2月の二十日の面接で採用内定したときは病院を退職させられたショックもあって、
働けることが嬉しくて職場環境など冷静に考えられなかった。
もちろん入ってみないとわからないことはたくさんあるが、
体力に自信ないからゆっくり話し相手してるくらいのほうが自分にはいいかもと思っ
ていた。
視覚障害者のことを知らない人の中で働くことは大変だとはわかっていたし、
理解してもらうためには根気が必要だともわかっていたつもり。
しかし、通勤ルートの確認で指導員の先生と一緒に職場に行った時、
私物の置き場所や更衣室がないことを知らされたり、
白衣の購入の件で約束していた話が全然すすんでなかったことなどから務める前から

悪いイメージと不安を持ってしまった。
とはいっても就職難の時代、
やめれば次があるかどうかもわからないので、
ハローワークの人に相談したりもしたが、
とりあえず勤めることにした。
嫌な予感は初日から的中した。
私の初出勤の日から施設の利用者に加わったおばあさんには丁寧に挨拶をする職員、
私には何も言わなかったの。
こちらが新人なんだからこちらから挨拶すべきなんでしょうけど、
ばたばた動き回っているしどこにだれがいるか見えないんだからわからないんだよね

新しく入った職員の紹介がないというのもどうかと思ったがさすがにむっときて、
社長に訊いてみると、
「障害者に接するのが初めてなのでどうすればいいかわからなかったんだと思う、悪
気はないから許してやってくれ」とあちらの見方だった。
社長の言い分もわからなくもないし、
仲間がかわいいのはわかるがそれはないだろうとさらに気分を害した。
毎日の行き返りの車の中での短い時間にいろいろ話をし、
訊かれた事に答えたりもしたが、
口ではわかったようなふりをして調子のいいことばかりいうが何一つ約束を守ってく
れず不信感が強まっていくだけだった。
施設にお金を払ってくれる利用者さんはだいじにするが、
職員はいいかげんに扱うんだとのイメージも持ってしまった。
ある時、認知賞のおばあさんのマッサージを
マッサージ用のベッドではなく隣に置かれている別のベッドでするようにと支持され
た。
揉んだらいつもすぐに寝てしまうし、
移動が大変だからだ。
小柄でやせたおばあさん、
ベッドが低くて立ったままでは腰が痛いので、
座ろうとして右膝を強打、
あまりの痛さに声も出なかった。
確認してなかったのも悪かったのだが、
ベッドと床との間に空間があると思い込んでいたがそれがなかったのだった。
しかし、利用者さんに心配をかけてはまずいと思って痛みをこらえて仕事を続けた。
揉み終わってから言ってもよかったが我慢できる痛さだったので黙っていたが、
帰る時間になった頃うずきだした。
事情を話すと、
「送迎できる時間は今しかない、急にそんなこと言われても内には薬もないし処置の
仕方もわからないから困る、
自分の身体は自分で管理してもらわな困る、ヘルパー頼んで帰れ」などと信じられな
いようなことを言われた。
母校の先輩に話すとそれはひどい、施設側に職員の危険回避義務はあるはずだ、
何かあったときのために今回のことはしっかりメモしておくように」とのアドバイス
をくれた。
翌日出金したときに足を気遣ってくれた人が一人もいなかったのはいうまでもない。
 またあるとき、背もたれ付の椅子が廊下に出ていたのを知らずぶつかりドンと結構
大きな音を立ててしまった。
その音に利用者さんが驚いたそうで、
警戒心を持つとそれを取り除くのに時間がかかるから気をつけろと帰りの車の中でか
なり強く言われたこともあった。
その他いろいろあったが狭い部屋の中での移動にはリスクが伴うこと、
職員はぎりぎりの人数で利用者の世話をしているため、
私の施設内での移動時の危険回避が難しいこと、
自分からこの日に手続きや電話をしますって言っておきながらその約束を一度も守っ
てくれず、
遅れた理由の説明もないから社長や施設庁に対して不信感を持ったこと、
利用者さんとの会話がままならず職員としての自覚がないといわれここは自分のいる
ところじゃないなと感じたこと、按摩マッサージのスキルがいかせないこと、
等等の理由で母校の先輩が見に来ないうちにやめてしまったのだった。
先輩からは電話でこんこんとやめないようにと諭された。
「見えない人と接したことのない人たちには気長にこちらから提案していかないと状
況が変わらないよ、
待っているだけで愚痴ってもだめ、
努力もせずにやめるのは自分勝手だ、
そんな状態ならどこに行っても勤まらないし、成長もしない。
思ったことをいわずに我慢しているからストレスたまって体調崩すんだよ。
今回のことをいい試練だと思ってやめずに頑張ってみてそれでも変わらなければ考え
ればいいんだ」などと。
けれど、先輩からの電話がかかる前日にやめると決めて社長に伝えていたので1時間
あまりかけて説得されても私の気持ちが変わることはなかった。
やめてからやっと3月にさかのぼって採用の手続きやら雇用保険手続きをすると言い
出した。
それで、雇用保険被保険者証を送るようにといわれた。
しかし、利用者さんの飲み薬をぐちゃぐちゃにしてなくしたり衣服をなくして大騒ぎ
したりなど物の管理がずさんなことを知っているから、
原本を送ってなくされると困るので、
近所の喫茶店に頼んで差出人名と送るもの、手続きをお願いしたい旨を書き添えてフ
ァックス送信した。
しかし、さすがはアバウトな人たち、
届いたとも手続きをいつ頃する予定など何も連絡がなく一週間が過ぎた。
次の職場の採用が内定し3月分の給料ももらってないから黙っていられなくなって事
務員にメールで問い合わせると明後日しますと社長が言っていると返信が来た。
多分黙って待っていたらいつまでたっても動かなかっただろう。
その問い合わせメールの返信に信じられないことが書かれていた。
去年の12月から給料をもらっていないんだと。
それならもしかして自分ももらえないんじゃないかと不安になったと同時に先輩のア
ドバイスを無視してやめてよかったとしみじみ思った。
手続きをする予定の日を過ぎてもなんの連絡もなかったが、
その三日後に日本通運から不在だったので荷物を持ち帰ったとのメールがきたので
再配達の手続きをしてその日の夜に配達してもらった。
デイサービスからの荷物で頼んでいた給与明細と給料がふうをしていない封筒に入れ
られ白衣と一緒に入っていた。
後日ヘルパーに見てもらうと明細は便箋に走り書きされたものだった。
しかも雇用保険はちゃんとかけてくれていたが、
白衣は誰も着ないので1万円ご負担願いますと書かれていた。
白衣はどうすればいいかとは聞かれたけど1万円の負担は知らされてないよ、
一ヶ月でやめたんだから負担させられてもしかたないとは思うが、
承諾なしで一方的に言ってくるとはいかがなものか……
こういうのって法的にはどうなってるんだろうな。
しかも便箋の給与明細なんか申告には使えないじゃないですか。
いくら普通の文字が読めないからって人を馬鹿にするのもいいかげんにしろ。
便箋を見たヘルパーもこれ見ただけでちゃらんぽらんなところだとわかるよ、
利用者さんになにかあったときちゃんとしてくれるんだろうか、
私の母もデイサービスの施設でお世話になっているが、
こんないいかげんなことはしないよとあきれていた。
怒りがおさまらないので、
数年前にお世話になったライトハウスの指導員に電話して話を聞いてもらった。
「そんないいかげんなところと戦っても糠に釘だよ、
なにを言ってもこたえないと思うから、
はらがたつだろうけどやめるというあなたの選択は正しかったと思うよ、
気持ち切り替えて次の仕事に取り組んだほうがいいよ」と優しく言ってくれた。
ありがたいアドバイスに感謝している。

お久しぶりです。
初めて勤めたデイサービスの話を今回と次回の2回に分けて書いてみたいと思います

2月末で門真市の病院を退職させられたことは以前こちらに書きましたが、
3月一日から寝屋川のデイサービスで働き始めました。
勤務時間は本来は月曜日から土曜日まで9時から4時半までなのですが、
社長の配慮?で試用期間の間は月曜日から金曜日まで9時から2時までということに
されました。
職場は駅から少し遠いので最寄り駅からの送迎をしてもらっての通勤でした。
デイサービスでの仕事は初めての経験で、
施設側も視覚障害者を雇ったことがないので、
見えない人への対応の仕方、手引きの仕方など全く知りません。
去年秋に開設された新しいところできぼもまだ小さく利用者は10人以下です。
私以外の職員はすべて晴眼者、常勤のマッサージ師は私だけ、
看護師がいないのは
きぼの小さい施設なので違法ではないようです。
利用者さんは多いときで数人程度、
マッサージを希望されない方ももちろんいらっしゃるので、
私の仕事は利用者さんの話し相手をすることが大半でした。
そうなることは務める前からわかってはいましたが、
話をあわせるのが大変だということは予想できても、
視力がないと会話がままならないとは思ってもいませんでした。
他の職員も会話は言葉のキャッチボールなんだから見えなくてもなんの問題もないと
思い込み、
私が問題点を伝えても全く理解してもらえませんでした。
見えないと利用者さんとの話の話題やきっかけがなかなか見つけられないということ
と、
表情やしぐさが見えないので、
声での答えが返ってこないと意思疎通が取れないということです。
施設ではテレビがずっとかかっているので、
見えていれば画面に写ったものを話題にすることもできるでしょう。
利用者さんの顔色や表情を見て「眠いのか?」「しんどそうやけど大丈夫か?」など
と問いかけることも可能でしょう。
利用者さんの服装や持ち物などを褒めたり
どこで買ったのか、誰かに買ってきてもらったのかと訊くなどなどいくらでも話題は
見つかります。
そして、それに対する答えがたとえうなずくなどの動作であっても会話は続くんです

しかし、見えないとそうもいかないんです。
利用者さんのほうからべらべら話してくれれば相手するのは簡単なんですが、
認知症とかの方だとテンションを下げちゃいけないのでこちらから話しかけなければ
いけないんですね。
それで私なりに努力して、
「昨日はよく眠れましたか?」
とか、
「ご飯ちゃんと食べられてる?」
「夕べテレビどんなの見たの?」
「熊本の出身だって聞いたけどいつ大阪に来たの?」
「誰と住んでるの?」
等等話しかけてみたけど、
答えはうなずくか「さあなあ」とかしか返って来ず話が全く続かない。
そんな利用者さんでも他の職員が話しかけると笑ったりしながら楽しそうに話してい
ました。
慣れているから気楽に話せるんでしょう。
私には警戒心を持っていたのかもしれない。
最初のうちはそんな状態でも耐えられましたが、
それ以外にもいろいろあって時間がたつにつれストレスがたまっていきました。
勤め始めてから二週間くらいたった頃パートの事務員にそれとなく話したら、
私に何でも相談してくれたら話を聞いてあげると優しい言葉をかけてくださったので

職場では利用者さんがいて話せないから、いろいろメールで書きましたが、
なんのアドバイスももらえず、私のストレスは増すばかりでした。
盲学校の先輩に相談したら学校にも求人を出しているからお願いしますって言ってき
た施設だし、
全く何も知らないところじゃないので、
近いうちに様子を見に行くと言ってくれたりいろいろアドバイスもくれましたが、
約束を守らないことと、
いろんなことがあまりにもずさんで耐えがたかったのと、
せっかく身につけた按摩マッサージのスキルが十分いかせないので今月二日にやめま
した。
次回に続きます。
読んでくださりありがとうございました。
Coffeeです。
いろんなところから今朝の投書の感想が送られてきていますが、
退職までのいきさつを知っている方から、
「掲載された文章はどうもインパクトにかけますね、
もっともっと深いのに。
あれだと割愛されすぎてちゃんと伝わらないような気がするー。」ブログやメルマガ
などのネット媒体で全文を掲載できる機会があればいいのにね」といわれました。
それであらためて原文を読み直してこちらに載せることにしました。
2月五日の記事「穏便に解決したい」でも少しふれていますが、
2月九日付けの投書の原文を掲載します。

理不尽な辞令

大阪市在住の全盲のマッサージ師です。
パソコンは音声読み上げソフトで操作しているので、
画面は見えませんがこうして文字の読み書きができています。

 私は4年あまり前から病院に勤務しています。
 今月一日の夜仕事が終わった後、
事務長から呼び出され、
局長からの辞令が出たといわれました。
なんとそれは、来月一日から大阪一利用者の多い地下鉄と京阪電車を乗り継いでさら
に一キロ歩かなければたどりつけない堺市北区にある遠方の分院への転勤命令でした

ラッシュアワーの電車で通勤している全盲者もいらっしゃると聞いたことはあります
が、
ルートを覚えたとしても悪条件(ラッシュで込み合って駅構内等動きがとりにくい)
の電車を乗り継ぎさらに一キロも歩くというのは私に
は無理です。
今は京都方面行きの電車での通勤で駅から職場までも近いので問題ないんですが、
さすがに毎日そんな遠方への通勤はリスクが大きすぎます。
ですが、辞令を受け入れられなければやめなければいけないのでどちらにするかの返
事は一週間待ってもらってインターネットで検索したり知り合いなどに相談したりし
て法律関係のことや失業保険のことなどいろいろ調べました。
三日の金曜日に大阪労働相談センターに電話して状況を話したら、
不当解雇の可能性もあるのでと職場の管轄の全労連大阪労連北かわち地区協議会を紹
介されました。
電話で予約して一昨日ヘルパーさんと行ってきたのですが、
私の考えが甘いのか世間知らずの無知なのか、
気分を害しただけでした。
労連の方がおっしゃったのは下記のようなことでした。
「組合に入って辞令の撤回要求の交渉したとしても組合からは
「目が見えないんだからそんな遠くまでの通勤は危ないだろう、本院で働かせてやっ
てくださいよ」くらいしか今の状態ではいえない。交渉するとなると雇用主は弁護士
を立ててあることないことを持ち出してきて話がこじれるだけじゃなく私と職場に溝
ができてさらなる嫌がらせを誘発するだろう。
がんばって分院までなんどか行ってみてけがでもすればまた転勤が無理だと今よりは
強くいえるけど行かずに言ってもわがままだとしかとられない。ちゃんと雇用保険を
かけてくれてるし、
会社都合の退職扱いにしてくれるなんて良心的な職場だ。
分院への転勤という形で私の雇用も確保しているし辞令を伝えたのも法律通り一ヶ月
前だし、
コスト削減のため患者からの指名が他の人と比べて少ない私を転勤させるのは不当な
扱いとはいえないから
病院のやり方に法律上おちどはない。
だから、たとえ裁判したとしても勝ち目なし」というような話でした。
行けないならやめろというのは解雇の強要なんじゃないかと聞いてみましたが、
解雇命令が出たんじゃなくて移動命令だから正当だといわれました。
それでやめてもなかなか仕事がないんだから、
がんばって分院へいけと言われてしまいました。
通勤困難な理由が朝おきが苦手だとか通勤に時間がかかりすぎるからなどの身勝手な
ものではなく、見えないためにリスクが大きすぎるということなのにわがままだとと

れるなんて私には理不尽としか思えないです。
日本はまだ国連の障害者差別禁止法の批准をしていないのでこんな理不尽な辞令もま
かり通るのでしょうね。
全労連での話しにかなり気分を害したので、
今の職場を紹介してくれた盲学校の先輩に求人があったら教えてほしいとお願いの電
話を入れたとき全労連でいわれたこともすべて話したんです。
そしたら、全労連の人は視覚障害者に対する理解がないからと働く障害者のユニオン
を紹介してくれて、
相談してみましたが、
病院側に法律上のおちどがないからどうすることもできないといわれてしまいました

しかも、精神的にかなりまいってしまって、
これ以上嫌がらせをされながら働き続けたいとも思わないので、
辞令の撤回要求の意思もなく、
話し合いで退職時の条件が有利になるように持って
行くしかありません。
そんなわけで辞令が出なければずっと成れた職場で働き続けたいと思っていましたが

転勤が困難なので退職を余儀なくされました。
ただし、退職するにしても少しでもこちらの有利になるような条件をつけた退職届に
したいけれど、
普通の文字の読み書きが自力ではできないので、
今の職場を紹介してくれた弱視の先輩に立ち会ってもらって明日書くことになってい
ます。
けいきの低迷が続く中、
不当解雇やリストラなど増え続けていると聞いていますが、
私と同じような扱いをされる全盲の労働者が増えないかと危惧しています。け
こんにちは、Coffeeです。
ついにこの日がやってきました。
私の投書が今日の朝日新聞の「声「欄に掲載されています。
中四国と近畿、北陸地方のみの掲載ですが、
早速見たよとの頼りが届いています。
様々な事情で読めない方もいらっしゃると思いますので原文のコピーをお見せします。
賛否両論あるとは思いますが、
多くの方の目にとまり、
同じような立場で追いつめられている方に勇気を与えられたらと思います。
以下記事です

〈障害者権利守る条約批准を〉

 私は全盲のマッサージ師です。自宅近くの駅から電車で15分ほどの病院に勤めて
きました。2月に突然、堺市北区にある分院への転勤命令が出たのです。
 分院の最寄り駅は、地下鉄や私鉄を乗り継いで約1時間かかるところです。途中に
非常に混雑する御堂筋線を使わねばなりません。さらに駅を降りてから1㌔歩かねば
ならないのです。「そんな遠方への通勤は私にはリスクが大きすぎます」と断りまし
た。すると「受け入れるか辞めるかのどちらかだ」と宣告されてしまいました。
 労働組合の連合会に相談しましたが「病院側に落ち度はない。たとえ裁判を起こし
ても勝ち目はない。転勤を受け入れなさい」と、突き放されました。
 2006年、障害者の権利と尊厳を保障するための「障害者の権利に関する条約」
が国連で採択されました。多くの国が批准していますが、日本はまだです。結局、私
は退職を余儀なくされました。
 景気低迷が続く中、不当解雇が増えていると聞きます。私と同じような扱いをされ
る障害者の労働者が増えないか危惧しています。
こんばんは、お久しぶりです。
先月九日にネットから初めて朝日新聞社に出した投書、
てっきり没になったと思っていたのですが、
数日前に23日の金曜日の「声」欄に掲載しようと思って準備中だとの知らせが来て
びっくり。
原文が長すぎるからと編集された内容がメールに書かれていましたが、
いくつか要望を出して書き直してもらっています。
理不尽な移動辞令に応じられず退職を余儀なくされたことを書いたので、
健常者の方にはもちろんですが、
視覚障害を持つ仲間にもぜひ読んでもらいたいです。
朝日新聞への私の投書が多くの人々の目にとまり、
勇気を与えることができたらどんなにすばらしいだろう。
きっと同じような立場に追い詰められている人もいるはずだから。
だけど、多くの視覚障害者は活字を読むことができない。
パソコンや携帯を使えればネットで記事を読むことは可能だが、
投書欄はデジタル版の購読申し込みをしないとだめ。
しかし、そこにもバリアが(T_T)
支払いがクレジットカードのみ。
自筆でのサインや暗証番号の入力などの問題があってまだまだ持っていない人が多い
のが現状だ。
点字図書館だけでなく地域の図書館にも対面朗読サービスがあるが、
新聞を見ないと内容がわからないのだから私の投書の存在も知ることは不可能ですよ
ね。
知り合いにはメール、その他にもツイッターや電話などでお知らせはしているが、
本当に困っている人にはなかなか伝わらないんだろうなあ。
ラジオの番組に同じ内容のメールを送るという手もあるが、
メッセージテーマがたいていの番組には設定されているからなあ・・・
もしこれを読んでいる方でネット上に投書を見つけたら教えていただけないでしょう
か?
こんばんは、コーヒーです。
ツイッターとナウを連動させているので、
なうには書き込んでいますが、
ブログ更新って久しぶりです。
気まぐれ日記ですので次回はまたいつになるかわかりませんよ。

さて、先週の水曜日仕事の後事務長から呼び出され局長からの辞令だと来月一日から
分院への転勤を告げられました。
そこは晴眼者なら1時間あまりでいけるところですが、
ラッシュアワーに大阪一込み合う地下鉄と私鉄を乗り継ぎさらに1キロも歩かなけれ
ば行けないというのは全盲の私には危なくてとうてい無理です。
ですが、転勤命令に応じられなければ会社都合退職にしてやるからやめろ、
去年7月から雇用保険をかけているから5ヶ月失業手当が出るからその間に新しい職場
を探せというんですね。
分院に欠員が出るのでそちらの補充だと思われますが、
私が転勤させられる理由は週五日間または六日間長年働いている他のマッサージ師と
比べて私を指名するお客さんが少ない上に患者も減っているの
で人件費を減らしたいようです。
でもね、考えてみてください、
週三日働いていると言っても午前中行くようになったのは去年の3月半ばからでそれ
までは午後だけの半日だったんですよ。
朝来院される患者さんは年配の方が多いじゃないですか?
週にたったの二日しかいない私がいついるかなんて簡単に覚えられるわけないですよ

今まで指名している人からいついるかわからない私に代わりたいと思う人なんてわず
かですよ。
補助要因のような勤務時間の私と毎日出ている人と比較するのもおかしいと思うんで
すけど。

 雇われてから4年足らず雇用保険の話は全くでなかったのに、
就労時間が20時間に達していないのにも関わらず去年の7月に「保険かけるから障害
者手帳のコピーをとらせてほしい」といわれたとき、
何かありそうな予感はしていたんですが、
まさかこんな形で退職を強要されるとは思ってもいなかったです。
視力のあるスタッフも何人かいるのに、
全盲者には通勤が困難な場所だとわかっていながら転勤命令出すなんて理不尽です。
雇用主には従業員の安全配慮義務があると思いますが、
今回のケースではその義務を怠ってることにはならないんですかねえ。
転勤するかやめるかの返事をせかされていますが、
七日の火曜日まで待ってもらっています。
やめればたちまち生活に困りますし、
かといって弁護士さんに頼むとなれば高額な費用がかかりますからそれも難しくて悩
んでいたところ、
「弁護士ドットコム」というサイトを見つけたので質問投稿してみました。
これ以上の嫌がらせはごめんなので、
裁判などで争ってまで復職する気はさらさらありませんが、
同じやめるにしても上手にやめたいと考えています。
パートなので会社から慰謝料とかもらえるはずもないですが、
生活がかかっているので困っています。
本当に泣き寝入りしてやめるしかないのでしょうか
明日は京阪電車のダイヤ改正の日。3月半ばからそんな情報をキャッチしていたが詳細は今月中旬以降じゃないとわからないと駅員から聞いていたので、
発表を待っていた。
新聞や時刻表が読めないので、
近所に住んでいる朗読ボランティアさんなどにわかったら教えてほしいとお願いしていた。
でも、忙しいからか、昨日になっても連絡がなく、
ネットで調べても見つからず不安になってきていた。
そんな私に助けの神が現れた。
昨日の朝の出勤時駅前で声をかけてくれた女性。
私と同じ電車に乗るからと駅前から電車の中まで誘導してくださったので、
開札を入るとき「こんどの土曜日からダイヤが変わるが時刻表はないですか」と聞いてみたら
すぐに見つけて手渡してくれた。
彼女もご存知なかったようでびっくりしていたが、
電車の中でいつも利用する時間帯のところを読んでもらった。
特急が増えて各停が経るとのうわさを聞いていたので、
心配していたが微妙に時間が変わるだけだとわかってほっとした。
朝弱い私はぎりぎりまで寝ていたいが、
一便遅れたら15分も待たなければいけなくなると気が気じゃないので・・・
誘導してくださった女性は途中で急行に乗り換えるので、
先に降りていかれたが、
いつも同じような時間に乗っているのでまた見かけたら声をかけますと行ってくださった。
視覚障害者の誘導は慣れてらっしゃるようで、
いつも乗る車両を聞いてくださったり、
降りるとき大変なのを理解しているのか、
おくの座席ですが空いているけど座りますかなどと聞いてくださったり等、
本当に親切にしてくださりありがたかった。
また彼女に会えるのが楽しみだ。
10歳年上の盲学校の先輩(私と同じ生まれつきの全盲)と時々skypeで話をする。
めったに会えないが、
彼も病院に勤めているので、
いろいろ相談にのってもらっている。
健常者にはなかなか理解してもらいづらい問題もあるが、
同じ立場での工夫や知恵などいろんなアドバイスももらえて助かっている。
 昨夜つながったとき
「私は杖持って歩いているのになんで見えてる人ってよけてくれんのやろか、
もちろん黙って私ら知らないうちによけてくれてる人がたくさんいることは理解しているよ。
けどね、自分らが立ち止まって私らによけさせる人がなんて多いことか、田舎でも同じなの?」と尋ねてみた。
「それは発想の違いや、見える人には真ん中によけるって発想がないんだよ、道の端によったらよけていると思っているんだ。
けど、うちらは端っこのほうが道に沿って歩けるから安心やろ?そんなこと見える人にはわからないからね」と即答だった。
とかいだと道の端も店の看板や放置自転車、立ち止まって話し込んでいるお年寄りなど障害物だらけなので安全地帯とはいえないけど、
確かに彼のいうとおりだ。
道の端に立ってどうぞって言う人が確かに多い。
端っこを歩き続けてよけて待っている人にあたっても「危ない、そっちそっち」とかいわれてどちらかによって歩くように支持される。
通してくださいなどと書いた旗でも持って歩けばよけてくれるんだろうかなんて思ったこともあったが、
発想の違いがネックになっているのなら旗もあまり効果はないでしょうね。
けど、目が見えるからどこが安全でどこが危険な場所かの判断が簡単にできるから危険から身を守れるんじゃないの?
見えないってことはそれすらわからないから杖で1歩1歩前を確認しながら歩いてるんじゃないですか。
よける場所が真ん中であろうが端であろうが、
見えてれば杖を持っている人と自分の位置の把握も簡単にできるのですから、
どんな風にすれば見えない人を通して上げられるか判断できそうな気がするけど立場の違いってそんなことも説明しないとだめなんですね。
小さい頃私が一人での外出を渋っていたら
父から「おまえは杖持ってるんだからどうどうと歩けばいいんだ、
見える人はみんなよけてくれるから危なくないんだ」などと耳にたこができるほどいわれてきたけど、
もうそんな時代は終わったようで、
大げさないいかたすれば一歩外へ出れば今は毎日が命がけの戦争状態です。
杖をまともに振って歩けば自転車に引っ掛けられて折れたり歪んだりして破損する、
安全なはずの歩道上には放置自転車、半分乗り上げて置かれている車、猛スピードで行き交う自転車や人、
中途失明で一人歩きをマスターされる方の苦労を思うと本当に頭が下がります。
たとえ疲れていても一瞬たりとも気を抜けないのですから、
「お手伝いしましょうか」などと親切に声かけてくださると本当に助かります。
視覚障害者の中には慣れているところだと知らない道を通ったりされるとかえって不安になるからなどと断る人もいるけど、
私はいやらしいおじさんとかじゃなければ感謝してお願いします。
見えないと道路にしろ電車の座席にしろ、
端っこから順番にしか確認できないから、
何かと不便である。
電車の席は端っこから座っていくので、
あいていても見つけにくい。
あいているところありませんかと聞けばいいようなもんだけど、
もし空席がなくて疲れている人に気を使わせるのも申し訳ない気がして聞けないんですよね。
親切に教えてくださることもあるけど、
まあ十回に一回くらいですね。
こんなこと恥ずかしくて外国の視覚障害者の友達に口が裂けてもいえないですよ。
職場の全盲の同僚が、
座っている人にぶつかってまで空席を探すのは抵抗がある、
見える人と一緒だと電車で座れるから嬉しいというが本当にその通りだ。
降りるときのことを考えて彼女は端っこの席じゃなければ座らないようだが、
私はあいているとわかれば場所にこだわらず座る。
並行感覚には内耳の3半規管だけじゃなく視覚情報も影響しているため
ヘルニアで足が痺れて歩くのもやっとなんて時は特に揺れてる車内で立つことは慣れているとはいえ見えてる人よりはらくではないと思うから。
夜は見える見えない関係なく、
大半の方が疲れているので、
できればみんな座りたいと思っている、
なので席を譲ってほしいとは思わないが、
もしあいてるところがあれば教えていただければありがたい、
そう思うだけです。
ご訪問ありがとうございました。
最近ツイッターで紹介されていたyoutubeのサイトにアクセスしてみたが和訳や英文スクリプトが字幕での表示だったため見えない私には内容が全く理解できなかった。テレビの緊急地震速報のような生命に関わるような情報でさえも字幕でしか表示されないケースが頻繁なのですからその手のサイトが珍しくもない。
しかし、私はサイトの紹介者をフォローしていたので、
紹介された動画に興味を持ったが画面が見えないしかなりの早口で話しているので全く理解できず残念だと伝えることはできた。
視覚障害者をご存知ない健常者なら大半が見えない人がパソコンを使えるなんて思わないので、
こちらの事情を理解してもらうのに時間がかかったがとりあえず内容がわからないことくらいはわかってくださったようだ。
しかし、問題はその後の対応だった。
youtubeの動画がご自分の作った動画じゃないとしても不便な思いをさせたことに謝るくらいの配慮もあっていいんじゃないか。
英語のエキスパートだから謝る必要がないなんてことはないでしょう。
総理大臣であろうと大統領であろうと関係ないはずです。
健常者ならボタン一つで和訳も英文スクリプトも簡単に見られるから内容理解ができるようになっているんですよ。
それが見えなくて困っていると訴えているのに謝るどころか努力を強要されるんですよ。
可笑しいと想いませんか?
「英語力がつけばわかるようになるので今できることを続けてください」だとか、
内容を全部理解する必要もないのです。これはどなたにでも言っているのですが、英語がわかるという過程は、細かい表現の理解よりも、伝えようとしているメッセージを感じることを勧めています」などとフォーカスのずれた返信をされたりしてね。
それなら字幕なんて必要ないんじゃないの?
正直英語教育のエキスパートがこんなありさまだなんて驚きですわ。
こんな人が増えると字幕入りの動画も増えて、
ますます見えないものにとってのバリアが多くなっていくのかなと危惧しています。
ぜひこれを読まれた健常者の方々のご意見を聞かせていただきたいです。
ご訪問ありがとうございました。
昨日はmri検査の日でした。
先月下旬から急に仕事の時間が増えて腰痛に加え下肢の痺れも出てきて先週近くの総合病院を受診したとき予約していたのです。
6時の予約でしたが30分前に入るようにということでしたので、
早めに出かけました。
出かける1時間ほど前に痛み止めを飲んでいたのですが、
行く直前までコルセットをつけていても歩くのが大変なくらいの
激しい痛みに悩まされ、
通院の介助者がいれば迷いなくタクシーを利用するのになと思っていました。
視覚障害者でタクシーを利用する人は多いのですが、
とかいのタクシーの運転手さんは他府県から来ている人も多く、
こちらが道順を説明しなければ目的地に行ってもらえないケースもたたあり、
見えないとどこを走っているかわからないし、
私も病院の場所がしっかり把握できてないのですから、
説明などできるわけもありません。
ヘルパー業者との契約を事前に交わしているので、
月18時間まで書類上は通院介助が受けられるのですが、
私が契約している業者はヘルパー不足で一ヶ月前から頼んでおいてもなかなかサービスが受けられないという現実があるので、自力で行くしかありませんでした。
診察券を見せるなりして住所を伝えれば地図で調べてくれるから大丈夫だと知人はいいますが、
親切な運転手さんじゃないと面倒がって調べてくれないんです。
不安な思いをしてまで乗らなくても歩いて通りがかりの人に聞きながら行くほうが安心なので
歩いていくことにしました。
見える人なら10分あまりで行ける距離ですが、
自転車や人の往来が激しい上に狭い道も多く、
道順も把握できてなかったので、
30分くらいかかりました。
しかし、親切な年配の女性やおじさんのおかげで何とか無事たどりつけました。
病院では看護師さん、受付の方、検査技師さん、ドクター、皆さん良い方ばかりで安心して検査や治療が受けられました。
本当によくして下さりありがたかったです。
検査結果はあまりひどくはないが椎間板ヘルニア、腰椎の3番と4番の間と4と5の間が出ているからその両方で症状が出ているんだろうということでした。
職場で理解がえられないからといって仕事をやめるわけにはいかないので、
薬とコルセットで負担を軽減しながら
牽引やマイクロなどの治療をして
やっていくしかないだろうということでしたが
ドクターはそれでも無理なら言ってくれればデータを出すからとまで言ってくれました。
とても良い先生だったので、
不安なことはすべて話しアドバイスもらえて安心しました。
3年前の検診で低いといわれていた骨密度も測ってもらえて20台の人と同じくらいだといわれたのは嬉しかったです。
帰りが遅くなると外も暗いので心配して民政員さんが迎えにきてくださり、
しかも民政院長さんが車まで出してくださり、
本当にありがたかったです。
こうしてたくさんの親切な方たちのおかげで無事通院ができました。
夕方には雨も上がり、
ラッキーでした。
患者さんのつらさは職場の同僚の誰よりも理解できるので、
痛みや痺れは当分は続くと思うけど、
とりあえず連休まで1週間なので、
頑張ってみます。