二児の母ちゃんの卵巣嚢腫闘病日記☆

二児の母ちゃんの卵巣嚢腫闘病日記☆

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ふよふよと 何か楽しげな夢をみていた気がしたぐぅぐぅ


「……~ん、ちい子さ~ん」

呼びかけられて目を開けると見慣れない天井が目に入る

ちい子さん?わかりますか?」さっきの看護師の声

かすかに頷くと

「のどの管、外しますよ~」と喉にぬるっとした違和感

「もう一度、口にくだいれますよ!」と唾液を吸引?される

「子宮に管は入れずに済みましたよ~」


「移動します!動きます!」と言われて

何だかベッドが揺れてるように感じた


おまたに入った尿管の違和感が半端ないし

お尻もむずむずして

「トイレに行きたいカップル」と繰り返した

「ちいこさん、大丈夫だよ管が入ってるから

お小水はそちらに行くし、もしお通じ出ちゃっても

大きなパットしてるから変えてあげるよ」

と優しく声をかけられる


「痛みどめ使うからね注射」と痛い注射を肩にされる

…とここまでは全体的にぼや~~っとした印象で

記憶に残っている


急に目の前がはっきりしてきて

目を開けたら窓が見えた車窓

「なんで窓ぎわ??」といつの間にか手を握っていた

旦那様に尋ねた

「手術中に窓際に移してもらったんだよ」とのこと


実はこの日、相部屋の方々が次々と退院していき

4人部屋に1人という贅沢な個室状態になっていた

「窓際って明るいね…今何時?」

「17時15分だよ」

「早かったね」 などポツリポツリと会話する

「よく、頑張ったね、本当に無事でよかった」と

何度も何度も旦那様が言うので 少し笑えた


意識がはっきりしてくる少し前まで

痛いからか、下腹部全体の違和感からか

う~~~ん、う~~~ん><汗と唸ってたらしい


体に繋がってるのは酸素と点滴と尿管のみだった


だんだん時間が経ってくると尿管の違和感はまだ強いものの

お腹は思ってたよりずっとずっと痛くない!!

むしろ、茎捻転を起こしかけてた時のが

よっぽど痛かった


これは痛みどめが効いているから??と

しばらく経って看護師に尋ねてみると

「いや、もう痛みどめも切れる時間だしそれ以上は

痛くならないとおもいますよ!」とのこと


え~~!腹腔鏡手術は痛くないとは聞いていたけど

これ程に楽だとはえ゛!きらきら!!

生理痛の重いののような感じで全然我慢できる種類のやつ


※あくまで自然分娩での出産を2度経験している

私個人の感想。痛みの感じ方は人それぞれだと思う


その後、面会時間ギリギリまで旦那様が傍にいて

かいがいしく看護してくれた

ピースして写真に写れるほど余裕w



横になったままの うがいって初めてしたけど

意外と行けた


旦那様が帰ってからは眠いけれど

眠れないような感じで微妙だった汗


0時くらいまでは1時間おきに、その後は3時間おきに

体温・血圧・酸素濃度・脈拍・傷と下からの出血を

確認されてたので寝れないっちゃ寝れないよねえへへ…


旦那様が来てくれたあと朝から担当してくれてた

看護師が緊張していた私たち(主に旦那様)と

しばらく一緒にいて お話してくれた

なんつーか、癒された好

ニコニコしながら、大丈夫ですよ 私がちゃんとお迎えに行きますよ

痛みがあったらスグ言ってもらえば痛みどめ使えますよ

など、すごく励みになったマジ白衣の天使きらきら!!

俺が独身男性なら惚れる勢いハート

しかも、

「実は2年前に私もちい子さんと全く同じ手術を同じ担当医に

してもらったんです上げ上げ先生、手術上手だから安心してください」

と打ち明けられ

もう完璧に惚れてまうやろ~~ラブと叫びそうになった

そんなの心強すぎる!


15時ころ

手術の前の最後のトイレ行ってくる~と用を足したら

「ちい子さん、呼ばれました!手術です!」と呼ばれる


トイレから出発ってのが何とも私らしいね

なんて言いながら旦那様と看護師と3人でエレベーターへ


スグに手術室の前に着いたら 先ほど爆笑しあった看護師が

待っていてくれた

「お名前と手術内容を聞かせてください」と言われ

「ちい子です。卵巣嚢腫の手術をします」と答える

「じゃ~行きましょうか」と言われたので旦那様を振り向くと

笑顔で手を振っている

「しゃ~ねえ、抱っこさせてあげてもいいよぶー!」と近寄ると

「おお。そうだな苦笑!」と ぎゅっとハグされるラブ


15時10分


そこで旦那様と別れ手術室へ歩いていく

「旦那様と仲良しですね~」「いやいや、フリですよぺこ


なんて言いながら部屋の前に着く

割と広くてごっつい機会が沢山ある やたら明るい印象の部屋

もうまさにTVでみたことある~~え゛!!状態


テンション上がってきちゃってキャッキャおんぷはしゃぎながら


麻酔科の先生に自己紹介してもらったり

パンツ脱いで台に上がったり

タオルをかけられ術着を脱がされたり

手足を固定されたり足に血栓防止のマッサージ器つけたり

してたら

担当医登場くま

「よろしくお願いします」なんて挨拶してたらすでに

麻酔を点滴から入れる瞬間に…


「麻酔入りますよ~少し染みますよ」

といわれ腕や胸にじわっと暖かさを感じて

「これ、もう入ってるんですか??」と聞いて

「そうですよ~」の返事を聞いた瞬間から


もう意識がなくなっていた



2014年3月7日


殆ど夢も見ずぐっすり眠って目が覚めたのは

起床時間5分前の6時55分頃だった


手術に向けて0時から絶飲食だったので寝起きの喉を

10時まで飲んでいいOS-1で潤した

あんまし美味しくないけど飲めないよりはマシ


午後2時半ころからの手術予定だったけれど8時までには

手術着に着替えてねと言われていたのでイソイソ着替える


しばらくすると点滴をうちに看護師がやってくる

「右利きですよね?できれば左のがいいですよね~おんぷ」なんて

左手をみてくれる

「……ちい子さん、血管出にくい??」


そう。。受け継ぎたくもない父からの遺伝により

血管が出にくく、採血や細目の点滴ならどうにかなるものの

腕の表側にさすタイプの点滴は一発で入ったことがない354354

最初から言うとプレッシャーになるかな~なんて

打ち明けなかったけど5秒でばれた汗


その後、縛ってみたりサワサワしてみたり、軽く叩いてみたり

「う~~ん、冷えて余計に血管細くなってるかな・・

ちょっとホットタオルで温めようね」といなくなる

その間も必死にグーパーしたり、グルグルしたり悪あがく


「先生居たから来てもらった~おんぷ」と登場したのが

のび太君みたいなマダお若い先生

その、のび太君が手をサワサワしたりトントンしたり

さすさすしたりが、くすぐったいし も~たまらなく可笑しくって

とうとう我慢できずに吹き出してしまうワハハ

私のあまりの爆笑ぶりに のび太と看護師も笑う

ひとしきり笑って落ち着いてから いざっ!!勝負


ちくっとしたけど全然痛くないキラキラ

すげー!のび太!すげー!←のび太呼ばわりめっちゃ失礼w

…んが、「あっ!ダメだ!漏れた…」と残念ながら失敗


「いいよ。いいよ。痛くなかったから大丈夫だよ!

さあ、もう一度どうぞ!」とめっちゃ、ため口で励ます


仕切りなおしてもう一度…今度は無事成功きらきら!!

ただ、さっきよりカナリ痛くて  「痛っ!!怒」って言ったら

「あっ焦ごめんね、ごめんね でも今回は会心の入りだからきらーん

とドヤ顔で言うからマタも爆笑




その後、今度は手術室の看護師が来て

手術室での細かい流れを説明される

家族と一緒に入口まで行き中に入ったら台に乗って

麻酔で眠る

その後 こういう体制にした後


更に頭を下にして内臓をすべて重力で下げて空間を作り

手術をしやすくする  

その際、子宮口から子宮内に器具を入れ

子宮の位置をずらしながら作業を行う

それで、より安全に手術を行うことができるが

頭と両肩に全体重がかかってしまうので

術後筋肉痛のような痛みが出るかもしれない

子宮に直接器具を入れるので出血もある …とのこと


この説明を聞いて、今回本当に初めて胸の奥がチリッと

なって不安?恐怖?が襲う不安

でも、蛙スタイルで しかも お腹も膨れてリアル蛙な私が

目にガーゼ貼られて口からチューブで しかも

頭を下にひっくり返ってるトコを想像したら

何だかマタ笑えて来て 再び爆笑ワハハ

看護師もつられて爆笑で アハハ、うふふと和みながら終わりましたw


普段からよく笑うほうだけれど

術前はいつもに増して簡単に笑いのスイッチ入って困ったぶー

脳内麻薬でも出てたのかしら…焦


1時ごろ仕事を片付けた旦那様も駆け付けてくれ

いよいよ準備万端だおーい


2014年3月6日


いよいよ旦那様と2人で病院に到着病院


最初に入院受付で受付を済ませ

そのまま産婦人科病棟へダッシュ


担当の看護師と挨拶をかわし部屋へ案内される

もちろん大部屋希望wだったので4人部屋へ

通路側のベッドだったけれどトイレ行きやすいし

思ってたよりは広いかな?という印象


そのまま病棟内を案内される

せっかく産科と同じ階だからぜひ、新生児が見たいためいき

鼻息も荒く、(変態ww)

「新生児室はどこですかね~赤ちゃんに癒されたい」というと

看護師さんもニッコリ笑って

「赤ちゃん、パワーもらえますもんねキラキラ

術後のリハビリに見に来てくださいね」と案内してもらい

並んでいる赤ちゃんの可愛さに萌えるラブ



部屋に戻ってしばらくすると、医師による手術説明によばれた

カンファレンスルームに私たち夫婦と医師と看護師で

ひとしきり説明を受ける


「まず、へその下、左右下腹部にメスで穴をあけ

中に炭酸ガスを入れてお腹を膨らまし

カメラと長いピンセットのようなものをいれ

袋を取り除いていきます」

と言われ、あ~私リアル蛙になるんだねかえると笑いそうになる


その後、安全な手術ではあるものの

まれに臓器を傷つけてしまうことがあるとか

輸血の必要があった場合の話とか

癒着や血栓症などの合併症などについて説明を受け


そのすべての同意書にサインをした


医師の説明が終わると また明日来るから!

と旦那様は仕事に帰って行った車


その後、薬剤師が来て今回の術前・術中・術後に使う点滴と

飲み薬についての説明を受ける


早速持参した雑誌なんかを呼んでると診察に呼ばれる

処置室で例の蛙になりながら下からのエコーで

久々に嚢腫と対面

「もしかして無くなってたりしてぶー」と期待を込めるも

「残念、しっかり居るよ。この大きさだとなくならないよニヤリ」とのこと


蛙のまま「おへそ掃除しますね~」と綿棒くりくりされたのと

先生が手術中 間違えないようにって右下腹部に「」って

書くもんだから、くすぐったいやら可笑しいやらで爆笑

緊張感なし。


右って書かれる右腹


シャワー浴びたり夕飯食べたりしながら のんびりしてたら

あっという間に消灯時間

手術に備えてぐっすり眠れるようにと睡眠薬?安定剤?

を処方されるも飲まずとも9時過ぎには爆睡ぐぅぐぅ

図太いおばちゃんだって自分でも自覚してますえへえへ








入院当日の朝


前日から応援に駆け付けてくれた義母が作った

マカロニサラダを これでもかと鱈腹食べて


手足の爪も短いままなのを確認し

荷物の最終チェックをして そろそろ行こうかにゃ

となった頃…


それまで普段通りだった息子が突然

「お腹痛い…え」と言い出す


イエローうんこかな?」

イエローうんこじゃないけど、痛いんだよえ

と室内用ジャングルジムの中から訴える

「お熱はないもんねー、少しゴロンとしてな」

と声をかけてから玄関に荷物を運んでいたら


「なんで母ちゃんが入院しなきゃいけないの焦

と息子がやってきた


娘も呼んで2人を目の前に座らせ


「母ちゃん、お腹の悪いとこ取ってもらいに

これからいってくる。

しばらく会えないのは母ちゃんも寂しいけど

2人にも協力してほしいニコ


にいには大人の言うことよく聞いて

自分でできることは自分でして

ありがとうと おねがいします を言い忘れないでね


はーちゃんは おトイレを早目に言ってね

にいにと仲良くあそんでね

車が通る道では絶対、絶対!大人と手をつないでね」


と伝えると2人も力強くお返事してくれた


それから、大好きだよ~って言いながら

抱っこしてぎゅ~~~ってしてたら

感極まっちゃった義父に

「頑張ってこいよ~~怒」と結構な声で激励されて

ビックっえ゛!っとしつつも玄関へ


最終的には笑顔でお見送りしてくれた子供達


母ちゃんすぐ帰ってくるからねLOVE