あなたでなくちゃ

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16日に、紅白歌合戦の出場歌手が発表された。

今年も、何度もコンサートに足を運んだ林部智史さんの名前はリストになかった。

仕事中にスマホを覗くのは職務専念義務違反。

だから、休憩時間に入ったとたんに検索して、五十音順に並んだ男性歌手の名前を何度も行き来して、確認した。

TOKIO、氷川きよし、平井堅、福田こうへい、福山雅治、Hey! Say! JUMP!…あれ?

 

あると思っていたものがないと、人は結構戸惑う。

そうなのか、ないのか…頭が理解するのと、納得するのとは別問題だ。

気もそぞろにできる仕事ではないので、一応心を立て直して退勤時間まで頑張ったものの、帰りのバスに乗ったところで、改めて冷静に確認してみた。

林部さんのオフィシャルサイトにも、出場が決まりましたの文字はなかった。

やっぱり、今年も残念、なんだな。

 

famの皆さんのいろいろな言葉を読みながら、自分の考えがまとまるまで、珍しく時間がかかった。

残念の二文字とは何か違う感情が、むぐむぐと心の底に蠢いている。

 

林部さんご自身が何か言うまで、何も書くまいと思っていたら、昨夜ブログが更新された。

残念だったけど、目の前のことを一つ一つ、それが何よりの近道と、関内のコンサートでもおっしゃっていたことが改めて書き綴られている。紅白に出場したいと口に出していきますと。

 

そうだよね。

 

一方で、ちょっと待って、と感じる。

そうか、心の中にわだかまっていた違和感はこれだ!

やっと言葉にできそうだ。

 

 

昨年も同じことを思ったけれど、紅白って、どういう人がどういう基準で選ばれているのでしょうね?

見るでもなく見ながら大晦日の夜を過ごす番組。

気付けば、毎年見ている番組。

林部さんがいなくても、多分今年も見る番組。

でも、年々魅力がなくなっている気がするのは私だけ?

 

だいたい、女性が紅組、男性が白組という分け方がすでに時代遅れ。

しかも、いい歌を歌い合うのに、どうして「競う」必要があるのかしら?

最後に決まる勝ち負けに、どんな意味があるのかさっぱり分からない。

子どもの運動会には勝ち負けがあって、悔しさを学ぶ方が人生の役に立つと思うけど、年の瀬に家族で見る、しかもプロが集う番組に競争要素は必要ないと思う。

 

まだある。

馴染みのステキなアーティストが次々に出てくるのはステキだけれど、なぜこの曲を今年?というのがけっこうある。

そこにテーマがあるならいいけれど、どうしてあなたが今年出てくるのか分からないわということが少なくない。

そこへ、NHKの番組宣伝なんかが入り込んでくると、本当に残念な気持ちにさせられる。

わがままな私は、露骨にチャンネルを切り替えたりしてしまうのだ。

 

私の勝手な願いだけれど、年末恒例の歌番組は、その年にみんなが耳にした歌、その年の出来事を象徴するような歌手、その年に活躍を続けた実力者がちゃんと選ばれて歌声を響かせてほしい。

そして、それを見ながら一年間をそっと振り返りたいと思うのだ。

紅白混ざってピンク色の幸せな番組であってほしい。

その中に、林部さんもいてくれたら、もう最高!

 

デビュー○周年記念の歌手とか、あまり知られていないけど世代交代の旗手とか、なんだか違うと思うのは、そういう思いがあるからなのだろう。

 

林部さんがいつもおっしゃるように、世の中には変わらずにいることが大切なものもあるけれど、よりよく変わっていくことで、存在し続けられるものもあると思う。

あの番組も、よりスタイリッシュに、より時代に合った番組として価値を輝かせてほしいと思うから、アーティストの皆さんには、あまり「出たい、出たい」と言わないでほしい。

だって、望まれれば望まれるだけ、今のままでいいと思うから、変わるきっかけを失ってしまうでしょう?

 

林部さんには実現してほしいことがたくさんある。

まずはアルバムを出すこと。

さだまさしさんや中島みゆきさんとコラボすること。

誰かの痛みに寄り添い、そっと励まし、時に後ろを向いて涙する歌も素敵。

だけど、林部さんご自身の夢を歌い上げるような、元気な日でも朝聞いたら、一日のエネルギーが湧くような、そういう歌を生み、歌うこと。

朝ドラのテーマ曲。

CMソング。

映画のエンディング曲なんかもいいなぁ。

詞のひとつひとつに心をこめて歌う林部さんなら、どんな仕事が来ても大丈夫。

 

そうして、紅白の方から「もっとアーティストが輝ける番組に作り替えました。どうか出場してください。あなたでなくちゃダメなんです。」と言われたら、「そうですか?では、出ましょうか。」と受けてくださったら、それでいい。

 

「ありがとうございます。」は、言われようと思うより、言うほうが好きだけれど、

人間は夢見て生きるもの。

ならば、NHKに「ご出演をご快諾いただき、ありがとうございます!」と言わせてみようと夢見る人の方が、なんだか応援し甲斐があると思う。

 

私が心底応援しているアーティストは、それくらいの価値がある人だと思うから。

そういうアーティストを応援しているfamは、紅白の出場がどうであろうと離れていくことは多分「絶対に」ない。

 

 

今夜は大阪で秋ツアーファイナルですね。

famの皆さんのご報告が楽しみ。

林部さんに、お疲れさまです、ありがとうございました!と心から。

 

 

【追記】

これを書いて一度UPし、ふとオフィシャルサイトを覗いたら、

林部さんのアルバム『1(ファースト)」』が1月10日に発売決定!とのお知らせが出ていました。

早くも夢がひとつ、叶いました!

これからが、ますます楽しみ、楽しみ。

 

 

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