本日の国体決勝結果 | POLLO VERDE リューソンのカカパルケ的な!

本日の国体決勝結果

岡山桃太郎スタジアムで行なわれた国体決勝、東京都代表(ベレーザ)対兵庫県代表(TASAKI)の試合は1ー0(前半0ー0)で東京都代表が勝利、見事すぎる優勝を飾りました。目標の三冠のうちまずは一冠を達成!

【得点者】
荒川

炎天下の中、四日で四試合をプレーした全選手にサイコーで賞を贈りたいです。応援をしている自分達も疲労が蓄積され、超回復が待たれていますが選手は比べものにならないくらい本当に疲れ切ったと思います。それでも、最後まで常に一瞬一瞬を全力でプレーする姿を観せてくれました。それだけでも感謝なのですが、優勝という最高のお土産を貰い、ありがとう以外の言葉が見つかりません。帰りの新幹線は私に運転させてもらいたいです。
壱サポーターに過ぎませんが必要以上に胸を張って東京に帰りたいと思います。なんてったって江戸っ子ですからうれしいです!さっき気付きましたが。

さて、今、高速バスで岡山を出発し東京に向かい始めたとこなのですが、終点の新宿に着くのが明日の朝なので、無駄に時間がありますのでいつもより長めに述べたいと思います。


【GK編】

監督兼選手の小野寺監督選手!私はこの人が日本で一番の守護神だと思うのですが、やはり今大会も裏声コーチングからセーフティなセービングまで非常に安定していました。
ピッチ以外の事はあまり書かない事にしていますがあえて書くと、わざわざ遠くまで応援ありがとうとございますと言ってくれるやさしさライセンス特級をお持ちの方です。この人が右だと言ったら右、左だと言ったら左現象が起こるくらい私にとっては影響力のある神です。ナゼならば、まずその長いキャリアがあげられます。女子サッカーの全盛期(これからまたあると信じているが。)、衰退、そして盛り返しつつある現在、その道のりをちょっと大きめのキーグロと共に戦い続けてきた人です。去年のオリンピック初戦の前に小野寺さんが女子サッカーのことを語った記事を見て泣きましたね。長く戦ってきたからこその重みのある記事でした。この人の発言には耳を傾けなくてはいけない神です。裏声コーチングは神の囁きである事を理解したいです。絶対に北京に一緒に行きたい選手です。リーグでも、今年も最小失点でいってもらいたい!


ユニバー組の松林選手。北海道戦で出場しました。着々と実戦の経験を積んでいます。キーパーはチャンスの少ないポジションではありますが、出場したときに元気に頑張ってもらいたいです。


【DF編】

真ん中の四方さんことバクちゃん選手。まさに富士山のように安定したプレーで、最後備を守り抜きました。同い年なこともあり、特別なかんじもあるし、鎌倉出身で実は一番なでしこジャパンぽい風貌なのにどこか日向小次郎のような熱さを持った元FWのセンターバック。絶対に北京に居ないと困り果てます。


トルコでかなり日に焼けて健康的な黒さを手に入れたバッジョ(岩清水選手)。この選手の高さは驚異だ!四方さんと組んだ真ん中の守備はかなり堅かった。ユニバー代表でまた一段と力を増し、帰ってきたバッジョは今後に乞うご期待なカンジだ!得点に絡む嗅覚もあるし。兵庫戦のガンちゃんのゴールのこぼれ球を作ったのがバッジョだった。筈。

宇津木選手はレフティーサポさんが語るだろから簡単に書くと(語ると怒られる)、立派だ!立派だよ!

そして、戦うというより闘う右サイドの疾風、中地選手。熱くても寒くても、地球が地球である限りこの人のプレーは一生懸命かつ一生懸命だ。この人が居たからベレーザサポの自分が居るわけで、年下ながらその存在は尊敬の域に達しているのだが、北京で伝説になると信じている。がんばれ舞蹴選手。


戸崎選手。北海道戦でサイドバックとして奮闘。私の好きなアーセナルのレディースでのプレー経験のある戸崎選手。カッコ良すぎです。オーバーラップしてサイドを駆け上がる姿に、憧れのリュングベリの影を見てしまう日も近いかもしれません。


田村選手は北海道戦で試合を決定付けるヘディングでの得点をしました。田村選手のヘディングはなんかボールに思いっきり頭をぶつけていくのでいい音がしています。なのでこの頭での得点は非常に“らしい”得点と言えるかもしれません。田村さんファンのV.Bメンバーが今回現地に居なかったので自慢しておこうと思います。


【MF編】

酒井選手。この人は奪われた球は奪い返さないと今夜寝れないのではないかと思うくらいの責任感溢れる選手だ。この人は絶対に敵にまわしてはいけないというしつこいプレーで今大会もカッコよかった。なのに表彰式では素敵なガッツポーズでかわいらしくキメてくれた。リーグで優勝して酒井選手の胴上げを見たいです。小柄な酒井選手はかなり宙を舞うと思います。キャプテンお疲れ様です!

そして近賀さん。魂を込めて応援しました。トルコのことを国体に持ち込む気はなかったのですが、トルコに応援に行けなくて泣きそうだったときの気持ちを忘れる事無く応援しました。自分は準準決勝から参戦したため、初戦の新潟戦での逆転のミドルシュー!をこの目で観ることはできませんでしたが、チームを救ったそのミドルはもしかしたら今大会のMVPゴールだったのではないかと思っています。決勝での兵庫戦では、相手のサイド攻撃を必死にカバーリングしたかと思えば、あと少しで得点という惜しいシュートも放ち、最後まで頑張りました。北京で寿司を喰いながら待ぁつ!

今大会背番号10を背負った伊藤さん。自分の中のイメージでも必殺仕事人タイプで、今回の背番号10はなるほどネでした。優勝を決めた後、どうしても伊藤選手に話しかけたくて話し掛けられなかった人が、かなり落ち込んでいました。優勝したのに落ち込むサポーターを初めて見ました。それくらい観客を魅了するプレーヤーです。北京で伊藤選手の歌をタメタメで歌いたいですよ!

南山選手。今大会大切なバックアッパーとして東京を支えました。ポジションはボランチですが結構遠くからでもミドルを打ち込む姿勢が酒井選手を燃えさせるでしょう。V.Bの誰よりもカッコよく、凛々しい南山選手、ブレイクが待たれます。


メニーナから一人参戦した原選手。この選手の絶頂期が日本女子サッカーの全盛期。こんな台詞をはくと結構みんなうなづく、そんな期待大の選手です。今大会は途中出場でしたが、テクニック面よりも、球際での体を張ったプレー、声出しなど、気持ちを見せてくれる選手なんだなとテクニシャンのイメージだったのですが少し印象が変わりました。やはり期待大です。


【FW編】

復活を果たしたガンちゃん選手の活躍ぶりは、凄かったです。よくもこの短期間で復活してくれました。4試合で6得点の荒稼ぎ!荒すぎますネェ・・。もしかするとリーグでも今から得点王を狙ってくれるのでは?と期待しています。


永里ボス選手も4試合5得点と安定したティーンエージャーでした。ボクがいいなと思ったのは、得点できずに終わった兵庫(TASAKI)戦の後、ちょっとムスっとしていました。多分得点できなかったことからくる苛立ちだと思う。FWの選手にはこういう気持ちが大切だと思う。どこまで行ってしまうのかやはり期待大です。


大野選手は以外にも得点は少なかったのですが、大野選手がボールを持って前を向くと相手守備陣はパニックに陥り、東京の他の選手がフリーになれる場面が多くあったようにも感じます。セカンドトップ的なポジションをこなす器用さを見せてくれました。大野、荒川、永里の三人はリーグでどんな役割を果たすのか楽しみです。



【雑感】

去年のさいたま国体を観に行った時のアットホームな感じかと思っていたら、今大会は割りとリーグの時と雰囲気が似ていました。大会によって雰囲気が違うことは勉強になりました。

庭田選手、那須選手、岩倉選手など・・ユニバー組みのプレーをなんとなく目を追ってしまいました。この世代の台頭がフル代表の強化に直結します。大橋監督も観戦に来られていましたし、次の選出がどんなことになるのか楽しみです。


東京代表、国体初優勝、おめでとうございました!来年も応援に行けるといいな。



終わり。