ティアラは2012年の10月に
福島から、東京のボランティアさんを経て
我が家にやってきました。
東日本大震災の被災犬であり、元繁殖犬です。
これは里親募集に使われていた写真。
犬舎も倒壊し、餌も不十分で、餓死する子も出ていて、東京のボランティアさんが数匹ずつ引き出して里親募集していたのです。
今でこそ預かりボランティアなんてしていますが、当時は保護犬や繁殖犬なんて見たこともなく、よくわかっていませんでした。
その時、先住犬のロッキーは15歳だったし
一抹の不安はありましたが…
被災地に対して私は無力だけれど
キャバリアを引き取ることならできる!と思い
ものすご〜く勇気を出して応募しました。
紆余曲折あって、やって来たのがティアラ。
男の人はトラウマがあるのか怖くて逃げてしまう
子供は予測できない動きをするから苦手
遊んだことないからおもちゃなんて知らない
抱っこされたこともないから抱っこが苦手
とにかくあれもこれもみんな怖い
飢えた経験があるので食に貪欲
今なら、ザ・繁殖犬だな〜と思いますが
当時はこんな怖がりのキャバリアいるんだとビックリしました。
来た日から私にベッタリで超ストーカーで
分離不安がすごくて
私が見えないと探し回ってパニックになり
パパさんに対してもずっと逃げ回るので
心配で誰かに預けるということが出来ず
犬連れじゃない旅行は行けなくなりました
でも可愛かった
こんなに誰かに愛されたことない、と思うほど
ティアラは本当に私に無償の愛をくれました。
亡くなった時は本当に悲しくて苦しくて辛くて
病院から家に帰る途中だったから
家に帰してあげられなくてごめんね、間に合わなくてごめんねって
家の前でティアラ抱きかかえて子供のように声をあげて号泣したな…
亡くなって3日間は
寝室の時計が夜中に突然グルグル動き出して止まったり
不思議なことがいっぱい起きて
私を追って階段を上る足音が毎日聞こえたりね…
思いきりペットロスになってしまい
車に乗ると体が震えて涙が止まらなくなり
リアンと子供の世話もあるので
普通の生活を送りつつ
隠れて半年くらいは毎日泣いていて、あの頃はメンタル崩壊してました
6年たってやっと
ルルちんはティアラやレピピと違ってママオンリーじゃないねー
ティアラはすごかったねー
なんて笑って思い出話できるようになりました。
預かりっ子の優しいお姉さん役、ありがとう
大好きだよティアラ
ずっとずっと大好きだよ
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