同じ病気の猫ちゃんがいたら不安をあおるだけかもと思いましたが、頑張ったのんちゃんの最期を書いておきます。

気管虚脱になった猫ちゃんが、みんなこうなるわけではなく、のんちゃんは他にも病気を併発していたのと19歳というシニアだったことを最初に言っておきますね。

ある日、ゴロゴロとは違う胸のあたり?からゼェゼェという音がたまに聞こえたり咳込むようになり、病院へ連れて行ったら先生の前ではゼェゼェしなくて、なので私が状況を説明したのですが、風邪ではないか?と

家に帰って数日してもなんとなく風邪ではない気がしてゼェゼェ言っているところを録画して再度病院へ行き動画を見てもらう。ゼェゼェと言うかアヒルのようなガァガァ?のほうが正しいかな?

そこでレントゲンを撮ったところ気管虚脱と判明しました。

年齢的にも手術はムリ、注射と飲み薬で様子をみることになりましたが、のんちゃんには効かなかったみたいで徐々に悪化していき、ほぼずっとガァガァ言うようになりました。

横になって寝ようとすると、さらに息苦しくなるらしく朦朧とフラフラしながら必死に立ち続け、どうにか楽にならないかとタオルやクッションなどで支えてあげようとしても嫌がり、結局私が時間のあるかぎり手で体を支えてあげるくらいしかできない。

ウトウトはするけれど立ったままでは熟睡はできず、食欲も少しずつ無くなりお水を飲むだけになった。

そんなフラフラ状態なのにもかかわらず猫用のトイレまで必死に行き用をたす。オムツは嫌がるのでせず、好きなところでしていいよ、キレイに拭いてあげるからと必死に伝えましたが…伝わりませんでした。

数日後、とうとう力尽き倒れて立てなくなりました。

あまりに苦しそうで「神様お願いです。のんちゃんを早く楽にさせてあげてください。それがお別れすることしかなかったらそれでも構いません」と願ってしまう。

倒れて横になってからしばらくすると、なぜか息もゆっくり落ち着いてきた。ガァガァ聞こえる音も小さくなった。でも、私はこの状況を全く安心できず、むしろこれは嵐の前の静けさに思え、きっともうすぐお別れなんだと感じました。

それから少しすると、とても苦しそうに何度ものたうち回り、私はただのんちゃんを優しく支えてあげることしか出来ず涙が止まらない。私の手のひらに頭をぐったり乗せ苦しそうに何度か引きつり「ヒー」と言う小さな悲鳴のような声を3度あげてそのまま動かなくなりました。

よく見ると心臓はまだピクピクと動いていて、そのあともう一度だけ小さな悲鳴をあげ亡くなりました。

4月16日夜中の2時

これが、2週間弱の間の出来事でした。

あんなに苦しんだのに、亡くなった後の顔は仔猫のように可愛く、まだ息をしているんじゃないかと何度も確認してしまいました。

数年前に道端で倒れていたのを保護し病院へ連れて行ったら、先生から、もう15歳くらいのおばあちゃんだと言われ、少しは元気になったものの足腰が弱く腎臓が片方機能していなかったり耳が聞こえなかったり膀胱炎やらいろいろあり、そんな中で4年間がんばりました。

今は苦しみから解放されて、のんびりしているのかな。

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