長いあいだ休憩していた「観劇」ブログですが、ちょぼちょぼ再開します。


観劇以外にちょっとしたことに没頭してて観劇のペースがスローになってたけど、

それなりに月2本ぐらいの観劇はしてました。


いつもなら同じ演目を2~3回見るところを1回とかに減らして~でもやっぱり

観劇はやめられない(=⌒▽⌒=)


観劇に魅せられてから初めて蜷川さんの舞台をひとつ見逃してしまったことが

悔やまれるけど・・・

公演期間がほかのイベント重なってどうしても調整ができず断念・・・「シンベリン」

です。「シンベリン」は別の劇団で観てはいるのですが、やっぱり蜷川さん演出で

見たかったわ(ノ_・。)


そして、「トロイラスとクレシダ」を2回観て、やっぱり蜷川さんの演出はいい~

好きだ~って思った。


一番の魅力は幕が開いて3分でそのお芝居の世界に入り込めちゃうこと。


もちろん、お芝居によっては観進めていくうちに入り込めるものもたくさんあるけど、

あの入り込んでしまう瞬間が蜷川さんの舞台はすごい・・・幕間の休憩で現実に

戻る・・・そしてまた幕が開いて一瞬に入り込む・・・あの空間と時間があたしには

たまらない≧(´▽`)≦


シェークスピア戯曲は大作で名作もあるけど、よ~くお話を読むとほとんどの

戯曲はあまりの矛盾が多々、ありえない設定も多々、同じような人物関係も

多々~でもそれを感じさせないぐらいのつくり方で観客を魅了する蜷川カン

パニーはやはりあたしの観劇人生の原点o(^▽^)o


次はコクーンでの「僕らの四ツ谷怪談」~これはシェークスピアとは違いロック

なテーストでの仕上がり・・・そして予想通りの長丁場・・・3時間半、しかも休憩

が2回もあるらしい(°д°;)



観劇好きが高じてたくさんの演者の方々の知り合いもできました。


その方々とのお芝居に関する語らいもあたしにとっては至福の時~素人の

ただのお芝居観劇好きのあたしがその中にまぎれこませていただくだけでも

幸せ(-^□^-)




今回、ご縁があってジャニーズの舞台を観ました。


「少年たち」@日生劇場


「Dream Bosy」@帝国劇場


そしてジャニーズ主催舞台ではありませんがジャニーズからの出演があった


「銀河英雄伝説」@銀河劇場



どちらも20代のジャニーズの男の子達が中心の舞台ですから、どの程度の

内容なのか・・・でもお芝居っていろんなジャンルがあって、いろんな見せ方が

あるんです。


正統派のストレートプレイもあれば、エンターテイメント性の高いお芝居。


あたしはどちらも好きですが・・・ちょっと苦手なのがミュージカル100%の

舞台かな?歌は好きだから、挿入歌程度のは好きなんだけどね。セリフの

やりとりがすべて歌だけっていういのがちょっと苦手(;^_^Aやっぱりセリフは

その人の言葉で聞きたいっていうのがあたしの個人的趣味です。歌で感情を

盛り込むっていうのができるのがミュージカルのすごさだと思うけど、その演者

の口から放たれるセリフひとつひとつはその時の体調や感情が随分正直に

出るから、同じ演目であろうと、そのちょっとした演者さんの心の違いで違う

ように聞こえてくる。だからあたしは同じ演目を開演直後、中日、千秋楽

ちかく~という3回を観ようといつも思ってます。



演者さんたちも初日に合わせて稽古をかさねてその役作りをしてのぞむん

だけど、やっぱり本番の舞台にあがり、観客の反応や、全体通しての流れで

セリフの言い方や、立ち方、動きなんかにも調整をしながら作り上げていく。



「少年たち」と「Dream Boys」、そして「銀河英雄伝説」の感想はまた次回(^O^)/



さて、秋冬のお芝居のチケット先行にちょい乗り遅れ加減なので、ぴあとか

イープラスとか覗きに行こう~とo(^▽^)o




I really want to travel somewhere alone.


I frequently travel either overseas or domestic through the year, but I always plan it

like booking hotels and cheking the sightseeing places well in advance. I never travel

myself.


However, I just to want to travel by myself with no plans.


I do not know why I suddenly started thinking of it.


Maybe, I want to find out what I really want to do from now on and be true to myself.


Do worry, my buddies! I am not depressed at all!!


I'm at the crossroads of my life, wondering whether or not I should go on as I am.





本当に久しぶりに訪れた「与野本町」でした。

いつ以来なんだろう~と考えてみたけどあんまり思い出せないあせる

当然ながらあそこにはさい芸へ行かない限り降りることはない駅だから
きっと最後にさい芸で観た「じゃじゃ馬ならし」の時ではないかと~。
となると去年の10月??

わ~一年ぶりってことですねニコニコ

ここ数年それなりに年何回か行っていたさい芸ですが、1年もご無沙汰
していたとは~!

与野本町駅・・・変わってました!!お店がほとんど一新キラキラ
まず、改札を出て左へでると、以前はしがないファンシーショップが
あったのですが、Vie de Franceに変わってましたし、
ほかにも新しいお食事ができるお店、きれいなお花屋さん、マツキヨなど

与野本町へ行くたびに、さい芸があってそれなりにお客さんがくる駅に
してはぱっとしないお店ばかりで、コンビニさえもさい芸近くに
ファミマが1件・・・今時、コンビニ1件しかない町も少ないな~って
思ってました。今になってやっとかよ~ってぐらいです。

コンビニも1つ増えてましたよパー駅でてすぐのあたりに・・・でも
またファミマ~あせるファミマすでにあるのに、なぜにまたファミマ~?
ファミマの市場調査ってどうなってだか・・・。

与野本町駅付近の感想はこのぐらいにしておきますニコニコ



「アントニーとクレオパトラ」はすでに別の劇団で観たことがある演目
だったのでストーリーはわかっていました。

シェークスピア戯曲のお芝居ってなんか敷居が高いとか、内容が難しい
とか言われてますが、あたし個人的にはシェークスピア戯曲自体は
なんともつまらない内容だったり、中途半端な史劇だったり、世間で
言われている「名作」というものからはほど遠いって思う内容が多い
と思ってます←シェークスピア戯曲信者のみなさん、ごめんなさいあせる

シェークスピア自身もあれを「読み物」として楽しんでもらうつもりで
書いたのではないんですよね~、あくまでも「演劇化」するために書いた
脚本と考えるのが一番じゃないかなと思います。

だから、いかに演出家がシェークスピア戯曲を観客を魅了できるような
舞台に作り上げるか~ってことにあるわけで、その演出家如何で駄作
にもなるし、名作にもなりえるって。


そうなると、蜷川さんという演出家はシェークスピア戯曲にかかれている
矛盾点やつまらない内容さえも観客を感動させるようなシーンに変えること
ができちゃう人なんですね。



今回の一番の注目は「橋本じゅんさん」でした。

じゅんさんと言えば~腰痛・・・じゃなくって、劇団☆新感線の看板役者
さんのおひとりですね。今年は「純情オセロ」でやくざさんを演じて
いらっしゃいました。

当然、蜷川演出は初舞台で、どんなふうにシェークスピア劇を演じて
くれるのか楽しみでした。

いや~これがいつものじゅんさんだったところがツボでした。

以前、小出恵介くんが「恋の骨折り損」に出演されたときにも同じような
感想を思ったんですが、なんかシェークスピア劇~っていう演技では
なくいつも通りのなんですよ。恵ちゃんはひょうひょうと現代風に役を
こなしていて、まるで現代ドラマや映画の中の若者を演じてました。
それがまた朗々とセリフをしゃべるシェークスピア特有の演者のみなさん
とは違って新鮮にみえたものです。

じゅんさんも、確かに彼の口から解き放たれるセリフのひとつひとつは
シェークスピアのあの長ったらしい抒情詩のようだったり、回りくどい
説明だったり、神様を引き合いに出しての表現だったり・・・。

でも口調が・・・新感線なんですよねニコニコ

彼の演じた役は「イノバーバス」というアントニーの従順な側近なの
ですが、最後にはアントニーを見限ってシーザーの元へ逃避してしまい、
でも結局はその裏切り行為に後悔して死んでしまいます(たぶん)。
そもそも、イノバーバスは下流階級の出身という設定でもあるので、
言葉づかいが荒っぽかったりどちらかというと江戸の下町の町人風
だったりするのが正しいのかもしれません。ただ、お芝居中に彼が
下流階級出身者だというがわかるような場面や説明がないので、ほかの
登場人物たちのセリフに比べるとかなり違和感があるのも確かです。

それでも、あの舌をかみそうになるような普段では口に出すことが
ありえないような抽象的なセリフはさすがのじゅんさんも苦戦したのか、
途中、セリフを噛むという珍しいところも見せていただきました。

この「イノバーバス」の存在は、「アントニーとクレオパトラ」を
演出する人によって扱いがまったく違ってくると思われます。
確かに、シェークスピア劇でありがちな、メインストーリーとは
外れたサイドストーリー的な部分がこの「イノバーバス」の存在
でもあるのですが、蜷川さんは彼の存在をそれなりに位置付けて
演出してくれたと思います。

イノバーバスがアントニーを見限り、シーザーの元へ逃避すると
アントニーからイノバーバスがエジプトに残してきた金品類すべて
が送られしかもアントニーからの手紙が添えられています。
手紙には「次は裏切らなければならないような主君でないことを祈る」
と書かれています。実際はこの手紙をイノバーバスが読むシーンは
ないのですが、アントニーがそのような内容の手紙を添えて送るように
と部下に命令することであたしたち観客は知ります。

イノバーバスはの元主君、アントニーの自分への優しさを知り、自分の
した行為を後悔し、苦悩します。そのシーンは切なく、ほろりとしました。
それはじゅんさんのすばらしい演技力と表現力にほかならないのですが。

ちなみにじゅんさんは地毛を茶髪にしてましたよ~。


アントニーはクレオパトラという女性の美貌に骨抜きにされ、ローマの
英雄、軍師ともうたわれていた人物であったのにもかかわらず、名誉も
地位もすべて奪われてしまうばかやろうエロオヤジに思われがちですが、
実は部下思いでローマのために命を捧げて戦いを続けてきた名勇なんですよね。それを思い出させてくれるのがイノバーバスの存在だったと思います。それはやはり蜷川さんの演出趣向のひとつだったんじゃないかと思いますニコニコ


あ~やはり、蜷川さんの手がけるシェークスピア劇は魅力的ですキラキラキラキラ