もうすぐ終わっちゃうんだね…Season3まで長い長いあいだ待たなきゃいけないんだね…と、どんどん
寂しくなってきました。Hawaii5-OもS3が終わっちゃったし、楽しみが減っていく…次にAXNで始まる
「ホステージ」のCMで出てくる「日米同時放送」の文字が、血ヘド吐きそうに羨ましくてたまらない…
同時に!やろう!PoIも!

以下、微妙にネタバレしています。未視聴の方はご注意ください。

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Season2 Ep20 「In Extemis」(死の宣告)

まずは大事なファスコ・フューチャー。

・冒頭、オイスターベイにスティルス刑事の遺体を埋めるファスコがいきなりつらいです。
 遺体の上に突っ伏して嗚咽…ファスコぉぉおお!殺したのはリースなのに…
 そして、S1-ep1をここでもってくるとはという驚愕とともに開始。

悪徳警官でも、まあまあ優しいハゲやったんやなスティルス
$Reclusive Heaven

カーターはファスコの話を聞くの聞かないの?男性用トイレまで来たのに!(笑)
$Reclusive Heaven

・シマンスキー刑事、ビーチャーと立て続けに失い、今度は相棒が内務調査となるショック。
 フィンチを責めるのは見ていてつらかったけど、気持はわかる。携帯のペアリングはそりゃ
 魅力的なツールだし。そのなかで自分の心情やいろんなものが揺らぎ…というのは彼女の真摯な
 人柄が垣間見えるところでもあるけれど、ファスコにせよビーチャー相手にせよ、カーターの苦悩には
 「相手ありき」がやや抜け落ちてしまう感がある。特にファスコに対しては、自分の知りたいことだけ、
 自分がOKなフィーリングの時に教えてほしいようにも見えて、それはどうよ…と。

・そして何度みても「ううーん…ううううー」と悩むのが2つ。

・1つ目は、このファスコの件に関して素っ気ない&他人事にもほどがあるリース。
 スティルス刑事を殺したのは自分なので、首を突っ込むとややこしいことにしかならないという判断?
 カーターとの電話では、あえて突き放すことで「どうするべきか」という結論をカーター自身に
 選択させた?実際、カーターはリースの言葉でアクションを決めたようにも見えるし…リースの
 「自分の心に聞け。君は揺るがないと思っていた。一度汚れた警官はずっと悪党だと」のセリフが
 何とも言えない。ファスコは変わったと示唆してカーターに情で訴えているようでもあり、
 そういう信念の警官に自分が言う言葉も手伝えることもない、と一線を引いているようでもあり…
 ここのやりとりは、2人の距離感のズレというか、リースのスタンスがこう…(言葉にならない)
 
・何にせよ、ここまで来てもスティルス刑事&ファスコ@オイスターベイの一件にリースが絡んで
 いることをカーターが知らないというのが「いいの?あとになればなるほど、おおごとになるよ!」と
 ハラハラする反面、それはカーターが知る必要のない事実のような気もしてくるし、ファスコが
 リースのことをカーターに言わないのも、かばっているというよりも「自分の問題」と思っている
 ようにも見えて…各人の心の動き、行間がわたしには読み取りきれず、あさっての方向に深読み
 しすぎて(笑)ワケわからんことになっとります…

・ただ、カーター&ファスコの危機に知らんぷりする図書館組であってほしくはない、それはナイだろう
 と思っていたので、リースの態度がちょっとショックで(笑)理由を探しております。

・2つ目は、消えていたスティルス刑事の遺体と貸し出されたベア、徹夜のカーター。
 あれは夜中のうちにベアを使ってカーターが遺体を掘り起こし、移動させたということ??
 ベアとカーターの足が泥で汚れていたので、そういう事でいいんだよね…?
 そんな大仕事を女手ひとつで?!それこそリースがやらなアカンのとちがう?! 
 ベアは何を手がかりに見つけたの?ファスコの匂い?リースの匂い?

・とはいえ、カーターはep10からのアレコレだけ見ても結構ルールを破っているし、今更感も…(笑)
 
・スティルス刑事の遺体がなかった時、一瞬フィンチとリースが動かしたのだと思ったのです。
 ああ、すでに対策済みだからこその、リースのあの素っ気なさだったのかな…と。でもリース君は
 ホントに何も関わってはいない様子。ファスコの件が片付いたことを「朗報だな」と他人事のよう…?
 「ベアは?」の質問にフィンチの「その件なんだが…」の続きが聞きたい。何気に改まった、
 ちょっと話しにくそう?な様子の理由も知りたい。知りたいよハロルドさん!

・何もかもを説明するのは野暮ってモンで、行間やボカしてある部分の余白が素敵なドラマだけど、
 この一件は根掘り葉掘りゼロから100まで説明してほしい気分…だって、わかんないもん!(笑)

というファスコとHR絡み、こっそりイライアスの暗躍もアレコレな刑事サイドがありつつ。

・今回、わたしのリース君大好きメガヒッツ★コスプレが登場しましてリピート回数がもう軽く
 10回以上…(笑)
 いや、ファスコの件も見返してたのでね。たまに早送りしたけどね。

パーティー会場でのウェイターリース君ですよーv 何このカッコいい人ッッ!
$Reclusive Heaven

こんなッ!オットコマエなッ!ウェイターがいて た ま る か ッ!(鼻息)
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今まで出てきた潜入コスプレのなかで一番好き。ベストかな?白シャツの腕かな?匂い嗅ぎたい…!
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わたしも鼻血だして、介抱されながらナフキンについた鼻血を一緒に見たいよ!
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・今回のターゲットは心臓移植の権威として、名誉教授となったネルソン医師。プロファイルを
 フィンチから聞きながら、リース君「あんた並の頭脳の持ち主か」とさりげにフィンチ自慢。
 本人に自慢? だんだん意味がわからなくなってきましたよ…
 それを否定もせず「私も手先が器用ならば」医療の道にも…と匂わせるフィンチ。いやいや、
 手術みてワナワナ・プルプルしてたやん(笑)生理的レベルでムリと思います、ハロルドさん。
 有機物が苦手だからこそ、無機物であるIT関連で知能を開花させた印象があるし。

・せやけど「手先が不器用なフィンチ」って可愛いな…自覚しているのか、人に言われてきたのか。
 あんなにむくむくして、いつも可愛い動きの手が不器用。ぶきっちょハロルドさん。かわうぃね!

このリース君もカッケー!見て見てこのまつ毛!ハート鷲掴み★怪盗まつ毛、現る。
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・ネルソン医師はパーティー会場で毒を盛られ、すでに手遅れ。24時間以内には死んでしまうことは
 避けられないため、リース君は「このままでいいのか」とネルソン医師を焚き付け、殺害を企てた
 人物を見つけ出し、報復に行きます。

・ネルソン医師に盛られた毒は被曝系のなんや難しいアレ。放射能のモトを調べるフィンチ。またこの
 ツィードのコートが可愛い…!フィンチのお洋服は今更ながら、ホント全部かわいいなぁ。
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リース君のコートと違って、やや肉厚のウール、モッサ素材で襟やボタンが大きめなのがフィンチ
らしくて素敵。メンズアパレルの参考になります。
 
・ネルソン医師に関して「もう少し早ければ助かった」と言うリース。マシンの遅延が状態化している
 危機感が伝わります。例のブルースクリーンも、どんどん回数が増えてきて普通に目視できる
 レベルになってきてる。言われないと気づかない、サブリミナルみたいだったのに。

・シマンスキー刑事もビーチャーさんも番号出てから早かった=番号が遅かったものね…本物の
 フェイヒーもか。ドネリー捜査官はアレですか、カーラ様のスピード感には敵わなかったと。

・でもネルソン医師は、娘さんにお別れと愛を言えただけでもよかった…翌日の電話でも話せたし。
 マシンの遅延によって助けられなかったのは本当に残念だけど、ほんの少しの救いがあった。

人の首を締めながら電話する男前、足元に瀕死の老人。ここだけ見たらどんなドラマやねんと。
$Reclusive Heaven

リース君のコート姿も1日じゅうでも眺めていたい…中に入りたい、潜り込みたい…
手袋あると、さらにエクセレント。

・犯人を突き止め、ネルソン医師と行動を共にするリース君はなかなか楽しそう。
 あの注射器さぁ…(笑)胴体貫通するイキオイでぶっ刺して「ファッ?!」って声でたわ…
 何を持っても凶器・武器に見えるリース君だけど、一番持ってほしくないのは注射器かも。

・お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんかーな状況で、医者ではないが応急処置の知識は
 ある、と出てきたら最もイヤな人。ジョン・リース。処置中、みんなドン引き。

・リース君の応急処置に人工呼吸という選択肢はありませんか?いつか出てくるかなと、今回も
 期待しておったのですが。

・カーターからの大事な電話中、クローゼットで何を一生懸命探してるのかと思ったらボーイの
 制服だったのね…あれもお似合いだったけど、冒頭のウェイターがわたし的にはメガヒッツ。

・そして、ネルソン医師の最期を見届けるリース。冷え冷えと冴え冴えと、悲しくも美しいシーン。
$Reclusive Heaven

・助けられなかったのにお礼を言われたリース君のやりきれなさと怒り、マシンの遅延への
 戸惑いが表情の全部に見えます。なんだかとっても、凄まじく胸にクるシーン。フィンチの
 マシンへの危機感の表情「わからない…」も途方に暮れているようで涙が出そう。

この、自然光で白やライトグレーを基調とした逆光のコンポジションというのが写真や映像として
個人的に大好きなのですが、このドラマではわりと多用されている気がします。(S1ep4のレイプ犯と
リース君のラストの対話や、ロフトをプレゼントされた時もこのライティング。S2ならこないだの
ストームチェイサー回のラストもそう)

黒いコートのシルエット、均整の取れたスタイルのリース君を最も引き立たせる撮り方のようにも
思いますが、カラーなのに色味の少ない、モノクロに近い無機質感が、このドラマの世界観や
主人公2人の優しくて不器用で悲しくて…という心象を見せてくれるようで、こういったショットの
ひとつひとつがこのドラマにハマッたきっかけとして大きいように思います。フラッシュバックは
ブルー基調だったり、ほのぼのシーンは図書館内でもブラウンぽい暖色系になっていたりと、光と色を
とても効果的に見せてくれて、どのシーンを切り取っても絵になるカッコよさがいいです。もちろん、
主演のお二方の佇まいも。

そしてとうとう、真っ赤なエラー画面、アラート音とともにシャットダウンするマシン。 怖ぇー!!

来週からルートが登場。サム、頑張ってよ…!彼女はアナタに任せるよ!