ピアノとリトミックと音楽療法と療育
全部まとめて
いいとこどりの『音楽』を
これは私自身の今までの
音楽教室講師、音楽療法士、療育の経験をベースにした、音楽あそびレッスンです。
一般的なピアノレッスン
通常のピアノ教室では、上手にピアノ演奏できるようになることが目標・目的となってきます。
ソルフェージュや楽典を通して総合的な音楽の理解を深め、ピアノ演奏や表現力の上達を目指しテクニックを磨いていきます。また、幼少期から発表会やコンクール等の舞台を経験します。
その他にも、情操教育や趣味、生涯学習としてのピアノレッスンという位置づけもありますが、いずれにしても、ピアノ演奏の上達が1番の目標となります。
発達に不安のあるお子さんのピアノレッスン
私のレッスンでは、音楽を「手段・道具」として使います。
目的やねらいは、運動・認知・社会性・言語コミュニケーション力の向上です(保護者のニーズによっても変わります)。
音楽はそのための道具です。ピアノの上達はあくまで、副次的効果とします。ここが、一般的なピアノレッスンとは決定的に違うところです。
分かりやすく言い換えると…
・音楽療法ピアノレッスン
・療育ピアノレッスン
このようなニュアンスになると思います。
このレッスンではお子さんの特性に配慮した上で、音楽を通して発声を促したり、コミュニケーションをとったり、即興演奏を通して自己表現を豊かにしたり、リズムを合わせたり連弾したりすることを通して、協調性や社会性などを育てます。
また、音楽の中で数字や形、色等の理解を促したり、音を聞いてイメージしたり、指先を使っての表現を楽しんだり…
つまり、療育での『支援の手立て』にあたる部分を、全て音楽で行うという発想です。
目的やねらいは、運動・認知・社会性・言語コミュニケーション力の向上です。
必ずしも、難易度の高い曲が弾けることが目標になるわけではありません。
しかしながら…
「ピアノを習わせているんだから、上手に弾けるようになってるよね!?」
という部分に焦点があたりがちです。
どうしても一般的なピアノレッスンのあり方やイメージに引きずられて、ピアノの上達に目がいってしまいますが
難易度の高い曲を弾くことが目的なのか、そうではないのか。
目的やねらいを理解をした上で
検討していただけたらと思います。