『Kさんがまた来るらしい』
Kさん…九州在住で院長のお友達
見た目からして危険な感じ…(▼▼メ)
アッチ系の雰囲気がガンガン出ていて、九州訛りも入っていて余計怖い…
なんで院長がそんな人と知り合いなのかは謎である…
携帯には子分らしき人から電話がバシバシかかってくる
私は見ていないがお背中には落ちないイラストが入ってるそうだ
肝臓を患っていて
一年前にもはるばる飛行機に乗り検査にやってきました
なぜわざわざ九州から…
ウチじゃ大した検査も出来んのに…
で 私が夜勤の日の夕方九州からやってきました
『機嫌が悪いです…』
と入院を取った後輩ちゃん
な なぜ…
これから長い夜を過ごさなきゃいかんのに…
『飯がまずい!!』
(▼_▼)『タバコ吸わせろ!!!』(▼_▼)
『ふざけんなぁあ~!!!!!』(▼_▼)
と暴れる図が私の頭の中を駆け巡ります…
カンベンシテヨ…
と そこへ医事課のおにーさんが青い顔をしてナースステーションに走り込んできます
『Kさんが…手続きしてたら急に怒り出して…帰るって…』
ええっΣ(゜□゜)
帰ってくれたらこっちはうれしいけど…そりゃまずいでしょー!でも夜中暴れ出したら…
あうあうあう…
と 複雑な心境の私。。。
慌てる医事課のおにーさんに
『院長に説得してもらっては?』
なんて名案を提供してしまい…
Kさんは無事院長に説得されちまいました。。。
ちょっとバツが悪そうに
しかし肩で風を切ってナースステーションにやってきます
『よぅ看護婦さんよぅう~』
ここで怯んでは片玉ナースの名がすたる…
『あ、Kさんまた宜しくお願いしますね~』
と悩殺スマイルで答えてみる…
『おぅねーちゃんが夜勤かぁ?』
『えぇ…朝までお供します』
『そうか。腹減らないか?店屋もんでも取ってやろうか』
『えっ?いやいや大丈夫です(^_^;)
お気持ちだけ頂戴します』
『そうか?若いのに大変だな!』
と言いながら去って行きました
ふぅ…(*´Д`)=з
Kさんは、私たち職員には非常に優しい…サスガ親分
最後の最後まで気を使いつつも
自由奔放な入院生活を送り一週間後九州に帰って行きました…
『誰か読む奴いるだろ?』と
任侠ものの小説を何冊も置いて…
ウチのじーちゃんばーちゃんにはちょいと強烈な内容ですヨ(((゜д゜;)))
また来年もKさんは九州から来るのだろうか…
元気である事を祈るばかりですが。