舞台、キタイ無事全ステージ駆け抜けることができました。

現在行われている多くの舞台は過去のことであったり、
起きていない事象の顛末までを描くものが多いのですが、
今回、
舞台２日目に原発にロボットが向かい３日目にロボットが停止したことがニュースで流れました。
自分のセリフと同じ現実が劇場に向かう前のテレビから流れ聞こえてくる。

過去から何を学ぶのかを提示する作品はたくさんあるのでしょう。
だが漠然と未来へ向かう作品と関われることがこの先幾つあるのだろうか。

ひどく幸せな時間でした。
風船の敷き詰められたアクティングエリアで舞い遊ぶように風船が舞う中、
イユテカキナウトの文字にキタイを寄せた八犬士たち
ニチケロコの文字をもつキタイはずれたち
スプートニク2号に乗せて打ち上げられたライカ犬
そして行く末を見守るフルタチイチロウ
キタイを集める使命を帯びた、大法師
全員の熱は皆さんに届いたでしょうか。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

わたしは次のステージへと進みます。
またどこかでお会いしましょう。

キタイ、によせて。