横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -2ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

星昨日はお盆の入り、

 迎え火を焚きました

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

立秋も過ぎましたが

皆様のお住いの地域で

秋の気配は?

 

 

雨が降り

少しは感じられるように

なりましたでしょうか?

 

 

 

 

 

前よりもムシムシして

過ごしにくく思えます。

 

 

 

 

 

 

昨日13日は

お盆の入り

我が家では毎年

ご先祖様をお迎えするため

迎え火を焚きます。

 

 

玄関先で、母がおがら(麻がら)に

火をつけると

家族全員が集まって来ます。

 

昔はその灯で盆提灯に火を

移していたそうです。

 

 

 

 

 

母のおがらを焚くその役目は

数年前から私の役目

となりました。

 

私が迎え火を焚き

父母やご先祖をお迎えする

立場になったのです。

 

これも順繰り

ですね。

 

 

仏前には唐招提寺の

青蓮のお線香を焚き

空薫物は「荷葉」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

「源氏物語」の「鈴虫」の帖が

想いおこされ

薫物が受継がれてきた歴史を

思うのでした。

 

 

 

 

 

独学の和歌や絵を嗜み

何よりも香りが大好きだった母は

喜んでくれるでしょうか?

 

生きていれば

私よりもっと力を入れて

平安朝香道を盛り立てよう

としたに違いない

そう思うお盆の入りなのでした。

 

 

 

皆様にも

彼岸へと旅立たれた

たくさんの方たちが

いらっしゃることと思います。

 

宗教は異なっても

このお休みに

自分が今

ここに存在する意味を考える

良い機会かもしれませんね。

 

 

付け足しではありませんが

愛犬、愛猫

可愛がっていた

全ての生き物たちが

お家に戻って来ているのでは?

 

 

お盆の4日間

お家の中が

とってもにぎやかに

なることでしょう。

 

キラキラ目にも見えず

 音にも聞こえず

心揺さぶるものとは?キラキラ

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

目にも見えず、音にも聞こえず
時に心に優しく語り掛け

時に鋭く刺さるもの。

 

己に語りかけ

心揺さぶるものは

千年以上を経て

なお色褪せない

薫物の香り。

 

 

 

 

 

 

現代では
日常的な香りには
あえて意識せず

通り過ぎてしまいます。

 

千年以上前の貴族社会では
香りが極めて身近な

生活の必需品だった時代がありました。

日本の長い歴史の中で

華やかな日本独自の文化が

花開いた平安時代です。







私ども平安朝香道は

そのような時代の香りを

現代に甦えらせ
一人でも多くの方に親しみ

楽しんでいただくために
和の香りの普及活動に携わっています。

 

 

 

 


 

春には梅の香りを愛で

夏には蓮の香りを愉しみ。

 

 

まるで目の前に

梅や蓮の花が花開く如く

香りを聞き

漂う香りに身をゆだねるのです。

 

 

作り手が異なれば

合わせた(ブレンド)香りも

異なります。

 

 

 

 

 

時空を超えて

平安時代へ・・・

平安を飛び越し

飛鳥時代ヘ翔びましょうか?

それとも室町?江戸?

 

当道では

主に平安時代の薫物を薫き

愉しみます。

 

平安好きの集う香道ではなく

平安時代の薫物を原点とし

願いや祈りを香に載せて発信する

自らも心から香に癒される

 

そのような香道なのです。

 

 

 

この暑さも薫物で癒しましょラブラブ

 

 

 

 

ピンクハート「蓮の香り」いかがでしたか?

  七月のお稽古が終了

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

 

 

この暑さは

暑さ苦手な方だけでなく

皆様お手上げではないでしょうか?

 

 

一日が終わると

ぐったりいたします

 

 

七月のお稽古が

終了いたしましたが

もっと暑いのはこれから

 

この暑さには

成すすべもなし

 

 

暑い暑い中

皆様いらして下さいました。

 

 

 

 

 

 

「蓮」の薫物

堪能頂けましたでしょうか?

 

今月のお稽古には

体験の方がお見えになりました。

 

 

 

香舗などで練香をお求めになり

薫かれていらしたとのこと

 

「思うよな薫物を作りたい」

 

との

しっかりとしたご意志をお持ちでした。

 

当方も叶えられるよう

努力いたします。

 

 

 

 

 

 

お稽古を終了して

行田よりお取り寄せした

「蓮サイダー」

を召し上がて頂きました。

 

蓮の香りを彷彿とさせる

ちょっと癖のある

病みつきになる香りなのです。

 

好き嫌いはあるようですが・・・

 

 

暑さを吹き飛ばす

インパクトありキラキラ

 

 

暑い中

お稽古ご苦労様でございました

ピンクハート和の香り平安朝香道

   七月のお稽古

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

6月に猛暑がやって来て

ほんの少しの間

息をつく日もありました。

今週末には

梅雨明けだそうです。

 

 

このまま過ごし易くなることを

願っておりましたが・・・

これから

本格的な夏が始まるのです。

 

梅雨明けは

例年とほぼ同じになりそう。

 

涼しくなるのはず~っと先。

 

 

 

せめて今月の薫物には

涼しい香りを聞きましょう

 

 

 

 

 

 

夏になると聞きたくなるのは

「荷葉」(かよう)

 

この香は夏の薫物です。

 

 

雨上がりの蓮池から

暑さを吹き飛ばし

涼しさを感じさせる香りが

風に乗って漂ってきます。

 

 

薫物を合わせる名手は

蓮池を前に

「蓮の香りとは?」

と頭を捻ったことでしょう。

 

仏前の閼伽棚(あかだな)

に供えた蓮の香りだったの

かもしれません。

 

 

 

 

 

 

「荷葉」の言葉の意味は

蓮の葉なのですが

 

先人は

蓮池から漂う泥の匂い

 

背丈ほどに伸びた

青々とした大きな葉の香り

 

優雅で荘厳な花の香り

 

これら全て合わせた香りを

「荷葉」

としたか?

 

蓮の葉の香り

蓮の花の香り

のどれか一つか?

 

組み合わせ方で

微妙に違って・・・

 

香を合わせる者により

違ってくることでしょう。

 

どのような方が

どの香とどの香を組み合わせて

創ったのか?

 

香料一つをとっても

時代により変化していくことが

わかります。

 

 

薫物って

とても奥が深いのです。

 

古代の蓮の香りは?

 

 

今月の課題は

夏に相応しい「荷葉」なのです。

 

平安朝香道にご興味のある方は

是非お越し下さいませ。

 

 

平安の薫物を体験なさりたい方は

「源氏合わせ」の月を除き土曜に

お受けいたします。

 

「源氏合わせ」2月、6月、11月

今月は

7月26日(水)午後1時30分

7月27日(金)午後1時30分(振り替)

 

 

 

お稽古場(教室)は

慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から

徒歩約3分のところにあり

お申し込みの際は場所をご案内します。

その他ご質問などもこちらよりどうぞ。

 

 

※こちらからどうぞ。

ダウン

お問い合わせ

 

 

 

ピンクハート梅雨がなくても

  「雨夜の品定め」

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

 

猛暑が続いて

毎日が体力勝負です。

 

来週、一時雨模様

となるそうですが

その後は

いよいよ梅雨明けでしょうか?

 

今のような高温でジメジメは

とても耐えられません。

 

 

日本の梅雨は

良いところもあるのですが

今年は望めませんね

 

 

 

 

 

 

 

雨がシトシト降る

日曜日

 

ぼんやりと外を眺めていると

雨に打たれた

青い紫陽花の葉から

雨の雫が滑り落ちてゆきます。

 

 

 

 

 

 

何も考えず、何もせず過ごす時間

そのような時間が

最近は少なくなったように

思います。

 

 

 

今年の紫陽花は、もう枯れかけて・・・

 

 

 

 

 

今年は大した雨も降らず

憂鬱な梅雨を愉しめません。

 

 

 

雨の日ならではのこと

なのですが

 

雨の降る匂いがして・・・

一日中降り続いた雨が

雨だれとなって落ちてくる。

 

心は鬱々としているはずなのに

仲間が集えば

雨上がりの景色が見えて

少しは気が晴れるのでは?

 

 

 

遠~い遠い

平安の都では

蓮池を眺めながら

蓮の葉から

コロコロッと滑り落ちる

水玉を

飽かず眺めていたり

 

前栽に植えられた

蘭草から滴り落ちる

雨粒の香りを想像して

嬉しく思ったり

 

したのでは?

 

 

 

平安時代の梅雨は

現在の6月初旬から7月中旬

現在と同じ時時

(関西と関東では多少ずれます)

 

当時は五月雨(さみだれ)や

五月雨(さつきあめ)

また、長く続く雨なので「ながめ」

とも呼ばれました。

 

 

 

いつまでも降り続く長雨に

うんざりしながらも

夜になると、若者たちは

御物忌みに、先に籠った源氏のいる

宿直所(とのいどころ)へと

集います。

 

 

 

瀬戸内寂聴氏の「源氏物語」の装画を担当した

石踊達哉氏の複製画「雨夜の品定め」

母が大切にしていた1枚です。

 

 

 

頭中将(とうのちゅうじょう)が

保管してある源氏の手紙に

関心を寄せるところから

始まります。

 

 

 

源氏より年上の

頭中将(とうのちゅうじょう)は

源氏の友人であり

良きライバル

 

頭中将の妹君は

源氏の正妻葵の上なのです。

 

 

源氏と頭中将に加わったのは

左馬頭(ひだりのうまのかみ)と

藤式部丞(とうしきぶのじょう)

 

女性のあるべき姿を論じたり

女性を三段階の等級に分け

経験話を語るのです。

 

上の品に中の品

下の品は論外でした。

 

 

女性には決して聞かれたくない

内緒の話が展開されていきます。

 

源氏はただ、ただ聞き役

この時、中の品と論じられた

女性に興味を示すのでした。

 

後に出会う空蝉や夕顔が

論じられた中の品の

女性たちなのです。

 

 

現代にも

雨夜の品定め

内容を変えて

あるのでしょうね。

 

平安のボーイズトーク

令和のそれは?

 

 

こちらは

今夜は激しい雨になる予報

来週は少し涼しくなるようです。

 

今年最後の「雨夜の品定め」

令和のボーイズトークは

どのよう?

 

ガールズトークも

聞いてみたいものです。

 

 

それより

もっと聞いてみたいものラブラブ

 

源氏はこの時

どのような香りを纏っていたのか?

 

頭中将は?

 

左馬頭と藤式部丞は?

 

源氏は女性に逢う時だけでなく

普段も衣に薫き染める香に

こだわったはず。

 

宿直所なら、リラックスしてる?

 

それともより緊張感を持った香

だったでしょうか?

 

様々に想像するのも

楽しいこと

 

 

少し涼しくなったら

もっと思いを巡らせてみましょうキラキラ