BOOKデータベースより

「凍死遺体がもつ共通の痣の意味とは? 大人気シリーズ第4弾!

過去の資料から見つかった、首に奇妙な痣を持つ複数の凍死体。
事故は北海道・岩手・福島で3年以内に発生しており、

連続殺人を疑う清花たちは酷寒の地への潜入捜査を開始する。
すべての現場で目撃された不気味な「雪女」の姿、明らかになる被害者たちの意外な過去。
混迷を極める捜査の一方で、若手刑事・丸山勇の様子がどこかおかしい……。

雪に覆われた声なき声。

一連の事件は祟りか、それとも罰か。

大人気シリーズ第4弾!」

このシリーズは、ゆるく追っかけています。

清花が少しずつ成長していくところが好きです。

今回は、丸山勇くんの過去がわかってきます。

清花の娘の桃香ちゃんの成長ぶりも感じられます。

 

 

 

BOOKデータベースより

「大阪で相次いだ猟奇殺人。

被害者はいずれも男性で、ホテルで血まみれになり死んでいた。

フリーのルポライター木部美智子は、警察に先んじて「謎の女」の存在に気づく。

綿密な取材を続け、女の自宅へと迫る美智子。

だが、そこでは信じられない光景が待ち受けていた。

そして、さらなる殺人が発生し……

事件の背景に隠された衝撃の真実とは!? 承認欲求、毒親、嫉妬など、心の闇を描く傑作長編。」

 

更新を楽しみにさせていただいているstardancerさんのところで、紹介されていたので、読んでみました。

『殺人者』望月諒子 ならばそれは罪だろうか | ドラゴンボーイの憂鬱@レンタルスペース自由が丘サクラボロー (ameblo.jp)

 

読み始めたら、ぐっと引き込まれて、結末は予想がつくのに、ハラハラドキドキが止まりません。

女性のフリーのルポライターという設定が活きていました。

「弱者に寄り添う」とは。。。など考えさせられる描写も多く、「心の闇を描く傑作長編」という帯も納得です。

望月諒子さん、他の作品も読んでみたくなりました。

 

 

 

BOOKデータベースより

「捜査一課の巡査部長、事件に遭遇しましたが育休中であります!

 男性刑事として初めての長期育児休業を延長中、

 1歳になる息子の成長で手一杯なのに、今日も事件は待ってくれない!?」

 

この前読んだ、育休刑事の第2弾が出てたので、読んでみました。

蓮くんも順調に成長していて、それに応じたお話になっています。

謎解きも、そこまでトリッキーではなく、育児にまつわる経験がちゃんと生きています。

育児中の社会的な大変さとか

育休延長中にキャリアが停まってしまうのでは。。。といった不安感とかも

自然な形で、キチンと描いてあります。

第1弾のような、どんでん返しはないものの、

前日譚が載っていて楽しかったです。

 

時短刑事とか

二人目育休とかあると楽しいな~

 

 

 

BOOKデータベースより

「話題沸騰の傑作アンソロジー待望の文庫化!
百合って、なんだろう。
彼女と私、至極の関係性。“観測者"は、あなた。

新学期初日、彼女を見つけた。

窓際の一番後ろの席でうたたねしている姿から目が離せなくなった…(「椿と悠」)。

なぜ最強の姉妹は近付く“観測者”を片っ端から殺していくのか。

彼女たちを追い異国の地へ…(「恋澤姉妹」)。

百合――女性同士の関係性を

モチーフに豪華作家陣が描く珠玉の七編とそれを彩る七点のイラスト。

究極のコラボレーションが実現!

相沢沙呼「微笑の対価」/扉イラスト 清原紘

青崎有吾「恋澤姉妹」/扉イラスト 伊藤階

乾くるみ「九百十七円は高すぎる」/扉イラスト 郷本

織守きょうや「椿と悠」/扉イラスト 原百合子

斜線堂有紀「百合である値打ちもない」/扉イラスト たいぼく

武田綾乃「馬鹿者の恋」/扉イラスト けーしん

円居挽「上手くなるまで待って」/扉イラスト toi8

カバーイラスト/100年
カバーデザイン/円と球」

 

百合小説というのには、全く興味がなかったのですが

どなたかのブログで、

このアンソロジーの中の青崎有吾さんの「恋澤姉妹」が秀逸!と書いてあったのを見かけて

流石に図書館には置いてなくて(リクエストする勇気もなく)、買って読んでみました。

 

百合小説と言っても、性的描写は殆どなくて、

恋愛小説+αな感じで(愛した人が同性だったと)

バラエティーに富んでいて、

さすが人気作家さんたちの競演で

楽しめました。

 

私が特に好きだったのは、3作品

青崎有吾さんの「恋澤姉妹」は、圧倒的なスピード感で面白かったです。

織守きょうやさんの「椿と悠」も視点がガラッと変わるちょっとミステリー仕立てで。

円居挽さんの「上手くなるまで待って」は、大学内の小説を書くサークルの中での出来事で、(私は小説を読む専門なので)書く側の方々のことを興味深く読ませてもらいました。

同じシリーズの「貴方」っていうのもあり、こちらでも、青崎有吾さんの作品が傑作らしいので、

機会があれば読んでみたいです。

 

 

 

 

 

BOOKデータベース

「お草が営む珈琲豆と和食器の店・小蔵屋が、高名な映画監督の新作の撮影候補地になった。

店員の久実や常連客たちは色めき立つが、お草は店の通常営業ができなくなると、乗り気になれない。

だが監督と面会すると、その件とは別に、お草は別のお願いをされる。

彼に大きな影響を与えた古い映像作品を作った、ある無名の男を捜してほしいというのだ。

わずかな情報とおぼろな記憶を頼りに、お草は男の姿を追うが――。

彼はいったい誰なのか?」

 

シリーズを追っかけています。

とはいえ、購入せず、図書館で順番を待つ程度です。

語り口が過剰ではなく、ニュアンスで伝える感じが

テンポが良くて、楽しいと思う時と、

説明不足で疲れる。。。もう追いかけるのやめようかなと思う時があります。

今回は、テンポよく、謎が知りたくて、どんどん読み進めました。

そして、ラストにどんでん返しもあり、いい感じに着地できました。

シリーズが続いていて、お草さんが、年を取って身体的には衰えを感じつつ、ここは大丈夫だったとかと思う描写など

私も、シリーズを追いかけながら、お草さんと一緒に年月を過ごしている気分になれてうれしいです。

これからもゆるく追いかけようと思います。

お草さんの紅雲町珈琲屋の小蔵屋さんにいつか行ってみたいな。

 

 

BOOKデータベース

「もしも死後結婚のマッチングアプリがあったら?

 ベストセラー作家が贈るSFミステリ傑作集

 死後結婚用マッチングアプリ「KonKon」が普及した社会で、

 推しのアイドルの秘密のKonKonアカウントを見つけてしまい

 感情爆発した社会人女性がとんでもない凶行へと驀進してしまう表題作のほか、

 この現実とちょっとだけ異なる世界の謎と関係性の物語、全六篇!」

 

芦沢央さんの新作で、サイン本でもあったので、キツネさんのハンコも可愛かったし

書店で手に取って読んでみました。

表題作の魂婚心中は、推しに熱中してしまう、主人公の気持ちだけは、

なるほど~という感じで。

それと「二十五万分の一」「九月某日の誓い」

は、まぁ楽しめました。

それ以外は、ちょっと私には、合わなかった感じです(;^_^A

 

 

 

BOOKデータベースより

「小学館児童出版文化賞受賞作品

累計10万部突破! 中学生から大人まで感動を呼ぶ、一気読み必至の青春物語
アメリカの高校生8人が、原爆投下の是非を問う!

この圧巻の作品は、単なるディベート小説ではない。
――金原端人(翻訳家)

ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下について、あなたはどう考えますか?

原爆が投下されてから数十年後、原爆肯定派と否定派に分かれた討論会が
アメリカで開かれた。

日系アメリカ人のメイや中国系、ユダヤ系など8人の高校生が悩み考えながら、

チーム力、リーダーシップ、リサーチ力、語彙力

――自分たちの力のすべてを結集し、2チームに分かれて白熱の論戦が始まった……!

読み始めたら最後、片時も目をはなすことはできない。
緊張感みなぎる満員の会場に、さあ、足を踏み入れましょう!

解説・金原瑞人」

 

今期、朝ドラの「虎に翼」を見ています。

あらゆる立場の人の思いを取りこぼさない、日本国憲法、特に13条14条が主人公のようなドラマです。

心ふるえる台詞や場面が沢山あるこのドラマに携わったスタッフの方々を尊敬します。

先週は、「原爆裁判」がメインになっていました。

恥ずかしながら、こういう裁判があったことすら、全く知りませんでした。

 

先月8月、書店で、この本を手に取りました。

ベストセラーになっていたそうですが、書店で見かけるまで知らなかったです。

読み始めて、ガツンと来ました。

一気読み必至とBOOKデータベースにはありますが、

私には、1章を読むごとに、ふーっと深呼吸が必要なほど

重い内容にも感じられました。(中学生にも読めるような、分かりやすい言葉と文章を使っているのですが)
知らなかった事実や、日本から出たことのない(留学や移住をしたことがない)私では意識できなかったことなどもあり、

読み終えるまで、2週間くらいかけました。

そして、ラストは。。。(ネタバレになるので書きません)

ご興味がありましたら是非。

 

 

 

小手鞠るいさんの作品は、「アップルソング」が素晴らしかったことを思い出しました。

内容は、かなりうろ覚えになってるので、再読しようかな。

「アップルソング」小手鞠るい著 ポプラ文庫 | パープルのひとりごと (ameblo.jp)

 



 

BOOKデータベースより

「奔放な実母・咲子とも、二度目の結婚でさずかった娘とも生き別れた塚本千春という女。
昭和から平成へと移りゆく時代、血縁にとらわれず、北の大地をさすらう千春は、
やがて現代詩の賞を受け、作家を夢見るが……。
千春の数奇な生と性、彼女と関わる人々が抱えた闇と光を、

研ぎ澄まされた筆致で炙り出す。
桜木ワールドの魅力を凝縮した、珠玉の九編。

松田哲夫氏(編集者・書評家)激賞!
『一人一人の命が星のように光っている。
その輝きを「物語」に結実させたエンディングの鮮やかさは見事! 』」

 

桜木紫乃さんの文章力、人間に対する洞察力に魅了されています。

この作品も、「千春」(主人公なのだけど、千春目線の短編ではなく、千春と関わった人の視点での物語)にも

実母の「咲子」にもその他の登場人物にも共感はできないのですが、

ぐいぐいと引き込まれていきます。

描写されるのは、北海道というとイメージされる広大な自然とか青空とかではなく、

ちょっと湿ったような薄曇りだったり、闇だったり。

食べ物の描写も、美味しそうというだけでなく、じっとりと思いが伝わるような感じで

凄いです。

 

 

BOOKデータベースより

「今夜は癒やしの一杯で、自分にお疲れ様を。
青山美智子 きのこカクテル 

麗しい女性バーテンダーと下戸の青年の想いを繫ぐカクテル、

 

朱野帰子 オイスターウォーズ

本音を隠した男女のオイスターバーでの飲み食い対決、

 

一穂ミチ ホンサイホンベー

父の死後に継母と飲み交わす香り高いジン、

 

奥田亜希子 きみはアガベ

少女の高潔な恋と極上のテキーラ、

 

西條奈加 タイムスリップ

不思議な赤提灯の店で味わう日本酒……。
 

大注目の5名の作家が「お酒」をテーマに描いた、

心満たされる短編小説集第2弾!」

 

買って、最初の作品は、読んだものの

2作品目のオイスターウォーズは、牡蠣アレルギーの私には厳しいので、積んでいました。

台風のせいで、家にこもるしかなく、お片づけをしていて、思い切って読んでみたら、

SNSの怖さや、企業支援とか、ベンチャー企業とか、そんな話がうまく絡めてあって、これがなかなかハラハラドキドキ面白くって~。

全部読んでしまいました。

奥田亜希子さんの作品も、姪の凛子ちゃんの描き方が特に好きでした。

ハイレベルな心地よい、短編集でした。3杯目も読みたいな🍷

 

 

 

BOOKデータベースより

 「事件現場に赤ちゃん出動!?

  育児も謎解きも全力の新感覚本格ミステリ!

 捜査一課の巡査部長、事件に遭遇しましたが育休中であります!

 男性刑事として初めての1年間の育児休暇中、

 生後3ヶ月の息子を連れているのに、

 トラブル体質の姉のせいで今日も事件に巻き込まれ―!?」

 

 大型台風が近づいていますが、皆様の地域はいかがですか。

 どうぞ、被害が最小限に通り過ぎてくれますように。

 

 育児描写がリアルで、子どもが二人とも20歳超えて、育児の記憶も薄れつつある私ですが、

 そうそうそうだったね~と懐かしく思いつつ

 育休中の辛さや「はて」という違和感、ジェンダー問題、働き方の問題などが、

分かりやすく具体的に描写されてて、さすがです。

 しかも、最後の章には、えーっ!のどんでん返しもあったりして、ラストは、スカッと。

 続編があるようなので、こちらも読んでみたいです。