お久しぶりです。
半年以上更新していないこのブログにも、毎日多くの方が訪問して下さっています。
ありがたいと同時に申し訳なくも…
さて、ここ最近、楽天と店子の間できな臭いできごとが多々起きていますね。
koboの一件に始まり、送料課金やらなんやら…
都度、RON会議室(店長さん用の掲示板)では不満が書きつづられています。
いや~、ホントみなさんのお怒りはごもっともだと思います!
最近の楽天の暴れっぷりは、たまったもんじゃありません。
店子を何だと思ってるんでしょうかね?
私も他のスタッフとともに、
「楽天なんて潰れてしまえばいいのに!」
「Yahoo!もっと頑張れよ!」
と半分冗談、半分本気で言っています。
まぁ最近Yahoo!がやろうとしている事を見る限りでは、楽天を追い抜かすことはまずないと思います。
amazonや楽天の真似ごとをした所でダメだってことにいいかげん気づいて欲しいです。
話を戻しますが、今回の一件で楽天から退店するところも多いのではないでしょうか。
ただ、送料課金が経営を圧迫する程のダメージを与えるお店はそこまで多くはないかと思います。
大型商品や海外発送をしているところは本当に大変でしょうが、それ以外のお店で送料課金によって経営が成り立たなくなるようなところはどちらにしろもっと早く楽天を退店するべきだったんでしょう。
なので、楽天のやり方が気に入らなくて辞めるという方がほとんどなんだと思います。
私はこの決断に対して、賛成も反対もしません。
私が担当している楽天のお店では、お陰様で利益がしっかりと出ているので、私は楽天店を続けます。
楽天の事を考えると少し腹立たしい思いもありますが、ビジネスを考えた上でやはり優れたパートナーだと思っています。
こうやって割り切って考えられる人は残ればいいと思います。
ただ、利益が出ていても、「楽天のやり方を見ていると怒りがおさまらなくて仕事も手が付かない!」って人は、辞めて正解だと思います。
今後も楽天の店子に対するスタンスは変わらないでしょうから、いちいち不愉快な思いをするのであれば辞めてサッパリした方が、精神衛生上も良いのではないでしょうか。
それはともかくとして…
今回お話ししたかったことは、一つのモールやお店に依存することの恐ろしさです。
店子はモールに対して力を持つことはまず不可能ですし(店子同士で労組みたいなものを作れば少しは変わるかもしれませんが、力関係を変えるほどはまず無理でしょう…)、独自の店舗はgoogleというネット界の神様に振り回され続けます。
昨日まで順調だったお店が、一日にして売れないお店になることだって大いにある話です。
しかも、これらがモール側やgoogleなどの外的要因によってもたらされるのです。
こうなってしまっては、お店側ではほとんど何もできません。
赤字を垂れ流す店舗だけが残されます。
そうならないためにも、いくつかのお店を出してリスクをヘッジする必要があるのです。
実際、私が担当するお店でもこのようなことがありました。
それまで独自店舗では「○○○」というキーワードにおいて、googleで検索順位1位を保っていたのですが、今年の1・2月のペンギンアップデートで一気に圏外まで落ちました。
それに伴い売り上げは3分の2、いや半分程度まで減ってしまいました。
ですが、そんな絶望的な状況でも、楽天店やYahoo!店、amazon店などが売り上げを伸ばしていてくれたため、全体で見れば事なきを得たのです。
もちろん多店舗展開に関しては、良い面ばかりではありません。
ですが、各モールの特徴と労働力を考慮しながら、2店舗目、3店舗目を持つことは、非常に有効な手段であることを、ご理解いただけたらと思います。
多店舗展開に関する質問は非常に多いので、また改めて記事にしてもいいかなと思ってます。