オリンピック真っ盛り♪
ニュースもワイドショーもオリンピック一色ですな。
スポーツ好きには心地良い時になってます。


ただ、ここ最近はこういうスポーツの祭典と言われるような
大会中、胸糞悪い意見を多々目にする時でもありますので
複雑な気分になる時期でもあります。
何が胸糞悪いか?それは・・・

選手やスタッフ、またそれを捌く審判団への罵詈雑言のオンパレード

この一点に尽きます。


いやね、厳しい言葉がダメとは言いません。むしろ厳しい批評は選手たちへの
エールとなります。僕も厳しい事は言いますよ。ミスはミスと言いますし、
適切なプレーでなければこれはダメだろと。
サッカーでもバスケでもバレーでも、はたまたフィギアスケートでも
自分の思う部分は口にします・・・まぁ、的外れな意見だと指摘されれば
素人意見ですから考えを改める事も多々ありますがねw


んで核心の部分に行きますと・・・
多分批評してるつもりなんだろうけど、よく目にするワード、

『○○はクソ!』 『○○は使えないから帰れ』 『あのくらい出来て普通』
これらの言葉がホントに胸糞悪い。これははっきり言って批評とは言えない。

さっきも言ったけど、僕も批評する時に厳しい言葉は使います。
でも、クソとか使えないとか下手くそとかの言葉は決して使いません。
何故か?
それはあの場に居る選手やスタッフ、審判団は人に認められるだけの
努力と実力を持った上で、あの場に立ってる人達なのです。
その努力と実力を上から目線で貶すことが出来る人が、見てる側の人間に
何人いるか?ハッキリ言って皆無と言っても過言じゃないでしょう。

僕もプロを目指してた時期が有ります。指導者になって審判の資格を取って
上級審判の資格を薦められた事もあります。
でも努力が足りなかったためにプロ選手にはなれなかったし、
努力をしなかったので上級審判にはなれませんでした
(なりませんでしたの方が正解かな?)。
だからプロ選手として、または日本のトップレベルの選手としてあの場に
立ってる選手達の才能や努力は自分では出来ない事だろうと思ってます。
その才能や努力に対して罵詈雑言を浴びせる事など死んでも出来ません。
彼らの努力や才能に対して敬意を持って試合や演技を拝見し、その上で
ミスじゃないかと思った事などはストレートな表現で言わせてもらう事はあります。
プロでもミスはします。でも決して下手くそじゃない。使えない選手が
プロフェッショナルとして金を貰い続けるのも不可能です。
そういう選手たちに上から目線で批判(批評じゃないよ)する人たちは
彼らと同じ事が出来るのか?あの程度と言うなら、自分で出来るのか?
プロや代表選手たちが万能だと勘違いしてないか?
・・・そう思う訳ですよ。


今日もオリンピックでホントスゲーなと思わされるシーンをたくさん
目の当たりにしましたが、ホント僕らの想像の上を行く努力を
してきたんだと思います。
昨日、サッカーの試合でオウンゴールをしてしまって、勝ちを逃す
一因を作った選手もいましたが、彼も日ごろプロとして努力をして
少なくともプロとして評価されるポジションに今いると思ってます。
ミスは残念な事ですが、彼が素晴らしい選手であることは変わりありません。
ホントのファンなら選手やスタッフに敬意を持った愛情ある批評をするのが
ホントだと思うんですけどね。

ただ罵声を浴びせるのがチームを強くする力にはなりません。
敬意と愛情を持った批評が選手たちのやる気を促し、さらなる
成長につながる事だと思ってます。
そういうスポーツファンが増えた時、日本のスポーツ文化が
ワンランク上に行くんだろうなと、胸糞悪い思いをしてる中で
常々考えてる事でもあります。