012年比で消費量が10%以上減少しているのに、円の価値が40%減耗しているので増えたように見える)でごまかしているだけ、これはドル建てのGDP推移を比較すると一目瞭然だ。


 円建てでは微増に見えても、ドル建てで比較すると欧米各国に比してこの間、著しく減少しているのは日本だけという異常事態なのである。


 輸入・生産の後退は次の期の個人消費の大幅減退につながることは必定。


 政策転換の必要性と内需立国しか生き残る道がないことを示しているのだが、果たしてこの政権に正しい判断ができるのか。


 もはや賞味期限切れの量的緩和に依存して株価だけでごまかすようだと日本経済は本格的なスタグフレーションに突入して脱出不能になる。


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