エリス・ピーターズ 『修道士カドフェル 悪魔の見習い修道士』 ドラマ | Pの食卓

エリス・ピーターズ 『修道士カドフェル 悪魔の見習い修道士』 ドラマ

毎度口癖のように言っておりますが、『修道士カドフェル』・・・ この質の高さはドラマか!

先ほど寝ようとしたところ、何気なくチャンネルを回してみると、

ミステリーチャンネルでやっておりました。 すわお布団から飛び出し、見る事一時間半・・・

完全に寝るタイミングを逃してしまいました・・・


今日(金曜日)放送されたのは、『悪魔の見習い修道士』です。

大まかな内容は以下の通り、アマゾンからの引用。


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――深夜の修道院に響き渡る恐ろしい唸り声。それは、見習い修道士・メリエットが、悪夢にうなされてのものだった。情の薄い父親が連れて来たこの青年は、何かから逃れるように、少しでも早く修道士になることを望んだ。ところが連夜の奇行から、いつしか「悪魔の見習い修道士」と呼ばれるように。彼の悪夢の原因は? そして、奇しくも彼が発見した射殺死体との関連は……。カドフェルは魂の救済に乗り出した。
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引用内にもありますが、まず目からうろこが落ちたものとして、射殺死体。

字面から脊髄反射で拳銃などを想像してしまいましたが、

弓矢でも何でも射殺されたら射殺死体なのですね。

何てこと無い話ですが、なぜか 「おー」 と感心してしまった自分がいます。


今回は前回に比べるとややミステリとして弱い印象を受けました。

それというのも、この話も錯誤に重きを置く構成だと思うのですが、

その錯誤が作中にのみ留まってしまい、視聴者の側まで謎が伝わってこない感じでした。

登場人物の少なさが原因か?はたまた作者が表現したいことが別にあったのか?

とにかくそのようにすることで、物語性が強まり、論理美とは違う面白さが現れていました。


本で読むとまた違った感想が出てきそうな内容です。

明日、本屋さんにあったら買ってみようかと思うPでありました。


エリス・ピーターズ, 大出 健
悪魔の見習い修道士―修道士カドフェルシリーズ〈8〉

追記:

個人的にエラリー・クイーン強化月間に設定しているのですが、なぜか麻耶雄嵩さんの作品を一つ読了;

その作品内で、ある登場人物が一日でエラリー・クイーンを四冊読了するという表記が・・・

『ギリシャ棺の謎』 読み始めてから三日目にして200ページです;