一人の女性を守る
自衛官達の
極限状況での戦い!
という帯文字に惹かれて手を伸ばした文庫本です。
2014年に刊行された月村了衛作
「土爆の花」
いきなり武器の文字が羅列、
ノンストップの容赦ない敵陣からの攻撃。
この小説が上梓された頃は、
安保関連法案は、まだ以前のままで、専守防衛、
集団的自衛権の行使は、採択されていませんでした。
しかし、集団的自衛権の行使が有るにせよ無いにせよ、
利権をめぐる民族紛争やテロリストには、何の意味もなく。
国際貢献なんて、意味を解さない集団なんだと。
そこに己にとって不利益になる奴がいれば、殺すという図式しかないのだと、
改めて思いました。
この小説、もしかしたらノンフィクション?と思える今日この頃。
最後の謝辞に、諸事情によりお名前を記すことができない方云々、
とても心に残りました。