カカの選手生命が危ない!!
カカにファウルをするのが対戦チームの戦略のようになっている。このままではカカの選手生命が危ない――サッカーのイタリア・セリエAの名門ACミランは26日、クラブのサイトで執拗なカカへの反則にこのように抗議した。
カカは昨年の国際サッカー連盟(FIFA)の最優秀選手と欧州最優秀選手に選ばれたブラジル人選手。ACミランではプレイメーカーとして活躍しているが、対戦チームの厳しいマークが付き、ファウルを受ける回数も多い。24日のパレルモ戦でも左ひざにけがをして前半で退いた。27日のカターニア戦への出場が危ぶまれている。
ACミランはサイトで声明を出し「問題なのはカカが連続的にファウルを受けることではなく、相手チームがカカへのファウルをシステム的に行っていると思えることだ。同じ選手が続けてカカにファウルをするのではなく、順番を決めているようだが、レフリーはこれに気付いていない」とカカつぶしが戦略的に行われているとの見方を示した。
また、1980年代後半から90年代前半にACミランで活躍したが、ファウルによるけがのため30歳前での引退を余儀なくされた、当時のオランダ代表マルコ・ファンバステン選手(現オランダ代表監督)の名前を挙げ「同じことがカカに起こってはならない」と対戦チームやレフリーにカカの選手生命を脅かさないよう訴えた。
カカ自身は25日のテレビで「審判について不満は言いたくないが、私はたくさんファウルを受けているので、何か対応策を取ってほしい」と話している。〔AFP=時事〕
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