家畜伝染病、口蹄疫(こうていえき)の感染が広がる宮崎県は11日、新たに感染疑い例が出た宮崎市と日向市の農家の家畜がいずれも陽性だったと発表した。両市は殺処分や埋却作業を同日から本格的に進めている。

 宮崎市は、1325頭の豚を飼育する同市跡江の養豚農家。日向市は、349頭の肉用牛を飼育する肥育農家。

 また、宮崎市は発生農家の近くにある「生目(いきめ)の杜(もり)運動公園」の閉鎖を決めた。同公園には年間26万人が来場し、プロ野球ソフトバンクなどがキャンプを行うアイビースタジアムやテニスコートがある。

 同市は「発生場所近くであり、感染防止を考慮したうえの措置。県高校野球大会も同球場の使用はできないだろう」と話した。

 一方、日向市では獣医師11人、市職員や内外からの応援など総数100人を動員し、同日中にすべての作業を終えたいとしている。

【小原擁、荒木勲】

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