鈴と空のブログ

鈴と空のブログ

読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

一覧はこちら。

作家名別 ・ タイトル別の一覧と

5つ星をつけたものだけをまとめたものがあります。


評価について

私の好みを基準に決めています。


★★★★★ すごく面白かった。大好き。

★★★★☆ 面白かった。好き。

★★★☆☆ 最後まで読めば3つはつけるのでここが基準。

★★☆☆☆ 残念ながら途中で読むのを諦めた。

★☆☆☆☆ 読もうと思ったのが間違いだった。


五段階になってはいますが、実質三段階です。

2つ以下は滅多につけないので。


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逃亡医/祥伝社
¥1,470
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肝臓移植のドナーになるはずだった心臓外科医・佐藤基樹が失踪した。
佐藤のかつての恋人・遼子から捜索を頼まれた

元刑事・鹿川奈月は男の生まれ故郷を訪ねる。
しかし、以前そこにいた「佐藤基樹」はまったくの別人だった。
“佐藤”とは何者なのか?
そして、なぜ逃げるのか?
足取りを追う奈月は、孤独な男の影にいつしか自らを重ね合わせていた…。
「ドナー予定者」「友のいない男」「関西弁の呟き」…。
かすかな手がかりを、元刑事が追う。
医療ミステリー界の気鋭が贈るノンストップ・サスペンス。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★☆☆


あれもこれも、何もかもがあっさりだったな。


元の名前も、人間関係も何もかも捨てて別人となった今の自分、
そうして手に入れた医者という仕事、
目の前に迫った患者の手術、
初めて知らされた我が子の命の危機、などなど。


奈月が元刑事であるという設定、その刑事を辞めた訳、
辞めてからの元同僚や恋人との関係、
奈月とは別の追っ手、などなど。


逃げる為に捨てたものも、逃げる最中に出くわしたものも、
戻ってきてからのものも、何もかもがあっさりだったような気が。


要介護探偵の事件簿/宝島社
¥1,500
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反骨精神をモットーとする香月玄太郎は、

不動産会社を興し一代で成功を収めた社長。
下半身が不自由で「要介護」認定を受けている老人だが

、頭の回転が早く、口が達者。
ある日、彼の分譲した土地で建築中の家の中から、死体が発見された。
完全密室での殺人。
お上や権威が大嫌いな玄太郎は、警察が頼りにならないと感じ、
介護者のみち子を巻き込んで犯人捜しに乗り出す。
完全密室の殺人、リハビリ施設での怪事件、老人ばかりを狙う連続通り魔、
銀行強盗犯との攻防、国会議員の毒殺事件など、

5つの難事件に挑む連作短編ミステリー。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★☆☆


最初の1編では苦手かも、なんて思ってしまった玄太郎。


口は確かに相当達者でなかなかに強烈な印象の人間だし、
「お上や権威が大嫌い」だと言いながら
自分の要求を通す為にそれらを活用したりするものだから。

なんとなく苦手、敬遠したい気持ちになってしまう。


ただそうやって上層部をちらつかせたり、
お金に物を言わせてまで通そうとするものが私利私欲ではなくて、
事件の真相を解明することだったりするから。


だんだん苦手だと感じることもなくなってくる。
身近にいたらなかなかに大変そうだとは思うものの。


最後には『ドビュッシー』のあの岬先生も登場で。
玄太郎・みち子コンビとはまた雰囲気の違う、
玄太郎・岬先生コンビの活躍、やりとりももっと見たかったな。


ウエディング・ベル/実業之日本社
¥1,680
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銘和乳業課長のわたし(川村晶子)は、

38歳にして14歳年下の児島くんと結婚を決意。
だが、友人は好奇の目で見る、双方の家族の反応もばらばらで、

賛成あり、微妙な品定めあり、断固反対もあり。
くわえて、新しい人気ドリンクでも難問山積。
二人がウエディング・ベルを鳴らす日はいつのこと……?
あなたの結婚感度がUPするラブストーリー。
好評文庫『年下の男の子』続編。
――――― Amazonより


個人的評価 : ★★★☆☆


図書館で棚に並んでいた五十嵐さんを

特に内容を確かめずに借りてきた1冊。

3作以上の続きものの真ん中だけ読んじゃった気がした。

『年下の男の子』という前作があって私はそれを読んでいないので
前に関しては当然っちゃ当然か。


そして今回ここで終わったということは後にもまだ続くのかな。

晶子と児島くんがどういう結末を迎えるのか、
ベルが鳴るのだとすれば父親とはどう折り合いをつけるのか、
まだ片付かないままのことがたくさんで。


基本的にこの『ウェディング・ベル』の中では
晶子と児島くんの関係においてさほど事態が動く(進展する)わけでもなく、
仕事の面においてもイマイチ盛り上がりもハラハラも感じず。


なので最後まで読んでも「……で?」としか言えなかったような……。
前作をちゃんと読んでいて

晶子や児島に思い入れでもあれば違ったのかもしれないけど。


しあわせなミステリー/宝島社
¥1,400
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亭主関白の真逆を体現する男・兜。
愛する息子も恐妻も知らない、

彼の本当の職業は…殺し屋!?(「BEE」)。
故郷の自然と思い出を守りたい。
そんな主人公・夏美の前に現れた、不思議な男。

彼の正体は…?(「二百十日の風」)。
大人気、佐方検事シリーズ最新作。
相次ぐ郵便事故に目を留めた佐方は、

ありえない秘策で事件を解決する!?(「心を掬う」)。
今回の名探偵は…

著者人気シリーズ「アゲハ」から飛び出した、
ハラマキ捜査官の愛娘・菜月(8歳)(「18番テーブルの幽霊」)。
大人気作家オール書き下ろし、“人の死なない”ミステリー。
心にしみる、とっておきのアンソロジー。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★★☆

3つ寄り。


伊坂さんのは好き。
「殺し屋」なんて物騒な仕事と恐妻家という家庭での姿とのギャップが。
どうやら他にも兜の登場作品があるようで。
読みたい。


柚木さんのも好き。
やっぱり佐方が良くて。
この間の『検事の本懐』で好きだった佐方の話だということで、
期待値が上がるのが半分、評価が甘めになるのが半分、か。


中山さんのは嫌いじゃない。
けど、「鳥云々」と言い出したのにちょっとがっくり。
あんなの別に実際に(鳥になって)見てなんかいなくても想像できるのに。
気持ちの問題としてそんなことができるかどうか、

というのは別問題としてあるかもしれないけど。
それまでと最後は嫌いじゃなかったのに(だからこそ、か?)、
その「鳥云々」だけがどうにも不自然な感じというか馴染まないというか。


吉川さんのも嫌いじゃないけど、なんだかしっくり来ない感じも。
この間ドラマをやってたのはこのシリーズか。
8歳らしくない、大人びた子どもなんてのはそんなに珍しい設定でもないけど、
そんな菜月も、母親のハラマキも、あまり魅力が分からずで……。


千年ジュリエット/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥1,785
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惜しくも普門館出場を逃したハルタとチカは、

息つく暇もなく文化祭に突入した。
だが、吹奏楽部、アメリカ民謡部、演劇部と次々に問題が持ち上がり……。
大好評青春ミステリ“ハルチカ”シリーズ最新作!
――――― Amazonより


個人的評価 : ★★★☆☆


今回は吹奏楽の存在感は軽め?
吹奏楽だけじゃなく、ハルチカが活躍したという印象も、草壁先生も。


だから面白くなかったとは言わないけど、
本音を言えば少々寂しいような、残念なような気も。


また面白そうな人たちがたくさん登場。
スナフキンやアメリカ民謡部はこれから

吹奏楽部、ハルチカと関わってくんだろうか。

タクシーの運転手さんもなかなか素敵なキャラクターだったけど、
今回きりなんだろうか。

文化祭当日、マレンを見に来たあの人は。