最近、ひょんなことから知り合った、女性から手作りマーマレードをいただきました。

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袋に入っていたので、手近な瓶に入れて保存。皮が苦くなくって、色もきれいで、すごく美味!

たくさんあったので、ぜいたくにもルクエで蒸しパン にしたり(おいしすぎて、朝昼で全部たべてしまった)。かなり快適なマーマレード生活を送っています。


で、蒸しパンは冷めるとたしかにおいしくないので、カップケーキを作ってみました。
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夜に作ったので、自制・・・明日の朝ごはんにしようっと。おいしいといいんだけど。。。



3月11日の大震災のために、キャンセルになったチケット。
かの、アンドリュー・ロイドウェバーの初期の作品『ヨセフ・アンド・ジ・アメージングテクニカラードリームコート』。$あたしのあしたは あたしらしいあした

Any dream will do というすてきな音楽を聴いたことがあり、気になっていたもののなかなか翻訳上演がされず、今回の来日を楽しみにしていました。


観劇人生初の払い戻し公演となりました。そしてチケット代全額返還。郵便為替です。
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お金が戻ってくるのはうれしいけれども、見られなかったのはほんと、残念。
そして、お金になって戻ってくるとわかるのだけれども、ああ、私はこの舞台に、これだけのお金を出そうとしていたんだなぁと、価値観がわかるというものですね
やっぱり近くに来たら観ずにはいられなかった『クレイジー・フォー・ユー』。「一番大切な人と見たいミュージカル」という劇団四季の宣伝文句の期待には添えないまま「このリズム!このミュージック!この恋!ほかにはいらない!」を聴き続けて、早16年…


そう、20歳の時に初めて観劇して以来16年。地方や東京で再演されるたびに必ず観劇するほど大好きな作品です。運というか、意志というか、とにかく主役のボビーは、加藤敬二さん以外で見たことがなく、加藤さんファンとして自慢できるほど追跡していました。

がしかし、今日は、この16年で初めて、加藤さん以外のボビー松島勇気さんを観劇。めったにないことですが、その役者さんのボビー主役デビュー公演となった本日でした。田邊真也さんをいつか見ることになるかな?なんて思っていましたが、松島さんボビー見られてラッキーでした。やっぱりどこかで縁のある作品なのかもしれません。

劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』全国公演  パルテノン多摩@東京都 上演時間3時間 
作曲:ジョージ・ガーシュウィン 作詞:アイラ・ガーシュウィン 演出:マイク・オクレント 振付:スーザン・ストローンマン 日本語歌詞:和田・誠高橋由美子 日本語台詞:高橋由美子 日本語版演出:浅利慶太
キャスト
ボビー・チャイルド:松島勇気
ポリー・ベーカー:秋 夢子
ランク・ホーキンス:志村 要
アイリーン・ロス:増本 藍
ベラ・ザングラー:広瀬彰勇
エベレット・ベーカー:石波義人
ボビーの母:斉藤昭子
テス:恒川 愛
ユージーン・フォーダー:村澤智弘
パトリシア・フォーダー:黒崎 綾

ボビーの松島さん、見事だったと思います。私は『キャッツ』のミストフェリーズとくらいしか見たことがなかったと思います。まず「歌える、踊れる、レズム感もええっ!」ではないですが、しっかり歌えますし、コメディーの台詞もばっちりでした。ボビーに見えるというところで、姿もクリア。おぼっちゃんおぼっちゃんしたキャラが板についており、その育ちの良い一生懸命な感じが役とリンクして好感が持てました。

もちろんタップも完璧。加藤さんのフレッド・アステアのような水の上をすらすら動くかと思う軽やかさは確かになかったかもしれませんが、腰が入っていて重厚な印象を受けました。まだまだいっぱいいっぱいかもしれませんが、こなすうちに抜け感も出るかと思います。

元マジシャンの加藤さんの手技を引き継げるのかなぁ?などと思っていましたが、そちらも問題ない感じでした。ただ、「Slap that bass」の導入は、もうちょっと、頑張ってほしいかもしれません。ポリーにビンタされるシーン。あれは驚きました。「あ~加藤さん、ああやって音出してたんだぁ」みたいな。松島さんもきっとマスターすることでしょう。

加藤さんのボビーが、陽気で明るくて育ちのいいお調子者で、たくさん遊んだボビーだとすると、松島さんのは、明るくて育ちが良くておぼっちゃまボビーという感じかな?私はどちらもあり、です。

ポリーの秋夢子さんも、『クレイジーフォーユー』では初めて!腰の入った力強いポリーで、松島さんと合っていたと思います。美人なのに、田舎っぽい感じもうまく出ていて、好きな感じでした。ボビーが去ったさみしさを歌った「But not for me」は、秋さんの歌い方がいいなぁ。

志村さんは前にザングラーさんで見た記憶が・・・でも、細身のランクも悪くなかったです。きちんと笑わせてくれました。ザングラーさんの広瀬さん。久しぶりに見ました。それにしてもぴったりです。

いずれにせよ、今回の松島さんボビーデビューのこの公演は、四季の意地?というか底力を見た気がします。アンサンブルの、石野さんや大塚さんは、さすがの安定感。きっとアンサンブルが支える部分が多大にあるのだと思います。そうしてこのように、役がどんどん受け継がれていくのかもしれません。私にとっては大好きなこのミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』が、新たなボビーのキャストが加わったことで、長く引き継がれて、日本で見られるのはうれしいことです。

本当は、加藤さんの「この日が来るのを信じてたよ!」が聞きたいけれど、松島さんボビーのフレッシュな輝きにはちょっとおいつかないかな?なんて思いました。

大好きな『クレイジー・フォー・ユー』の新キャストが生まれた歴史的な日。また早く東京に戻ってくればいいなぁと思います。