楽天的SEO・SEMバイブル

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楽天内でのSEO対策や広告を始めとするSEM、そして一般的なEC業界に関して書きます。
運営に苦労している店舗の集客の手助けになれば・・・

ご覧いただき、ありがとうございます。


このブログは楽天市場内でのSEO対策や広告について、書き綴ったものです。



楽天は国内最大のショッピングモールとして、その立場を不動のものにしています。


一日の売上だけで50億円を達成するなど、集客力は素晴らしいものがあります。



しっかりとした準備や対策をした上で出店すれば、その見返りは大きいですが、営業マンの口車に乗せられ出店したような店舗は、楽天に搾取されるだけの存在になってしまいます。



このブログでは、出店者が楽天を上手に活用できるよう、少しでも有益な情報を配信できればと考えています。


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楽天サーチでは最近アルゴリズムが大きく変わり、各店舗の方々は少なからず影響を受けていると思います。



Yahooショッピングのサーチの方でも、アルゴリズムがコロコロと変わっており、なんだかモール側に振り回されている気分です…





RON会議室(店長さん達の掲示板)でも取り上げられているアルゴリズムの変更ですが、私なりに色々と調べてみて思ったことがあるので、少し綴ります。







まずは、実際にキーワードを検索してみた方ならお気づきかと思いますが、「レビュー数」の検索順位の決定要因における重要度が大きく下がりましたね。





今までだと上位表示が考えられないようなレビュー数しかない商品が、今回のアルゴリズムの変更で1ページ目に多く出てきました。





多くの楽天SEO業者がやってきた、架空レビュー増加による対策があまり効果を上げなくなった可能性があります。



ただ単に「レビュー書きます」というサービスを提供していた業者は今頃あわてているのでしょうね!







ではレビュー数の代わりに重要度が増した要素は何でしょうか。





おそらく「前月の売上金額」でしょう。







これはご自身の店舗内でキーワード検索すればすぐわかるかと思います。





前月の売上金額の順位とかなりリンクしているのではないでしょうか。





もちろん金額だけではなく、売上個数やページビュー数、転換率なども検索順位の決定要因になっているでしょうから、完全に一致することなどはありませんが…







でもこの「前月の…」っていうのがお店によってはなかなか厄介なのです。





季節ものの商品を扱っているお店にしてみれば、前月の売れ行き商品が今月も売れるなんてことはあまりないですよね?





例えばアパレル業界で見れば、今の時期は秋冬物の服を探すことがほとんど。



なのに8月の猛暑の時期の夏物売れ筋商品が検索順位の上位に来てもあまり売り上げは見込めません。







これは楽天にとってもあまり理想的ではないと思います。



なぜなら楽天だって売り上げの最大化を目指しているのに、ユーザーにとって利便性がない検索結果であれば、売上の低下は避けられないからです。







さて、そんなわけで今回のアルゴリズム変更における私の考察。





① 比較的に早い段階でアルゴリズムの調整が入る



まぁ当たり前といえば当たり前ですよね。





アルゴリズムを変えるのであれば、それに伴う効果検証をするでしょうから、売上の変動によって大きな調整があるでしょう。



ただ、この調整が来月の頭になるのか、まるまる一か月様子を見て11月以降になるのかはわかりません。





もちろん検索順位は店舗の売り上げに直結するので、何もしないわけにはいかないでしょうが、あまり今回のアルゴリズムに合わせすぎた対策も考えた方がいいのかもしれないです。







② 対策をするのであれば複合ワードなどのもっと細かいレベルまでやってみる



先ほど述べたように検索結果がユーザーの望むものと若干ズレているようであれば、その次の行動は比較的容易に想像がつきます。



キーワードを追加して、より細かい条件の元で検索するはずです。





なので、今まで以上に細かいレベルで商品ごとのターゲットキーワードを決めれば、他のお店の商品よりも上に来る確率は高くなるはずです。









現時点で言えることはこんな感じでしょうか。









私事ですが、最近Yahooショッピングの方がかなり不調です。





色々なジャンルのお店を出していますが、軒並み下がっています。







一方、楽天に出店しているある店舗は、それを補って余るほどグングンと売上を伸ばしています。





私が担当するようになった2010年の年間売上と比較すると、2倍以上になっています。







個人的な感覚としても、Yahooショッピングから楽天に多くのユーザーが流れていると感じています。





ですので、楽天の売上が落ちてしまうととても痛い!





何とかうまく対応したいですね。









最後に。





最近も他の店舗の店長さんにコンサルをお願いされました。





今までは時間が無く、お断りすることが多かったのですが、ある程度お受けする店舗数を限定した上で、そのようなことをさせていただこうかと考えております。



おそらくお受けできる数としては2~3店舗になると思います。





もしもご興味ある楽天出店中の店長さん、ご担当者の方がいらっしゃいましたら、メッセージをいただければと思います。





可能な限りお返事いたします。




お久しぶりです。




半年以上更新していないこのブログにも、毎日多くの方が訪問して下さっています。



ありがたいと同時に申し訳なくも…





さて、ここ最近、楽天と店子の間できな臭いできごとが多々起きていますね。



koboの一件に始まり、送料課金やらなんやら…




都度、RON会議室(店長さん用の掲示板)では不満が書きつづられています。




いや~、ホントみなさんのお怒りはごもっともだと思います!



最近の楽天の暴れっぷりは、たまったもんじゃありません。



店子を何だと思ってるんでしょうかね?




私も他のスタッフとともに、


「楽天なんて潰れてしまえばいいのに!」


「Yahoo!もっと頑張れよ!」


と半分冗談、半分本気で言っています。




まぁ最近Yahoo!がやろうとしている事を見る限りでは、楽天を追い抜かすことはまずないと思います。


amazonや楽天の真似ごとをした所でダメだってことにいいかげん気づいて欲しいです。




話を戻しますが、今回の一件で楽天から退店するところも多いのではないでしょうか。



ただ、送料課金が経営を圧迫する程のダメージを与えるお店はそこまで多くはないかと思います。



大型商品や海外発送をしているところは本当に大変でしょうが、それ以外のお店で送料課金によって経営が成り立たなくなるようなところはどちらにしろもっと早く楽天を退店するべきだったんでしょう。



なので、楽天のやり方が気に入らなくて辞めるという方がほとんどなんだと思います。




私はこの決断に対して、賛成も反対もしません。




私が担当している楽天のお店では、お陰様で利益がしっかりと出ているので、私は楽天店を続けます。



楽天の事を考えると少し腹立たしい思いもありますが、ビジネスを考えた上でやはり優れたパートナーだと思っています。



こうやって割り切って考えられる人は残ればいいと思います。




ただ、利益が出ていても、「楽天のやり方を見ていると怒りがおさまらなくて仕事も手が付かない!」って人は、辞めて正解だと思います。



今後も楽天の店子に対するスタンスは変わらないでしょうから、いちいち不愉快な思いをするのであれば辞めてサッパリした方が、精神衛生上も良いのではないでしょうか。




それはともかくとして…


今回お話ししたかったことは、一つのモールやお店に依存することの恐ろしさです。




店子はモールに対して力を持つことはまず不可能ですし(店子同士で労組みたいなものを作れば少しは変わるかもしれませんが、力関係を変えるほどはまず無理でしょう…)、独自の店舗はgoogleというネット界の神様に振り回され続けます。



昨日まで順調だったお店が、一日にして売れないお店になることだって大いにある話です。



しかも、これらがモール側やgoogleなどの外的要因によってもたらされるのです。




こうなってしまっては、お店側ではほとんど何もできません。



赤字を垂れ流す店舗だけが残されます。




そうならないためにも、いくつかのお店を出してリスクをヘッジする必要があるのです。




実際、私が担当するお店でもこのようなことがありました。



それまで独自店舗では「○○○」というキーワードにおいて、googleで検索順位1位を保っていたのですが、今年の1・2月のペンギンアップデートで一気に圏外まで落ちました。



それに伴い売り上げは3分の2、いや半分程度まで減ってしまいました。




ですが、そんな絶望的な状況でも、楽天店やYahoo!店、amazon店などが売り上げを伸ばしていてくれたため、全体で見れば事なきを得たのです。





もちろん多店舗展開に関しては、良い面ばかりではありません。



ですが、各モールの特徴と労働力を考慮しながら、2店舗目、3店舗目を持つことは、非常に有効な手段であることを、ご理解いただけたらと思います。





多店舗展開に関する質問は非常に多いので、また改めて記事にしてもいいかなと思ってます。