あなたら夫婦問題を解決できますか?という危ない質問について 

 

表題の件。正直言って、気持ちは分かります。

 

夫婦問題、特に修復したい側の方で、さらに離婚をしたい相手方が相当に強気な場合には、

問題解決という特効薬を欲するのは分かります

 

だけど、解決できるか、できないかと問われれば、

それは「分からない」というのが誠実な返答だと、少なくとも僕は思っています。

 

夫婦問題は、もともと問題があったわけですし、

 

問題の解決を進めていくうえでも、やり取りをしていくうえでも、

 

感情はプラスにもマイナスにも移りゆくものです。

 

だからこそ、少しでもより良い方向に進めていけるように、精度を上げること、

確率を上げること、それが僕の仕事でもあります。

 

数学の問題であれば、問題集やテストに書かれていて、固定されているわけだから、

それは解けるはずです。がんばれば。

 

だけど、夫婦の問題は、くどいようですが、日々移ろい、移りゆくものです。

また、感情の問題でもあり、許せるもの、許せないもの、恨みのあるもの、怒りレベルのものというように、解決できないものも含みます。

また、コントロールできない問題も含むわけです。

 

そして、なぜ表題の質問が危ないと書いたのかというと、それは、結論を見ているからです

 

結論だけを見てしまう方は、多くの相談所に通い、正解を探します。

 

けれど、相手方の居ることですから、相手方のいない状況で正解が見つかることはありません

 

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夫婦の問題を引き起こしてしまった、本質的、根源的な意味での正解は見つかるかもしれませんが、解決への正解は見つかりません。

 

移ろう中でも、プロセスに重視して、自分だけではなく、相手方のこともしっかりとみて、

そのうえで動きにあわせて必要な行動と思考を持って対応していく、

いずれにせよ、プロセスが重要で、その結果として、解決というものが付いてくるかもしれないという意識が必要だと思うわけです。

 

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夫婦の問題は、自分のことと、相手方のこと、そして表面的に語られている物理的、具体的な原因よりも、もっと深いところにある理屈を知る必要があります

 

そして、その深いところにある理屈については、

夫婦共々、言葉にすることが難しく、また認識することができていないために、

どうしても表面的で分かりやすく、共通認識を持てている問題で水掛け論を繰り広げてしまうわけです。

 

ですから、そうした水掛け論にならない本当の夫婦問題の原因を知ってもらいたいと思っています。

 

そこを知りたい方は、ご相談くださいね。

 

離婚と修復のおきがる相談室

 

離婚と修復のガイドブック

 

夫婦の問題は、当初出てきた問題が、どんどん形を変えていきます。

言い分もどんどん変わっていきます。

それは何故なのか、そんなこともお話しさせていただきますよ。

 

// 行政書士松浦総合法務オフィス 松浦智昌