国家試験対策_患者申出療養制度の概要1 | ペーパー社会福祉士のうたかた日記

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社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。

これが始まったのは去年の4月で、
混合診療、いよいよ解禁か!!と、
局地的に騒がしくなってはいたが、
第29回では出なかったネタ。

第30回で出るか出ないかつうと、
制度的には微妙なところだが、
出たら困るのでやっておきます。

あ、それと、

いろいろ調べて読んでみた結果、
どうも世間で言われていることと
わしが感じたあれこれとでは、
若干、乖離現象がありますんで、

なので、

制度の概要と、解禁騒ぎになった、
世間のご意向を忠実に書いてみて、
イチャモンと疑問は後から書くと、
こういう図式でやっていきたい。

混合診療、っていう字面をみると、
保険診療・保険外診療を、
ごたまぜにしてやることみたいな、
乱暴なイメージがわきますけども、

ここでは、
点滴しながら気功やるみたいな
行為を混ぜることじゃなくて、
保険! 費用の話ですからっ!

混合診療とは、1人の患者が、
「保険の範囲は医療保険で賄い、
保険外診療の費用は自己負担」
=費用が混合するってことです。

わが国は原則、混合診療は禁止。

もし、ひとりの患者に対し、
保険診療と自費診療を提供したら、
全部まとめて自費診療となって、
健康保険への請求は認められない。



2006(平成18)年から始まった、
保険外併用療養制度は、

混合医療は禁止ではあるものの、
一部の例外的なニーズに合わせ、
その範囲を細かく限定すれば、
保険診療と自費診療、
混合してやっていいよって制度。

保険外併用が可能な療養は、
評価療養、選定療養
新創設の患者申出療養


評価療養の主なものは、
先進医療、治験のほか、
医薬品、機器、再生医療などの
適応外使用。

選定療養の主なものは、
差額ベッド代、予約診療、時間外、
大病院の初診・再診など。

新しい患者申出療養というのは、
ネーミングの意味そのまんまで、
患者がやりたいと申し出ること。

評価療養で定められている、
先進医療A、先進医療B、以外に、
この治験に参加してみたい!とか、
この未承認薬を使ってみたい!と、
患者が国、医療機関に申し出る。

・すでに実施されているもの
・初めての医療を申し出るもの

と、どちらの申請も受け付けて、
安全性、有効性などの審議を経て、
OKであれば、療養が実施される。
これが2016(平成28)年に開始。

これがどうして、すわ混合医療、
いよいよ解禁なるか!?
みたいなことになったかつうと、

さっきも書きましたけど、
わが国では混合医療は原則禁止。

評価療養と選定医療は、
本来はやっちゃだめなんだけど、
必要だからやってるってだけで、
本来はやっちゃだめなんだよ、

となっているところへ、

今度から、患者が申し出たら、
混合医療、やったろじゃないか!
ということになったんで、
すわ解禁だ解禁だとなったわけ。

混合医療がなぜ禁止だったのか、
日本医師会をはじめとする、
反対派が訴えているのは以下3点。
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①高額な先進医療を富裕層が独占、
貧乏人との格差が広がってしまう!

②不必要な自費診療が増加して、
患者の負担が不当に増えるおそれ!

③科学的根拠のない民間医療横行!
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かなり長いことやってみた結果、
混合医療 解禁 問題点 などで
検索してヒットする記事の内容は、
日本医師会の見解に添っている。

そうだそうだ!解禁反対!反対!
混合医療を解禁してしまうと、
医療が金持ちに独占されちゃう!

と、こういうことみたいだけど、
わしゃめちゃくちゃ引っかかった。
特に①とか、正気ですかと思う。

正気ですかといって悪ければ、
徹頭徹尾、ホントかよって感じ。

と、

長くなるので、いったん切るで。
この続きはまた明日!

受験生は、これは概要だけど、
今のところこんだけでOKです。
もちっと詳しいのは試験直前に。
いろいろ入れると混じるからw



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