下書き
八丈島は飛行機で約30分
東京都の小池知事は2018年1月5日(金)の定例会見で、
平成30年度予算案に小笠原諸島での航空路開設のための
調査費を計上したことを明らかにした。
航空路を開設することによる地域への影響や、使用機材の選定などを実施する。
都は2017年7月、小笠原村との協議会をおよそ7年ぶりに開催、
父島に空港を整備する方向で検討することを確認。
滑走路は1200mクラス、どんな飛行機が就航する?
たとえば島民の救急搬送に際し、
現状においては自衛隊の飛行艇やヘリに頼らざるを得ず、
小笠原諸島における空港の開設は長年の懸案でした。
空港の建設地として検討されているのは、
世界遺産の範囲外であるため開発が可能で、
旧海軍の飛行場跡地も残っている父島の州崎地区。
当初1200mの滑走路を計画していたが、
付近の峠を削る必要があるため環境への影響を配慮し滑走路の縮小案も出ている。
当初の1200m案であれば、使用機材はDHC-8-Q400が予想される。
滑走路が縮小となると、
小笠原村議会が設置した小笠原航空路開設推進特別委員会では、
ATR42-600Sが候補案に出た。
これは2017年6月にATR社(フランス)が制作発表をした機体で、
短距離離着陸(STOL)性能を向上させ、
800m超の短距離滑走路での運航が可能となっており、
同社は2020年の運用開始を目指している。
東京都心と小笠原間の航空路が開設された場合、
直行便であれば2時間半程度のフライトになる見込み。