夫婦問題:仮面夫婦が子どもにもたらす影響 

 

こんにちは。松浦です。難しい話ですよね。

 

専門書にどう書いているかは横において、僕なりの持論をちょっと話しますね。

 

離婚が子どもに影響するから、仮面夫婦でいることに決めた・・という話

耳にする機会は案外少なくありません。

 

ご夫婦が、徹底した仮面夫婦、子どもの前では仲良くするというスタンスを貫けるのであれば、僕はそれを否定はしません。

 

どういう状況になっていくかという結末的なものは、結果に過ぎないからです。

 

それに、どういう環境で育っても、皆がマイナス的な、何かを抱えながら生きていくわけではないですから、それを完全否定するということは、

子どもが持つ可能性も否定することになるので、絶対的にノーだという考えでいるわけでは

ありません

 

関連:「大人だけじゃない」仮面夫婦が子供に与える影響と仮面夫婦の家庭で育つ子供の本音

 

ただ、ちょっとだけ考えてもらいたいのは、

 

仮面夫婦とはなんぞや・・という話です。

僕の結論の一つ、あくまで一つですが、

 

仮面夫婦は、○○ごっこ遊び、に近いというのが僕の一つの結論です。

 

仮面夫婦を努力している方もいるでしょうし、仮面夫婦自体が一つの夫婦のあり方と考えている方もいるでしょうから、そこにフルパワーを使えている方の努力はすばらしいとは思います。

 

けれど、一方で、相手方と心まで通わせることは難しい側面はありますから、

 

だから、ごっこ遊び、に近いという感覚があるわけです。

 

どういうことかというと、

 

ごっこ遊びは、演技です。それが本物ではないことを知っているわけです。

 

だから、

 

ごっこ遊びから成長は期待できないわけです

 

お医者さんごっこで、医学の技量が培われるかというと、それはありません。

 

夫婦の成長する姿が、子どもに影響を与えている要素であるならば、

 

ごっこから学べるものは、多くはないかもしれません。

 

努力は認めますし、僕は離婚を推奨する立場でもありませんから、

離婚した方がよいと言っているわけではありません。

 

ですが、仮面夫婦ができるのであり、それを子どものためと思うのであれば、

ごっこ遊びから抜け出るために、夫婦カウンセリングを受けないまでも、

学んでみてもよいとは思います。

 

関連:夫婦カウンセリングの教本

 

くどいようですが、否定はしていません。話し合った結果として、その方向を導かれたわけでしょうから。

 

ただ、前述の点を、少し考えていただくと、また違う仮面夫婦の形を考えることが

できるようになるかもしれません。

 

仮面夫婦やモラハラなど、離婚や修復についてはHPで解説していますので、

そちらも参考にしていただけると幸いです。

 

また、離婚と修復のおきがる相談室ではご相談を受け付けていますよ。

 

それでは。

 

//行政書士松浦総合法務オフィス 松浦智昌