ロバート・ボールドウィン オフィシャルブログ Powered by Ameba
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ヒラリー、勝利宣言はまだできない

最初に言っておくが

私はアメリカ人ではない。


だから私には関係ない



言っても良いのだが・・・



アメリカ民主党の大統領候補を決める予備選で
アメリカ前国務長官ヒラリー・クリントン氏の
米民主党の大統領候補者氏名が確定したと言う
間違った報道を訂正していただきたい。




日本の報道が伝えているのはアメリカで報道されたものをそのまま日本語に訳しているだけ。それでも事実確認を怠ったことになる。
アメリカでは事実確認を怠ったと言うより、意図的に間違った報道を行っていると言う疑いもある。



実際の数字を見てみると米民主党の大統領候補者氏名を獲得するには代議員を2,383人獲得しなければならない。
現時点ではクリントン:1,812人 サンダース:1,521人である。
残り6州での選挙が終わるまでにクリントンが必要とされている2,383人に代議員獲得するのは極めて困難。

そこで、「特別代議員」の出番が回ってくる。
この特別代議員と言うのは通常の選挙で決着つかない場合に活躍する民主党が指名した住民代表とは異なる代議員。
現時点でクリントンに投票すると口約束をしている特別代議員は548人いるが(サンダースは46人)、この票はまだ確定しているわけではないので数えてはならない。

特別代議員の投票日は7月25日
6月14日に残りの選挙が終わり、米民主党大統領候補が決まっていなければ、そこでクリントンとサンダースは特別代議員の指示を得るための活動を行うこととなる。

つまり、6月14日までに2,383人の代議員を獲得しない限り、米民主党大統領候補が決まるのは7月25日となる。

クリントンは勝利宣言を「保留」にしているのではなく、勝利せずに勝利宣言をするわけには行かないだけだった。

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