ふよふよと 何か楽しげな夢をみていた気がした
「……~ん、ちい子さ~ん」
呼びかけられて目を開けると見慣れない天井が目に入る
「ちい子さん?わかりますか?」さっきの看護師の声
かすかに頷くと
「のどの管、外しますよ~」と喉にぬるっとした違和感
「もう一度、口にくだいれますよ!」と唾液を吸引?される
「子宮に管は入れずに済みましたよ~」
「移動します!動きます!」と言われて
何だかベッドが揺れてるように感じた
おまたに入った尿管の違和感が半端ないし
お尻もむずむずして
「トイレに行きたい」と繰り返した
「ちいこさん、大丈夫だよ管が入ってるから
お小水はそちらに行くし、もしお通じ出ちゃっても
大きなパットしてるから変えてあげるよ」
と優しく声をかけられる
「痛みどめ使うからね」と痛い注射を肩にされる
…とここまでは全体的にぼや~~っとした印象で
記憶に残っている
急に目の前がはっきりしてきて
目を開けたら窓が見えた
「なんで窓ぎわ??」といつの間にか手を握っていた
旦那様に尋ねた
「手術中に窓際に移してもらったんだよ」とのこと
実はこの日、相部屋の方々が次々と退院していき
4人部屋に1人という贅沢な個室状態になっていた
「窓際って明るいね…今何時?」
「17時15分だよ」
「早かったね」 などポツリポツリと会話する
「よく、頑張ったね、本当に無事でよかった」と
何度も何度も旦那様が言うので 少し笑えた
意識がはっきりしてくる少し前まで
痛いからか、下腹部全体の違和感からか
う~~~ん、う~~~んと唸ってたらしい
体に繋がってるのは酸素と点滴と尿管のみだった
だんだん時間が経ってくると尿管の違和感はまだ強いものの
お腹は思ってたよりずっとずっと痛くない!!
むしろ、茎捻転を起こしかけてた時のが
よっぽど痛かった
これは痛みどめが効いているから??と
しばらく経って看護師に尋ねてみると
「いや、もう痛みどめも切れる時間だしそれ以上は
痛くならないとおもいますよ!」とのこと
え~~!腹腔鏡手術は痛くないとは聞いていたけど
これ程に楽だとは
生理痛の重いののような感じで全然我慢できる種類のやつ
※あくまで自然分娩での出産を2度経験している
私個人の感想。痛みの感じ方は人それぞれだと思う
その後、面会時間ギリギリまで旦那様が傍にいて
かいがいしく看護してくれた
ピースして写真に写れるほど余裕w
横になったままの うがいって初めてしたけど
意外と行けた
旦那様が帰ってからは眠いけれど
眠れないような感じで微妙だった
0時くらいまでは1時間おきに、その後は3時間おきに
体温・血圧・酸素濃度・脈拍・傷と下からの出血を
確認されてたので寝れないっちゃ寝れないよね