unframed world

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Two roads diverged in a wood, and
I took the one less traveled by,
And that has made all the difference.
by Robert Frost


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ニューヨークは既に去年の暮れから4度目の雪。
去年から今年にかけて世界各地で起こっている
異常気象を目の当たりにすると
遠くない先に起こりそうな出来事に
不安になってしまいます。
といっても雪が好きな私は、張り切ってスノーブーツを履き、
さらさらの雪を踏む音に心躍らせて
マンハッタンを歩いているのですが。

$unframed world-雪

そんなこんなで2011年も始まってしまいました。

今年はもう少し自分を追い詰めてみようと思っています。
仕事も生活も趣味も内面も全部含めて。
アメリカで生活をしているのに、
自分自身の日本人的な考えの一部分が
増長しているように思います。
アメリカで生活してる「から」なのかもしれませんが、
時折その考えが私を窮屈にしていることがあります。
その部分はある意味で、私の欠点ともいえる部分なのかもしれません。
自分の中でのバランスをもっと良くしていかなければと思います。
もっと内面や精神面を鍛えて
もう少し器用な人間にならないとと感じています。








photo:01



Breathtaking!
Jonsi, you are a great musician!
I am happy to be able to see ur performance twice this year!


iPhoneからの投稿
unframed world-dinner

山は日が落ちると昼間とは全く別の世界のように空気が変わる。
少し霧がかかり梟の鳴き声が澄んだ空気に響く。
カーディガンを羽織り、この日の夜は今朝車で走っていた時に気になっていたレストランJohnny Seesaw'sに入ることにする。
この日の午後、道端で自家製メープルシロップを売っていたお爺さんにもここのPrime Rib は絶品だと紹介された。奥さんとの初デートの場所だというロマンチックな話のおまけ付きで。
店内に入るとまず真ん中にある丸い暖炉が目に付く。
unframed world-暖炉
大きさは直径2mくらいだろうか。上に輝く金色の物体はお洒落な煙突だ。
山の中のロッジなので虫も飛んでいるがとにかく暖かい雰囲気だ。冬の雪の中ここに辿り着けば間違いなくゆっくりと時間をかけてワインを飲んでしまうだろう。
前菜のオニオンスープも美味しかったが、Prime Ribは確かに絶品だった。私はどちらかというと魚派でお肉は少ししか食べられないが、それでも十分この美味しさに満足できた。少しお肉の味に飽きてくると、ラディッシュをおろしたものをつけながら食べると少しさっぱりと味わえる。スープとメインディッシュとワインで満腹になり、残ったものはアメリカの定番でお持ち帰りとなった。
unframed world-店
先週末の誕生日の前日、急遽2泊3日の小旅行に行くことになった。
金曜日の夜に出発してその日は2時間ほどかけてAlbanyに行きそこで一泊。翌日早朝に車で最終目的地Vermont州Londonderry町に向かった。Albanyの市内を過ぎた頃から徐々に、窓の外の景色が変わっていく。放し飼いの牛や馬、筒状に固められた干し草など、アメリカの田舎ならではの景色が見られる。すでに肌寒く秋の兆しが感じられるNew York州近辺ではちらほら紅葉が始まっていて、車からの眺めは邪道な表現だけれどまさにパノラマ映像を見ているようだ。アメリカは食べ物のサイズも凄いが景色も広大だ。木々の種類も木のせいかとても大振りに感じられる。日本の様な情緒のある繊細な自然とはまた一味違う。

$unframed world-VT

その日は午後からBromley Mountainに登った。山の中は時が止まったように静かで、しーんと研ぎ澄まされた空気の音がまるで聞こえてくるようだ。私達の足音も規則正しくリズムのように聞こえる。土から溢れる匂いや木漏れ日、草花を楽しみながら歩き、少し疲れると岩の上に腰を下ろし汗を拭き水を飲みまた歩き出す。この爽快感と心地よい疲れが登山の楽しさだ。久しぶりにマンハッタンの喧騒から離れて時間の流れをゆっくりと感じることができた。
素敵な誕生日をありがとう。
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アメリカに来た当初、スーパーで売られている山積みのざくろに驚いた。ざくろは日本でも一時ブームになったがここアメリカでもジュースなどがそこら中に出回っている。誰にでも食べるとNostalgicな気持ちになるものがあると思うけれど、私にとってざくろはまさにそんな食べ物だ。幼少の頃私はざくろを「真っ赤な宝石」と呼んでいた。1粒1粒口に入れ時間をかけて楽しめるのも好きだった。学校の美術の宿題の題材にしたこともあった。アメリカのざくろはやはり少し大味のような気がするが、今でも時々買って夕食後にゆっくりと時間をかけて食べる。あの頃の母の手や笑顔や匂いまで思い出の中にふと感じることができるそんな瞬間が大切に思えるのだ。