くるくる くるくる
柏の葉で
しらたまちゃんを巻きました

あらえら あらあら
しらたまちゃんの柏巻き
けれども 食べるわけにはいきません

ちゅんちゅん ちゅんちゅん
籠の中
さえずる しらたまちゃんは
もういない

ちゅんちゅん ちゅんちゅん
お空の上
羽根を広げて 飛び回る

「今日も元気だ いい天気」
「あの子はどこだ?元気かな?」

いつも見てるよ きみのこと
愛してくれた  きみのこと

たかーいたかーい お空の上
今日もきみを  

あ・し・て・る



※しらたまちゃんは、仲良くしているある母娘のお友達が、飼っていた小鳥の名前です。
残念ながら、昨年末、天国へ!
昨夜、某局のニュースの最後に、ご紹介映像が流れて、それを観てふと浮かんだポエムです。

今年も藤の花が咲きました

え?いつの間に?

二週間ほど前は
枯れ木の如き様を呈していたのに

初夏の風に揺れながら
フサフサと
心地よく揺れている

今年も藤の花が咲きました

何もしていないのに
優しい愛の言葉もかけず
栄養になる肥料もあげず
したことといえば
放っておいたことだけで
毎年毎年
里道を歩く人々の眼を
楽しませている

「今年も美しく咲きましたね」
「いつも、観させていただいています」

お散歩中のおばあちゃんから
声を掛けていただく

世間はコロナ禍で
暗いニュースが行き交うばかり

こうして平凡な日常の中
通い合う心があることが
幸せなことなんだと
透明な風に心地よく揺れている
薄紫の花を見ながら
今日も心に言い聞かせる



人生は
選択と判断の積み重ね
日常茶飯事のことから
自分にとっての
大切な転機というべき
重要なことまで

AかBか
右か左か
その選択を迫られ
その判断を突きつけられる

選択を間違えば
迷路に入り込み
進んでも 進んでも
出口は見つからない
迷子になり 
一人 途方に暮れる

そして、
あとになって、
「ああ、あの時!私の選択、私の判断は間違っていたのだ」
と、気づかされる

が、あとのまつり

人生に失敗や挫折なんて
当たり前
いつも どんなときにも
成功街道まっしぐら なんて
そんな人は いないだろう

運とチャンスに恵まれても
きっとその人が日頃から
亀の如く
倦まず弛まず努力して
勝ち取った成功の杯

努力 継続
そんな地道な日常が
やがて その人を
押し上げる

平坦な道を歩いてゆくことを
よしとして
一日一日を大切に
一人ひとりを大切に

私は今日も歩いてる