復活のSFワールド~ここに君が帰ってきた。

どうも。ブログですがここは主に「家庭教師ヒットマンREBORN!」の二次創作小説サイトです。

ジャンルは主にシリアスで・・パラレルな同人系?なので気をつけてください。

ここのCPは「獄ツナ、山ツナ、リボツナが」主に当たると思います。


(基本的にBL・・でも年制限は書かないつもり)


マイナーなのでいつ消えるか分かりません・・では大丈夫な方はどうぞ。

Amebaでブログを始めよう!
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立場の違いそして涙 第13話「終焉」

後日、山本と獄寺は思いがけない物を学校の教室で見た。
それは・・・・教室に入ってきた転校生と言う少年・・


「はいはい~俺はイタリアから来ました沢田綱吉です!よろしく!!」


(ツナ!?)


(綱吉さんなんでここに!?)


(うおっ綱吉!?・・死んだんじゃないのか?)


疑問に思った3人はツナにどうしてこうなったのかと問うとツナはこう答えた。


「俺何故か死に切れなかったんだ。で九代目も、親父も無事だしね・・
で九代目の罰を受けてヴァリアー幹部全員並盛中に転校しろってね」


「「「ヴァリアー幹部全員並盛に!?」」」


「そうそう、まあでもこれで俺も学校行けるんだ嬉しいな♪

これからよろしくね山本、隼人、ザンザス友達になれるからさ

・・もしかしたら計画が失敗してよかったかもしれないねはは・・」


「ほんとうっすよ綱吉さん・・無事で何よりです」


もしそんな事になったら俺ここにはいられないかもしれない・・

処罰されて殺されるか、『復讐者』の牢獄にぶち込まれるか・・『零地点突破』で眠らされるか

そうなるはずだったのにな・・・」


まさに奇跡だったかもしれない・・でも現にツナは学校にいるのはもう決まってる事。

九代目はあえてツナの望んでる事を感じ取っていたのだった。


「そんな事言わないでください!!現に貴方はここにいるのですから!!

であの時の返事はどうなんですか・・?」


「あああれね・・ありがとう隼人・・好きだよ」


「おいおい抜け駆けずるいぜ獄寺!!ツナのお気に入りは俺だってな?な、ツナ」


「や、山本!?き、急にそんな事いわれて困るって!!!」


「ふん・・綱吉相変わらず鈍い奴だ・・所で他の幹部はどこにいるんだ?」


「あいつらは・・・こっち」


ツナの指差した方向には確かに隣のクラスにマーモンが、その隣にはルッスが・・反対側のクラスにはベルが。
死んだと思われてるスクアーロ、レビィがちゃんと並盛の制服を着て。いた・・・


「ちょ、ちょっと待ってください!!貴方はいいとしてなんであの変態ヤローとロン毛、
血フェチにちびスケがいるんですか!?雷の奴は明らかに視覚の暴力っすよ!!」


「・・何いってんだ?俺だって血フェチ見たいなもんだよ、
って言うかベルの悪口言うなら殺すよ?」


「ちょ、綱吉さん!!ここ公共の場所ですからそうゆう事は口外しないでください!!」


「まあいいじゃないか獄寺・・綱吉は楽しそうだ」


それでも獄寺は嬉しそうだった。
するとツナを山本が担ぎ上げた、もちろん彼らも気付く。


「ツナ~俺のために戻ってきたのな~」


「う゛お゛おい!!ツナ元気そうじゃねえか!」


「あらツナちゃん、お久しぶり」


「綱吉楽しい?学校って・・」


「沢田さん・・ここが良かったんですね」


「ししっ、なあツナちゃんここで狩しない?」


せっかくツナと話してたのにと・・嫉妬してぶち切れる獄寺はダイナマイトをばら撒いた。


「っ・・・果てろ・・・!!!」


「わあっ~!!言ってる側から駄目だって隼人!!
人のこと言えないじゃないか!!!」


するとこいつらもやってきた。


「沢田!!ボクシング部に入部しないか!?」


「綱吉・・クフフフフフまた会いましたね♪」


「・・何言ってんの?綱吉は僕のだよ」


「ツナぁ~ランボさんツナの事好き、大好き!!」


「・・・っていうか誤解してません貴方達?」


どうやらリング戦ですっかりどの守護者もツナに懐いてしまったようだ・・
勘弁してくれと言わんばかりにツナは大声を張り上げた。
でも楽しめるから良かったなあと思うツナであった。


(完)


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ってな訳で最後はツナ総受けで終わりました。ツナは結局生きています(笑)

最後は並中の教室だったんでギャグ多めで行ったのですが・・ちょっと長かったですね。

いえ、私高校生なモンで忙しかったのですよ・・次はさて何を書こうかな・・

立場の違いそして涙 第12話「望み」

皆はただ絶句していた・・初めて獄寺と山本がツナに畏怖の念を感じて身動きが取れないでいた。
沈黙を破ったのはリボーンだった。


「ちっ・・ゴーラ・モスカの構造・・前に一度だけ見た事がある・・・・
9代目は・・・・ゴーラ・モスカの動力源にされてたみてーだな」


山本には前もって手紙で教えたが
それ以上に衝撃を受けたのは獄寺ただ一人だった。


「ど、動力源!?何故です綱吉さん!!何故こんな酷い事を・・!!
どうして・・裏切ったのですか!?」


「裏切る?警告はしたはずだよ隼人。
俺は君を嫌でも失望させるって・・何度も・・」


「これが本当に貴方が望んだ事だったのですか・・・?」


それ以上獄寺は絶句した。
リボーンがその言葉を続ける。


「何度も?そうか
いつもランボの病室に現れて来ていたのはお前だったんだな・・綱吉」


すると九代目が気付いたようで・・こう言葉を話した。


「綱吉君は悪くない・・悪いのは私だ。
一番側にいたのに・・彼の心の傷に気がつかなかったんだ・・
私が・・綱吉君を日本から引き離した」


「どういう意味です九代目!?それはどういう意味なんですか?」


(綱吉さんを傷つけた?なんで、どうして!?)


「・・彼がヴァリアーに入隊してから・・その後
ずっと・・8年間眠らせていたつもりだった・・・
だが、それが過ちだと気づいたのは彼が目覚めてからだった・・
おかげで・・このざまだ」


九代目はそこで意識を失ってしまった。
かなりの重症らしく・・危ない危篤な状態だった。


「は、8年眠り続けたってほんとかよツナ?」


「・・・・・・・・・」


否定もしなかったし、肯定すらもしてなかった。
ただ無表情のまま沈黙を守り続けていた・・・・

直後、ツナの肩に弾丸が掠めた・・それは家光が激昂のあまり銃を持っていたからだ。


「綱吉!!よくも九代目を!!」


「止めろっ!ツナ「綱吉さん」を撃つな!!」


山本と隼人が制止の声を上げたが遅かった・・
ツナの肩から血がポタポタとしたり堕ちていた。
彼は体を一瞬震わせ・・そして嗤った。


「くくっ・・あはははははは!!俺にかすり傷を負わせるだなんて
度胸があるじゃないの家光・・でもね」


瞬間、家光を何処からともなく取り出した銃で打ち抜いた。
自分の血を舐めながら・・・ツナは狂っていく。


「これで終りだよ・・家光・・いや?父さん・・」


「・・綱吉・・・・!!」


「ツナ「綱吉さん」!?」


「・・親父ぃっ!!!」


家光は多量の出血で倒れた。するとツナはさらに止めを刺そうと再び銃で打ち抜こうとした。


(父さん!?・・・まさか・・綱吉さんは・・実息子!?)


(幼き頃イタリアで死に別れた子・・?ツナは・・!!)


「おやまだやれるっての?死にぞこないのくせに・・
もう逝きな・・もっと血を出してお前なんか死んでしまえ!!」


「もう止めろツナっ!!止めてくれよ!!」


山本は命知らずなのか時雨金時fでツナの撃った弾丸を叩き斬った。
しかしそれでツナに刺激を与えてしまっても直止めようとする・・


「邪魔だよ山本・・くくっ、お前も血を出させてやろうか?
その血俺に頂戴?俺に舐めさせてよ・・ほら」


(やべえ・・やられる!!)


その時、女性らしき悲鳴が上がって奈々が声を張り上げてこう言った。
ツナに届くように・・するとツナの行動がぴたりと止まった。


「もう止めてえツッ君!!それはあなたの本当のお父さんなのよ!!
ずっと貴方に会える日を待ってたんだから・・!!ツッ君私のことは覚えてない?
私はあなたの母さんなんだから・・・!」


「お袋!?どういう事だ?お袋は綱吉が実の息子だというのか!?
それと・・薄々気づいてたが俺はお袋と親父とは血が繋がってなかったんだな・・」


「・・そうよ」


ザンザスの言葉を奈々は否定しなかった。
ただしっかり強い意志で肯定した。
皆はもうどうしようも出来ずに沈黙を守っていただけだった・・


「・・・なんでどうして・・何で生きてるんだよ母さん!!死んだと思ってたのに・・何故!?」


衝撃を受けていたのはツナだった、奈々のおかげでツナは正気を取り戻していた。
そしてツナの過去を全て告白した。最初はリボーンからだった。


「俺は綱吉・・ツナの事は全部知ってたぞ。
あいつは幼い頃、自分が日本で生まれたという記憶を失っちまったんだ。
あれは13年前、家光がママンとツナを連れてイタリアで
九代目や俺に会いに行ったときのことだった。
その時だ、ママンは抗争に巻き込まれて撃たれてしまったんだ。
一命は取り留めたがその時、家光がママンを殺したのではないかと誤解し
記憶もなく、2人に寄り付かなくなってしまった、代わりに九代目に懐いてしまい。
九代目からツナを離せなくなってしまったんだ。
その時、九代目にはすぐ孤児で引き取った子がいた。それがザンザス。
何故か家光に懐いていた・・その時、ツナとザンザスが入れ替わっちまったんだ。
幸い・・日本語を九代目が教えていて良かったがな」


今度はツナが自白した。


「・・俺はそうさ家光に母さんを殺されたとずっと勘違いをしていたんだ。
まあそれも九代目に教えられていたもので本当のことじゃないって今も良く分かった。
俺がイタリアに馴染めないのも俺が純粋な日本人だから・・
まあ多少はイタリアの血が混ざってる・・最初は発狂したね・・ほんとに。
気付いたら俺は恐れられて、ヴァリアーになってて・・ボスになって。
それで家光にぶつかってしまったんだ・・クーデタを思わず起こして
それからずっと8年間閉じ込められてた・・・」


そう言うとリングを首から外し、ザンザスに手渡した。


「何のつもりだ綱吉?」


「完成させてザンザス、俺には十代目になる資格なんてない。
もともと今回は家光に復讐して殺すことだけが目的だった・・だからもう終り
九代目は殺すつもりなんてなかったさ・・俺の本当の目的・・そうだな
皆と仲良くなって・・いろいろして・・まあ羨ましかったんだ君らが・・もう終わらせる・・・」


そう言って自分のこめかみに銃を当てた。
自殺するらしい・・そしてツナの瞳から涙が一滴零れ落ちた・・・
真実を知った守護者達・・けどどうすることもできなかった。
悲しいすれ違い・・でもそれが溶ける事などはもうなかった・・・


「ツナ!!「綱吉さん」」


「ごめんね山本、隼人・・君達にあえて俺幸せだった・・
だから俺は本来の居場所に戻ってこられたんだよ。・・・・もう眠りたいんだ」


「おい止せって!「正気ですか!?」」


「うん、ありがとう・・さよなら」


無常にも彼は引き金を引いて・・・動かなくなった。
彼の顔は何故か安らかに微笑んでいた。


その後、ベル、レビィ、マーモンは後から来た門外顧問にあっさり投降した。


後に残された山本と獄寺はツナを連れてかないでくれと懇願したが。
怪我を治すのが先決だとツナの体は担架に乗せられていってしまった。


そんな彼らを見て・・門外顧問のラル・ミルチとバジルが一冊のノートを取り出した。
それはツナがイタリアで綴っていた日記だった。中身は・・日本語とイタリア語が混じってるらしい


『8月15日

 今日も暑い、さて俺は今日も頑張ろうと思う。
 スクが今日の朝日本のリンゴを持って来てくれたのが嬉しかった。
 日本に行きたいな?そうだ日本ってお祭りがあったんじゃなかったっけ・・
 でも俺は行けない、九代目に日本には行くなと歯止めかけられてるし・・
 まあいいやレビィ辺りに今度はリンゴ飴でもかってきてもらおうっと・・』


日本に憧れて日本に行けない苦労と葛藤・・ツナの全てがにじみ出てるような日記だった。


「これは・・・・」


「彼も純粋だったんですよ・・たとえボスになっても山本殿と獄寺殿の方が彼のこと詳しいでしょう?」


「ああ・・感謝するぜ」


「・・・綱吉さん」


日記をもらった山本と獄寺はただ一人の少年の安否を願った。


(ツナ・・大丈夫だよな?)


(綱吉さん・・また会えますよね・・?)


空は夜で月が寂しげに輝いていた。
孤高のようにただ一つ・・浮かんでいる・・・・・

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ツナは最初から実父を殺して自害するのが目的だったのですが・・・

本当にそう望んではなかったそうです。・・・・っていうか九代目もなんで奈々にツナを返さなかったんだか・・

次回で一応最終回です。




立場の違いそして涙 第11話「陰謀」

『山本へ

急にこんな手紙をかいてごめんね。
もう明日、ゴーラ・モスカを雲雀が倒せば計画は始動してしまうから。
計画が始動すればもう俺は君に会えなくなる・・それがこれを書いた理由なんだ。

・・・・本当は友達になりたかった。
でも・・もうなれない・・・俺はその時自分で残酷にならなければいけないから
もう後戻りはできないし、俺は躊躇わない。
一つだけ教えてあげる・・ゴーラ・モスカはロボットである特殊の動力源が必要なんだ。
その特殊の動力源は・・特別に強いこう圧縮エネルギーの炎・・わかった?

今度並盛中で会うときは本当の意味で俺は殺人者になる。
気違いだと思われても君ならわかってくれるよね?

今日はもう会えない・・それじゃ・・ ツナ』


その手紙がランボの部屋にあったのをみて、中身を見、山本は驚愕した。
ツナはもうあの計画をしようとしている・・けれど自分に止める勇気などなかった。


「っ何だよこれ・・ふざけるな!!どれだけの思いをして戦ってきたんだよ俺は!!」


始めてあった時からツナの事が好きだった。
例え敵であるって知っても・・その思いは変らなかった。
だからリング戦が終わった時に山本はツナと
本当の意味で仲良くなれるんじゃないかとずっと思っていた。
だから読んだ途端に、思わず手紙を破ろうとしてしまったほど激昂していた。


「・・・失望するってこう言うことかよツナ・・これがお前がくれた見返しって奴なのか?」


すると奈々がやってきたので山本はその手紙を隠した。
この手紙の内容はあまりにも惨めで残酷だから知られたくなかった。


「山本君、いつもご苦労様・・ねえあの子、パーカーの子だけどツッ君でしょ?」


「おばさん・・それってツナの事ですか?」


「ツナ!?・・っそう言えばかつて14年前、死に別れた息子の事を思い出したのよ
その子綱吉っていうの」


(・・・っツナと同じ名前じゃねえか!?一体どういう事だ?)


「イタリアにあの人と渡った時・・死んじゃったってあの人が言ったの。
でもあの子は何故か・・懐かしく思うのは気のせいかしら・・」


(イタリアに渡って・・死んだ?・・何なんだよそれって・・)


いたたまれなくなった山本は奈々に例の手紙を渡した。
読み始めた奈々は涙をこらえきれずに・・ただ嘆いていた。
ごめんなさい、ごめんなさいとまるでツナに懺悔するように呟く。


「お、おばさん!?」


「もう、行きなさい山本君。後は私がランボ君を見てるから・・・・・ごめんなさい本当に」


「分かりました・・もう行きます」


感情を抑えて山本は病院を後にした。
もうすぐ雲の守護者の戦いが始まる・・・・・


雲雀はとっくにスタンバイしていた。
戦いの準備はとっくに終わっていた。


「今回は雲の守護者の使命として何者にもとらわれることなく
独自の立場からファミリーを守護する孤高の浮雲をイメージとし
ガトリングを置かせてもらいました」


「・・・そうかここが戦える所で僕はあいつを咬み殺せばいいんだ」


「それでは雲雀恭弥VSゴーラ・モスカ勝負開始!」


すぐさまゴーラ・モスカが動いた。
だが雲雀は興味なさげな表情を浮かべて強烈な一撃をゴーラ・モスカに叩き込んだ。

数秒、ゴーラ・モスカは爆発し、瞬殺されてしまい雲雀の勝ちとなった。


皆呆然としていてその中でツナは声を掛けた。


(計画を執行するには・・彼を刺激させるのが最初・・)


「雲雀恭弥。お前は強い・・そして面白い奴だ」


瞬間、ツナが雲雀に手を出した。
ツナが雲雀を殴ろうとして・・それを雲雀が止めて乱闘となった。


「・・なにそれ不意打ち?」


「さあね?リング戦も終わった事だし俺ももっと君の力が見たいねえって・・」


「綱吉様!!相手の守護者に手をお出しにならないと約束申したはずです!!
すぐ手を・・あああっ!!!!」


チェルベロが遙か彼方まで吹っ飛んでしまった。
ツナは容赦なく殺すつもりで一撃を下したらしい。


「邪魔、俺の邪魔するなら容赦なく殺す。雲雀・・俺を咬み殺してみてよ?」


「そのつもりで僕はここに来たんだ・・君を咬み殺す」


(うわ・・とうとうやりやがったツナの奴!
・・・最初から雲雀を挑発する気だったんだな)


事情を知っている山本は内心多いに焦った。
それからツナを見た・・やはり・・強い、あの雲雀と互角に戦えてる。
一切の無駄のない動きと攻撃・・ハンデなど互いになかった、ただツナはこう呟いた。


「雲雀・・時間を稼いでくれたね?・・ゲームを始めよう?ゲームスタート」


するとゴーラ・モスカが動き出し、敵味方関係なくミサイル、レーザーを撃ちまくった。
どうやら暴走させてしまったらしい、雲雀も左足を攻撃されて動けなくなった。
逃げる事しかできなくなった守護者達、そんな中余裕の表情でツナは宣戦布告をするように
歌うように囁いた。それはむしろこの状態を楽しんでるようで・・・


「あはははっ・・ゴーラ・モスカが暴走しちゃったねえ?
お前たちはどう止める?どう倒すの?見せてみてよ」


するとツナは頭上から彼がやってくることに気づいた。

その頃奈々は家光を病室に呼びつけ抗議していた。
いつもは穏便な奈々が家光の顔を平手打ちした。


「あなたどういう事?なんでツッ君はそうなったの!?答えて頂戴!!」


「・・奈々・・隠してすまない・・綱吉は今も生きてる・・けどあいつは奈々の事は
覚えていない・・」


「今何してるの・・?」


「・・ザンザスと命がけのバトルを行ってる・・・」


「・・なんでそんな・・!?・・行きましょあなた!!」


いてもたってもいられずに奈々は京子、ハルに留守番を任せ
家光を引っ張って並盛中にすぐさま向かった・・・


「てめえ何をする?俺の守護者に何をするんだ?」


「・・ザンザス・・守ってみな。
お前の大切なもの守ってみな・・・大空のボスの使命晴・雷・嵐・雨・霧・雲
全てに染まりつつ全てを飲み込み包容すること・・それがお前にできるの?」


「そんなもん分かってら!!!」


ザンザスは即、ゴーラ・モスカを止めようと持ち前の力で破壊した。
だが・・・・・


「嘘だろ・・・・・?これって9代目・・」

ゴーラ・モスカに閉じ込められていたのは9代目だった・・・・・・・


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更新遅れてごめんなさい。

もうツナの復讐の計画が始まってしまいましたね・・次回はその解です。

ギャグは入れられないでしょうね・・



立場の違いそして涙 第10話「隠し事」

「マーモン、どう分かった?」


「綱吉、いくら粘写してもCDって出るだけなんだ」


「そうか・・俺はただ相手が誰だか知りたいだけなのにな・・
そう言えばマーモン、スクは?」


「今、キャッバローネのボスが緊急手術をしてるってさ
ところで綱吉、あの力を僕は使いたいけどいいかな?」


「いいよ。って危ないから封じてるんだそれ・・
じゃあ俺ちょっと行ってくるね」


「また敵の守護者の所行くの綱吉?」


「うん・・約束してるから」


そう言ってツナは病院にお見舞いに行き、いつもの桜木の前で彼らを待った。
すると今度は獄寺と山本2人がやってきた。
2人とも痛々そうに包帯が所々巻かれてる、特に山本は目の片方を覆っていた。


「待ってたよ2人とも」


「ツナ!「綱吉さん恐縮っす」」


「山本・・その目大丈夫?」


「ああこれ?ロマーリオのおっさんが心配ねえってさ」

心配ないぜというばかりに山本は笑っていた。

そんな山本に聞きたくないと思うがツナは聞く。


「そう良かった・・早速だけどさ、そっちの守護者って一体誰なの?」


「誰なんだ獄寺?」


「俺も知らねえよ、ただ十代目が多分あいつじゃないかって気付いてたぜ」


「・・あいつって?」


「以前、十代目を襲ったマフィアの殲滅を図る男・・六道骸だという可能性だ!
十代目は骸の部下アニマル野郎と柿本千草、復讐者の檻から脱走し、今日出くわしたと
聞いてやがる・・!」


(六道骸・・!!!あのヴァリアーの誰もがが恐れるマフィアに対しての復讐者!!
家光・・狂気の沙汰としか思えない・・!!)


「どうしたんだツナ?俺にも教えてくれよ、お前の霧の守護者はさあどんな奴か」


「ああ、そうだったっね!ごめんごめん見返しはするよ?
あの説明好きなマーモンはね、隠してたけどアルコバレーノ バイパーさ」


「アルコバレーノ!?まさかおしゃぶりの機能を封印なんてことできるのですか!?」


「できるよ隼人、俺はとってもいいと思うだけどな・・マーモンのおしゃぶり
とても綺麗なのに・・一応彼は術士だね・・六道骸なら互角になるかもしれないね」


そう話すツナに獄寺はこう聞いた。


「・・貴方はその笑顔の内で何を隠しているんですか?」


「ツナ苦しそうだったろ?お前がボスなのは分かるけどさ
・・俺たちが力になれないか?」


「無理だよ、2人を巻き込みたくない・・それに失望させる。
これは俺一人の野望なのだから・・皆何も知らなくていい。
・・知っても無力だと落胆するだけ・・まあ勝利のご褒美・・山本には教えてあげる」


そう言って山本の耳に耳打ちした。
山本は一瞬声も上げれずにただツナを見つめていた。


大空を除くリングの戦いのけりがついたら・・俺は俺の親父を・・殺す


「ツ・・・ナ・・・・!?」


「綱吉さん!何を言ったのですか!?」


「隼人には教えないよ。山本、それを口外したら躊躇わずに俺はお前を殺すよ?
・・・まあすぐ分かるさ・・じゃあね」


呆然とたたずむ山本と獄寺を残して静かにツナは去っていった。


(六道骸か・・これは楽しくなりそうだな
まあ今回は血が飛び散る事もなさそうだ・・・)


こうして霧の守護者の戦いが始まろうとしていた。
だが相手はツナが想像していた六道骸ではなかった。
クローム髑髏という幻術士の少女だった。
だが雰囲気で骸の守護があるのではないかと感知した。
ちなみにバトル場所は普通の体育館らしい。


「なにもねえのなリボーン」


「ああ、霧の守護者はない物を在るものとし在るものを無いものとすることで
敵を惑わしファミリーの実体をつかせないまやかしの幻影
それが使命だからな。なにもいらねーんだ」


「ではクローム髑髏VSマーモン勝負開始!」


こうして霧の守護者の戦いが始まった。
クロームは骸の能力でマーモンを追い詰めていく。
そこでマーモンは本領を発揮した。
マーモンから鎖が落ちた時、おしゃぶりの封印がとかれ、
アルコバレーノ、バイパーとしての本性を発揮したのだった。


形勢は逆転してどんどん追い詰められるクローム。
クロームの武器が壊れると同時に・・クロームは血を吐き苦しみながら腹がへこんでいった。
同時にこう喘ぎながら言う。


「骸・・・・様・・・力になりたかった」


(来る・・あいつが・・六道骸が来る!!)


ツナは一瞬で骸が来る事を感じ取った。
マーモンは信じられないような顔でこう言う。


「どうやら・・彼女は幻覚でできた内臓で延命してたらしいね」


「幻覚だと?」


突如霧が彼女を包む、するとツナの頭にこのような言葉が浮かんできた。


『上出来でしたよかわいい僕のクローム・・君は少し休みなさい』


「・・来たか・・六道骸」


突如、クロームが本当に骸に成り代わってるのをみて皆絶句した。
そんな骸はただ笑いながらこう言う。


「クフフフフフフ・・お久しぶりです。
舞い戻ってきましたよ・・輪廻の果てより・・」


そう言った骸はマーモンに氷付けにされてしまうが
その能力はクロームとは比べ物にならないほど・・圧倒的な幻覚だった。
ツナはただ絶句して静かに見守るしかなかった。


「堕ちろ・・・そして巡れ」


もう勝てないと確信したマーモンは霧の姿のまま逃げてしまった。
短時間で霧の守護者の戦いは終わってしまった。
最後は雲雀とゴーラモスカの雲の守護者同士の対決だ。
ちなみにツナはザンザスと戦う気などはさらさらなかったようだ。


「・・追わなくていいのですか?沢田綱吉」


「言わなくても分かってる・・ゴーラ・モスカ、マーモンを生け捕りにしろ」


その言葉でゴーラ・モスカは何処かに行ってしまった。
そんな骸はただ畏怖の意味を込めてツナの名を呼ぶ。


「恐ろしい人ですね・・沢田綱吉。
君の考えてる恐ろしい企ては・・最後に何を残すのでしょうね?」


「企てだと・・!?綱吉、一体何を?」


「まあ僕はあまり関係ないですし、突っ込む気はありません。では・・・・」


そう言うと、骸はクロームにまた戻っていた。
内臓は骸に補われているため・・問題がなかった。
そんな彼と出会い唯一つ思う。


(六道骸・・つぐつぐ恐ろしい奴だ
でも俺はもう引き返させない・・明日例の計画を執行する)


運命の歯車はもう戻れなかった・・・・・


***********************************************************************************


霧編あっさり終了(え)

骸の言うとおりツナは何かを隠しています、山本にはほんの一部を伝えただけですが・・・

立場の違いそして涙 第9話「斬撃」

『う゛お゛おい!!ツナ、明日は何だか知らねーがデスマッチにしろ!!』


『・・何故その必要があるの?スク』


『俺をその名前で呼ぶんじゃねえ!お前あの刀小僧を心配してるのか?・・!』


『文句あるのか・・?』


『ああ゛、あいつは敵だ、弱者は消せ。どちらかが負けたらな、俺の誇りを汚すな』


(本当はこんな事したくなかった・・でも情けはいらない。
山本が弱ければ俺に付き合う資格などないのだから・・)


今宵の雨の守護者同士の戦いが始まる。
ツナはただ山本とスクワーロのことをひたすらに思っていた。
ベルは怪我してるにもリングを持って嬉しそうに笑っていた。


「う゛お゛おい!!貴様、今日が貴様の最後の日だ!!何枚にすり卸されてえのか?」


「それはどうかなスクワーロ・・俺があんたをこの刀でぶっ倒すからよ!!」


(スクワーロは強い・・おそらくは時雨蒼燕流を使っても・・
変形刀か・・自ら墓穴を掘るようなものだ・・どうくるか)


「では山本武VSスペルビ・スクワーロ勝負開始!」


今回は巨大な水槽の中アクアリオンの中で行われた。
まずスクワーロが怒涛の攻めに入る、それを間一髪山本はかわした。
スクワーロの剣には仕込み火薬が出るようになっている、それを知ってたからこそ
山本はよっぽどの事がない限り鍛錬を怠らなかった。


「危ねえ・・あんたにやられてからの鍛錬がここで役に立つとは思わなかったぜ」


「ほう・・ならこいつもイメージできたかぁ?」


「まずいぜ!あんなに近いのでは山本は避けきれない!!」


「・・大丈夫だザンザス・・山本は抜いたぞ」


その言葉の通り、山本の周りに奇妙な渦が取り纏っていた。
それと同時に山本はダメージを一切受けてなかった・・これがかの時雨蒼燕流。


「守式七の型 繁吹き雨」


「何いっ!?」


「ロン毛の爆風をかわした!!やるじゃねえか山本!!」


「・・・山本の奴よくここまで上達したな。
まだ荒梳りでもあるが・・ましてや命がけの勝負。
カタギの人間が臆することもなく戦えるとしたらよほどの馬鹿か・・
生まれながらの殺し屋だぞ」


「う゛お゛おい!!調子に乗るなぁ!!!」


再度、襲い掛かるスクワーロに今度は焦りながらも
別の型を放って自分の体を守った。


「ええっと・・こう言うときは・・守式弐の型 逆巻く雨!!」


山本は水を剣で巻き上げ、水の壁を作り自らを守った。
攻撃をしない山本を見てツナはただ疑問に思う。


(何故、山本は攻撃しない?今のは・・怖がってるのか・・それとも)


「・・甘いな山本武」


「どうしたのボス?」


「・・いやマーモン、スクワーロは喜んでる。
それに彼は身を守ってばかりで、攻撃のチャンスは逃した。
・・・・貴様らに警告するが、そんなんじゃスペルビ・スクワーロは倒せない」


「何いっ!?おい綱吉!!」


そんなツナの警告を受けて山本は覚悟を決めた。
大丈夫、自分にだってできると自ら自信つけて・・


(分かってるってツナ・・俺だってギンギンに殺される覚悟はできてるんだ。
さあ、そろそろ本気をだそうか・・・!)


「言っとくけどスクワーロ、時雨蒼燕流はこれだけじゃないぜ?
守型四式と攻型四式の状況に応じた八つの型が存在するんだぜ」


そしてとうとう山本が攻型を使うために・・前に出た。
一太刀のうちに刀のもち手を入れ替えて軌道とタイミングをずらす変幻自在の斬撃。
攻式五の型 五月雨でスクワーロにダメージを与えたが・・急所をはずされてしまっていた。


「う゛お゛おい!!貴様この俺に峰撃ちだと!?
真剣勝負を舐めやがって・・その口二度と聞けないようにしてやるぜぇ!!」


「俺はあんたに勝つためにやってるんだ。殺すためじゃねーからな」


(っ・・馬鹿山本!!自分の立場を自覚してんの!?
下手すればお前殺されるって!!)


突如ツナがそう思いつつ、ボスの言葉で山本を叱咤した。


「・・お前墓穴掘ったな山本武」


「ああ・・そうさ」


「・・一つ教えてやる、時雨蒼燕流は昔、スクワーロがひねりつぶした流派だ」


「な・・・!?」


(マジかよ・・ツナ冗談きついぜそりゃ・・)


「ああそうだ、そいつは俺が見つけ、全ての型を見切り
俺が全て切り刻んでやったぜぇ!!!」


「な、マジかよあのロン毛!!」


そうしてスクワーロの刃が山本に襲い掛かる。
最初は剣でぶつかり合ったと思われたが山本は動けない。
これぞ、スクワーロの特技鮫衝撃。


「俺を舐めた事を後悔するんだなぁ刀小僧!!」


「ぐ・・あぁ!!」


それと同時にスクワーロは鮫の牙で襲い掛かった。
硬直をとくのに必死だった山本には
それを防ぐすではなかった、致命傷ぎりぎりに追いやられ、
さらには左目をやられてしまった。


「もう少しで終わるねボス」

「ああ・・雨の守護者の使命は戦いを清算し流れた血を洗い流す鎮魂歌の雨
スクアーロは派手にやってくれたようだな」


「う゛お゛おい!!弱えーぞぉ!!ちなみに過去の奴は八の型 秋雨を放ったと同時に
破れさったがなあ!!」


(秋雨?なんだよそりゃ聞いた事ねえぞ・・!?そう言うことかよ親父)


するとそう決心した山本は再び起き上がった。
これが最後のチャンスだと皆思っていた。
けれど山本は臆することもなく、攻撃を繰り出した。


「終りだぁ!!」

「攻式八の型 篠突く雨!」

「何いっ!?」


今度は攻撃が見事にクリンヒットしていた。
それを見た皆も、もちろんツナもスクワーロも絶句した。


「貴様!時雨蒼燕流以外の流派を使えるのか!?」


「・・いいや今のも時雨蒼燕流だぜ・・
そうだなこれは、俺の親父が編み出した物からな」


(そうか!継承者が違うとこんなに差がつくものなのか!?
・・・山本の奴、あえて自分の得意な型を最後まで使わなかったんだ)


だがまだまだスクアーロは余裕があった。
止めをさそうと山本に刃を向ける。


「だがなぁ・・一度食らった技はもう見切ったぜぇ・・これで終りだ!!」


「そう来ると思ったぜ・・じゃあ攻式九の型、行ってみようか」


そう言って山本は野球のポーズを取った。
喘ぎながら自分の型を放とうとしていた、ザンザスたちは見守るしかなかった。


「・・なんだぁそのポーズ・・野球でもするつもりかぁ!?」


「あいにくこれしか・・とりえがないんでね・・行くぞ!!」


「馬鹿めが!!返り討ちにしてくれる!!」


長き戦いに決着がつこうとした。
おそらくこれまでで一番過酷な戦いに違いない。
スクアーロは鮫特攻を放った、全ての水が抉り取られていく。


ちなみに山本は水面もに自分の影を映させてスクワーロを不意打ちした。
これぞ・・山本が編み出した九の型 うつし雨。
リングが外れて、完成した所で山本は勝利した。


「はあはあ・・・勝ったぞザンザス!」


「良くやってくれたな山本、無事で何よりだ」


(これが・・・・・・敗北)


(山本が・・勝った・・)


「スクアーロはもういらない」


するとアクアリオンに獰猛な本物の鮫が放たれた。
山本は助けようとするがスクワーロが安全な場所に山本を蹴り上げた。


「う゛お゛おい!!俺の剣士としての俺の誇りを汚すな。
・・・てめぇは生きろ、この道を選んだ事を後悔するがいい。
ガキ・・剣の筋は悪くねえ・・あとはその甘さを捨てる事だ」


「スクアーロ!!!」


スクアーロが鮫に襲われて、本当の意味でデスマッチは終了した。
次は霧の守護者ですとチェルベロに言われてザンザスたちは動揺した。
ツナはこう言い放って去る。


「まさかスクアーロが負けるとは思わなかったが・・
貴様らの守護者『霧』はどこにいる?・・もうどこかで監視してるな。
まあ、山本武が無事だった事に感謝するんだな」


その時、山本はただ己の力なさに悔やんでこう呟く


「っくしょ・・・・・・」


アクアリオンの上部から流れる水が山本の傷をいやすように。
鎮魂歌の雨として降り続けた・・・・


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雨戦。特にギャグとかはない結構シリアスです。

はっきり言って原作の展開とほぼ変らないかも・・・

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