大学１年生で内々定？？

ユニクロは大学１年生にも内々定を出しているらしい（去年の実績１０人）。
日本の教育制度に警鐘を鳴らし、これを変えるためだと。


教育制度への言及はともかくとして、
いかにもでかい会社の経営者的な発想だなと思った。


目的指向、


明確な目的があればそのためのプロセスを考えて行動することが一番合理的だけど、
そもそも大学１年生のときにどれだけの人が
「ユニクロが自分にとって（現状）もっとも合う」と判断して面接を受けるのか。
１０人採用したらしいけど、ただ就職をしたかっただけの学生じゃない？
これは勝手な決めつけ？


少なくとも僕は、大学１年生のときと４年生のとき、そして２８歳の今では、
考え方も見ているものも違う。
国数英理社の問題は昔より全然解けないだろうけど、
自分が好きなものや何をしたいのかというのは経験を通じてちょっとずつ分かってきた。
そしてそれは、広い目で色々と経験してきたから分かってきたこと。


多くの人にとって大学生になることで世界は広がる。
大学に入学し、これから広がるというところで目的をガチガチに固めてしまうのは、
ミクロで考えたとき、つまり学生にとってどうなんだろう。


変革には痛みを伴うものかもしれないけど、
大学１年生に内々定を出すのはやりすぎと思うし、
もっと他に良いアプローチがあると思うなぁ。


http://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKDZO50435680Z00C13A1TCQ000
１年生に内々定、その意味は
大学変えねば日本は沈む　ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏