*僕とあのヒトの未来(ON)*5* | 嵐♥︎大宮♥︎二宮和也♥︎大野智♥︎*Rino's大宮love書庫*

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溺愛ブログ♥︎です(*´ー`*)♡

日々の大宮のことを中心に、
大宮BL小説(短編&長編)を書いてます♡

大宮が満載♡なブログです(*´艸`*)♡♡

この小説は、BL要素を含んでいます。
苦手な方は、スルー推奨(;´艸`)

「君と僕のミライ(ON)」の続編です♡




*******




飲みすぎたのか、

少しだけ、頭痛がする…。



キッチンに行って、

水、一気飲みして…。



また、ソファーに戻って、

膝、抱えて…。



淋しいときにしてる、

いつものゲームも、

今は、したくない…。



ただ…静寂の中で…

あのヒトが鍵を開ける音、

じっと…待ってた…。



嫉妬してくれたのかな、なんて…

期待はきっと、的外れで…







帰りがけの…あのヒト…

すごく…怖かったんだ…。







「カズ、話がある。

先帰って待ってろ」って…。



俺…初めてそんなこと…言われて…。



マサキとキスしたこと、

怒ってんのかなって、思ったけど…。



なんとなく…

それだけじゃないような、

嫌な予感が…して…。



あんなに会いたかったのに、

今は、向き合うこと、

臆病になってる…。






膝に、顔、うずめたら…。



いつもより早い、心臓の音、

大きく響いて…聞こえて…。







そうやって、

ずっと…待ってたら…





カチャッ……





鍵が…回った…。






ドアが開いて…


近付いてくる足音…。





部屋に入って来るなり、

黙ったまま、俺の隣…

ドカッと、腰を下ろして…。



睨んでるみたいな顔で、

ずっと、前だけ、見てて…。



やっぱり、明らかに、

機嫌…悪くて…。







待ってる間、

《なに言われるんだろう》って、

怯えてたけど…



なにも言われない時間は、

もっと怖いって、感じた…。







…ふられるのかな…俺…






最悪の事態も、

今なら、あり得そうな気がして…。



不安で、泣きたくなる…。






「…カズ…」



やたらと長く感じる沈黙のあと…。



溜め息混じりに、名前呼ばれた時には…



その声の、あまりに低さに、

本気で怖くなって…。





その先の言葉、聞きたくなくて、

返事もしないで、下を向いた…。





「カズ、俺、言いたいこと、いっぱいあんだけど…」


「…………」


「…聞く気ないなら…帰るよ?」


「………っ…」




帰る、って言葉に反応して、

思わず顔上げる…。




「ごめんなさい…っ」




マサキとのこと…?

それとも、なんか違うこと…?

俺、悪いことした…?

…わかんないけど、謝らなきゃ…




ここにいて欲しくて、

怒られる前に、口が動いた…。






サトシは、ギュッて、眉を寄せてて…。




「なにがごめんなさいなの?」


「…それは………」



俺は…言葉に詰まって…。



答える代わりに、涙が…溢れる…。



「何で泣くの?」


「…ごめんなさい…」


「何で謝るの?」


「…ごめんなさい…」



こんなふうに…怒られたいんじゃない…



…サトシに…触れたい…

…抱きしめられたい…



だけど、サトシが、怒ってるから…


謝ることしか…できなくて…




「カズはさ…なんにも、わかってないね」


「…………」


「お前この頃、周りが見えてなさすぎんだよ…」


「……周り……?」




意外な言葉に、

思わず聞き返すと、

サトシは、大きく頷いた…。



「昨日もさ…なんでお前も来ないわけ?

部室で、みんな言ってただろ…?

ユウキが、家の都合で学校辞めるって話…。

それで、俺らで元気付けようって、飯、行ったのに…。

そういうのもさ、全然耳に入ってこねぇんだろ?

前はもっと、周りに気ぃ配れるやつだったのにさ。

さっきだって、マサキにあんなことさせて…」


「あれはっ……」


「マサキが勝手にやったって言いたいの?

ばかかよ。…お前…いい加減気付けよ。

なんでマサキが、あそこまでお前のために動けると思う?

それだって…昔のお前なら、すぐに気付けたと思うよ?」


「…………」



…マサキがなんなんだよ……って…

そこは、なんか、わかんなかったけど…。



ユウキが学校辞めるとか…

それは全然…知らなかった…。



俺…けっこう…仲良かったのに…。



「練習にも…集中してねぇし…

部員に対しても、態度悪いし…

正直…俺さ…

カズと、付き合わなかったほうが良かったのかなとか…

そうなふうにも、思いたくなるよ?このままだと…」


「………っ……それはっ……」


「それが嫌なら、ちょっとは反省しろよ。

今日はもう、帰るから…」


「………っ…」



サトシの、言う通りかもしれない…って、

お説教聞きながら…そう…思った…。



けど…

帰るって、言われたら…


また、一気に…涙、溢れ出す…。



「…い…行かないで…」


「………ん…?」


「…サトシに…会いたかったんだ…俺…。

部活で会っても…それだけじゃ…淋しかった…」


「…………」


「不安なんだよ…なんか…

ずっと不安で…サトシのことしか考えられなくて…。

…サトシの周りにいる人が全部、敵みたいに思えてきて…。

でも、それじゃダメだって、今、わかったから…

反省…するから…ここにいて…」



ずっと…言いたかったこと…。

口にしたら、余計に泣きたくなって…。



我慢することも諦めて、

声出しながら、泣きじゃくる…。




「お前のことは、ちゃんと、見てるから。

…淋しいとか言えずに、

また、素直じゃなくなってたことも…

毎日、不安そうにしてたことも…

全部…知ってるよ。

でも、それじゃだめなんだって、

自分で気付いて欲しかった…」



サトシの声が…

穏やかなトーンに、戻ってる…。



そのことに気付いて、

顔、上げたら…



腕の中…引き寄せられた…。



「不安にさせたことは…

俺も…謝るよ…」



柔らかな唇が…降ってきて…。



俺の口塞いで、そっと、啄ばむ…。



それはまるで…

初めて繋がった日みたいな、

とても優しい…キスで…。



途中で、薄く…目…開けると…



見下ろしてる目が……

愛しそうに…俺を…見てて…。



嫌われたわけじゃなかった…って…

やっと…実感する…。



細いのに骨張った、

大好きな、その指先で…

唇…なぞられて…



その指に、舌…絡めたら…



カラダ…疼きだして…。



どうしようもなく…欲しくなって…。



いいのかな…って、戸惑いながら…



背中に、腕回して…



思いきり…抱きついた……。



*******


3泊4日を終えて、

今、戻ってきました(;´艸`)

メッセージとか、返せてなかったり、

ブログに遊びに行けてなかったり、

いろいろ、明日から、再開したいと思います(*゚ー゚*)♡


旦那の実家で、夜中にこそこそ、

iPadで続き書いてたけど、

Wi-Fiがなくて更新できてなかった、お話の続きを、

とりあえず、UPしておきます♡♡

またまたアメ限に行くよ行くよ詐欺…(;´▽`A``

アメ限は、次回でした~(*/∇\*)


Rinoでした♡