愛智伸江 Non's Blog
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久しぶりに。

すっかりと石化し始めた伸江のブログ…

やっぱり経過、として
綴っていこうと思います(。-_-。)

正直、今はマメに書ける心情でもないのですが、
少し前にブログを読んでくださっている方に出会えたこと、
自分のことをどこかで見かけてくださってお声をかけてくださった方がいること、

花が咲くことを目標にしていると
なかなか咲かないことに自信がなくなる一方ですが、
種を蒔いて、土を耕している軌跡として
続けようと思います。

とりあえず、
一つずつ…

一からの生徒ちゃん

バレエを教えていると
もちろんバレエを初めてやる生徒ちゃんが
入会してくる。

今となってはご縁もあり、
入ってきた初日を見届けた生徒さんは何人もいるけれども、
先生にとって一から教えた『最初の生徒』は
たった一人しかいない。

ラッキーなことにわたしもそんな生徒だった。
そうだ…
これは後から聞いた話。

未だに嬉しそうにその先生はお話くださる。

だからというのもあって、自分が教えて間もない頃に入ってきた彼女の事はよく覚えている。

紫色のレオタードに人一倍小ちゃかった3歳。
1年生に上がる前のクラスはマンツーマンの期間もあり、
少し経つと妹さんも入会してきて
気が付くとしっかり者のお姉さんになっていた。
春からは中学生になる。

今は少し年下の子らとレッスンしていたから
簡単なことも多かったかもしれないけれど、
特に彼女のいたクラスは
みんな可愛くって、
「ノブエ先生、あのね!」って話しかけてくれて
クイズのようにいっぱいバレエ用語を覚えてくれて
笑いの絶えない(ふざけてはないですよ!)
踊りが楽しくて、でも楽しいだけじゃなくって
上手になることをちゃんと目標に頑張ってくれてたけれど…


ごめんね…
急な展開になってしまいましたが、

卒業となりました。

私ももう少しだけと
心残りがない訳ではないけれども…


これが大人の世界なのかな。
これが世の中なのかな。

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履きたてのトゥシューズ。
初めてバーから離れた写真がこれになったのは
何かの記念だね。

たくさんのお手紙とお花と有難うございました。
ママさんたちのご支援も、
そして、このスタジオを大きく支える
大人クラスの皆さんも
本当に有難うございました。
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会えなくなることに子供らが泣いてくれたけど…


大丈夫!
また会えるから^_^

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どんな形でもいいから
バレエと手を繋いでる方法を
見つけててくれますように。

たとえ、スタジオを離れる時が来ても
バレエのDVDを見たくなったり
舞台に行きたくなったり、
大人になって「小さい頃、バレエやってたんだぁ〜」って言ってくれたり。

それだけでも先生として過ごした時間が
嬉しいものになります。


8年半、有難うございました💕

「Yellow Lily」と「互イニ素」そして「I am here」

Lastaを主宰する櫛田祥光さんの
「Yellow Lily」
という作品に参加させていただき、早数週間。

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若者の言葉を借りるなら

ジワる。笑

この作品を横浜公演で見た人からの感想を耳にすることが意外と多く、
ほぉ、なるほどね、と思わされる。

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横浜公演のプログラムより。

もう…
何が真実かよくわからなくなってきた。

泣きたいのに涙すら出ない。


ただ、
はっきりとしたことは


そこに身体は存在する。

紛れもなく真実の状態で。
心を映す鏡として。


感想を聞いていると

恐ろしいと思った。
怖いと思った。


そして、祥光さんがそれをも描き出す作家なのかということに凄さと嫉妬すら感じる。

私が参加させてもらった岡山ツアーでは
Lastaの二人のダンサーが
祥光さんの「I am here」という作品を踊ったのだけれど、
まあ、本番が素晴らしかった。
厳密に言うと、本番だけが素晴らしかった(笑)
(↑これは二人にしかわからない、愛ある表現です!)
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※写真はLastaのFacebookぺージより。

ダンサーとしてLastaに所属しながら
ツアーでは裏方として働く。

そして、岡山だけ、たった一回だけ
祥光さんのこのレパートリーを踊った二人。

外部の私にも感謝しかない環境を作ってくれて、
たくさんのサポートをしてくれて。
何か私にもお礼ができたらと祥光さんの許可のもと、作品について話したり、動きのアナライズをさせてもらったけれど。

まずこの作品、作品がいい。
ランスルー後にすぐ祥光さんに言った。
「ねぇねぇ、これを●●●と踊らせて!!」


「作品がいい」とは
どんなダンサーが踊ってもそのコンセプトが成立するもの、
という持論が私にはある。
日本はなかなか再演をする機会そのものがヨーロッパのカンパニーのようにはないから致し方ないのかもしれないけれど…
このダンサーがいないと成立しない、みたいな作品には「いい」という一言を使いたくない。

いい作品は
作品もダンサーも成長させる。

だからこそ…
この二人の「I am here」を
横浜の客席からも見たかったな。


同じようなことを感じる機会が先日、
青木尚哉さんの「互イニ素」だった。

こちらも初演に参加していたけれど、
人も衣裳も音楽も少しずつ違っても、
私の中ではあんまり初演と変わらない。
いや、変わるんだけど、
もちろん、確かに初演とは見え方は変わった、
でも携わっていた人間としては
カタチが変われど目の前の作品は間違いなく「互イニ素」であること。
またも今度は青木尚哉という作家に凄さと嫉妬を感じる。

それは尚哉さんの中でブレない「互イニ素」という作品コンセプトがあるゆえなのかな。
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観に行った初演メンバー

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出演していた初演メンバー。お疲れ様!!
※お写真は瑶子ちんのFacebookより。


青木尚哉と櫛田祥光。

知る人ぞ知る、同じ古巣を持つ二人。
作家としての素晴らしさを
綴ったけれども…

どちらも…

作品の中の自身のソロが格別だった。

まだまだ踊って欲しい二人。

私は…
この二人の祥光作品「I am here」が見たい。
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