銀河系軍団復活！Ｃ・ロナウド129億円レアル移籍！！

マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表ＭＦクリスティアーノ・ロナウド（２４）が、史上最高の移籍金８０００万ポンド（約１２９億円、約９３８１万ユーロ）でレアル・マドリードに移籍することが決定的となった。マンＵが１１日、レアルのオファーを受けて移籍を求める同選手の意思を確認。レアルに直接交渉を許可したと公式サイトで発表した。年俸は９５０万ユーロ（約１３億円）とみられ、交渉は３０日までに合意する見通し。史上空前の移籍実現が秒読みとなった。

　ＡＣミランからブラジル代表ＭＦカカーを移籍金６８００万ユーロ（約９３億円）で獲得してわずか３日、レアルのオファーにマンＵが屈した。０１年にレアルがジダンを獲得した際、ユベントスに支払った７５００万ユーロ（約１０３億円）を大幅に上回る９３８１万ユーロ（約１２９億円）。股関節痛のため１０日の親善試合エストニア戦を欠場し、休暇で米国に入ったＣ・ロナウドはクラブから状況を伝えられると、すぐさま移籍を希望した。条件は５～６年の長期契約で年俸は９５０万ユーロ。近日中の合意は確実とみられる。

　昨季、欧州ＣＬとプレミアリーグでそれぞれ優勝＆得点王のダブル２冠を達成。「できることはやり尽くした」と少年時代から夢だったレアル移籍を志願した。３カ月に及ぶ騒動の末にファーガソン監督の慰留を受け入れたが、今季はプレーから輝きが失われていた。

　プレミア２位の１８得点でリーグ３連覇を支えた一方、軽率なプレーで指揮官に苦言を呈されることもあった。エースもバルセロナに敗れた欧州ＣＬ決勝後に采配批判。シーズン中は移籍に関するレアルとの密約が報じられるたび「移籍しない」と繰り返してきたが、クラブや指揮官との関係には亀裂が生じていた。マンＵ関係者は「（放出容認は）監督の判断だった」と舞台裏を明かした。

　今月復帰したレアルのペレス会長は前回在任時に築いた“銀河系軍団”でフィーゴ、ジダンと毎年１人の大物スターを獲得してきたが、今回は一気に超大物２人を獲得。ＣＬなど３冠を制した宿敵バルセロナからの覇権奪回に希望を抱かせる空前の補強となることは間違いない。両雄獲得の経済効果を年間１億７５００万ドル（約１７２億円）とする試算もある。Ｃ・ロナウドが、そしてレアルが大きな転機を迎えた。（スポニチ）

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