今日ニュースに、2020年を目処に自動運転レベル3の環境で、スマホ操作やテレビ視聴がOKにする法案が検討されるとのニュースが入ってきた。


コレがそのニュース。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3917023020122018MM0000/

AI、IoTを聞かない日はないけど、あまりに全てが自動化されていくことによって忘れ去られていく体感的な悦びもありそう。

 

私は結構車が好きで、一番始めに乗ったのは18万キロ走った廃車寸前のスカイラインのMT車(4ドアでシルバー、NAのダサいセダンタイプ)。ダサダサながらも、自分でギアを入れて運転するというのは、クラッチ継ぎミスしてガリガリしたり、眠気MAXの時に坂道発進で3速に入っててエンスト連発してパニくったりという初心者あるあるな失敗は多数あれど、車を操っているという充足感があり、ダサい車を運転する下手の横好きながら、このスカイラインが好きで仕方なくなった。
今は社用車で2014年8月モデルのプリウスにのっているが、何というか運転していても味気ない。燃費最優先の車に楽しみを求めても…というのはあるんだろうけど、全然「FUN TO DRIVE,AGAIN」を感じない。車自体は重くて旋回性無いし、インパネは緑の一昔前のデジタルスピードメーターみたいだし。くすぐられるポイントがことごとく皆無。

これから自動運転によって、車は今以上に「移動手段」としての意味合いを強めていくのだろうけど、そうなると車のグレード設定も排気量などではなくてインテリアのグレード設定が目玉になってくるのだろうか。

これからの若い世代は、ギアやクラッチやハンドリングなどに熱量を感じなくなるんだろうか。
色んなことが技術によって便利になっていく傍ら、体感することの楽しさはどこか置いてけぼりになっていくように思えてとても寂しくもある。

ドラッカー、学問学問しすぎていなくてとても素晴らしいですね。

今読み進めているところではありますが、デフレ経済の代表格のような製造業で耳が痛い方が多いと思う言葉がガンガン出てきます。

 

企業は社会における臓器で、利益を出して社会に貢献していなければ癌細胞のようなもの。(意訳)

 

小麦の値段が上がっているのにパンを値下げするなどありえない。(意訳)

 

的な。

 

自分の商売の付加価値くらい、堂々とお客様に語れる経営者、営業でありたいですね。

 

当社の最高の商品に対する付加価値は、お客様のために真剣に目の色変えて仕事できるスタッフ達です。これだけは本当に最高の財産だと思っています。

 

そのスタッフがお客様の為に尽くした努力を高く評価して頂いて、対等なパートナーとして正当な対価を頂戴する。

商売で一番大事なことですが、色々な難しい社会の波に揉まれているうちに優先順位が下がっていないか。常に心の中心に据えて反芻すべきことですね。

 

人もお金も時間も有限。それらをどのように、誰に配分していくか。

結構考えれば考える程深いテーマだと思います。

1ヶ月程前、元々印刷技術職を希望して新卒入社した女性社員が遂に入社時の希望であった印刷技術職に就いた。

 

何だか変な言い回しだが、彼女が入社する直前に社内の産休者が2名重なって出てしまったことで、復帰してくるまで希望と違う検査部で製品検査をお願いしていた。

彼女も納得して、これまで1年半ほど頑張ってくれていたのだけれど、新たに1名新規採用(これまた女性)したことで、配置転換が可能になった。というわけ。

 

工場長がマンツーマンで教えているということもあるのだろうけど、彼女は毎日一生懸命新しい仕事に取り組んでいて、この1ヶ月で非常に大きな成長と成果を出してきている。若手の先輩社員も、もはやうかうかしていられない状況だ。

 

そして今日。

少し私の業務が落ち着きを見せたタイミングで、今度は包装・出荷業務をやっている子が「私も◯◯に挑戦してみたいんですけど…」と私にこぼしてきた。

 

私は是非取り組んでみたい部門のリーダーに、自ら掛け合ってみては?と提案してみたら、少し戸惑ったような嬉しいような不思議な表情で持ち場に帰っていった。

 

自分がやりたいと思えば、その意志を表明するべきだし、やりたいという気持ちが大きい人にはどんどんチャンスを与えていきたい。

当社は社長以下、全員が一人二役以上の業務を担当して、それぞれが周囲の仕事を手伝いながら取り組んでいる。これは手前味噌だけれど自慢の文化。

 

2名のアクティブな変化が、22名の小さな当社にこれからどんな変化を生んでくれるのか。最高の結果を想像(妄想?)するのが僕の癖だが、是非思い描ける限りの最高な変化をもたらして欲しいものだ。

社員が仕事に夢中で好き勝手遊び回っているような会社。
そんな会社になれば全員がワクワクし続けられるはずだよね。

何かあるかもしれない。

 

何か始まるかもしれない。

 

何か出来るかもしれない。

 

分かり合えるかもしれない。

 

許してくれるかもしれない。

 

打ち明けてくれるかもしれない。

 

変わってくれるかもしれない。

 

 

これらの確証無い"かもしれない"を日々追いかけているんだな〜という気づく。

 

でも、"どうせ〜" "そうは言っても〜" "何の意味があって〜"

という姿勢では何の変化も生まれない。

 

勿論その全てが実を結ぶわけではないし、どちらかというと失敗することやあしらわれることの方が圧倒的に多い。それでも、思いがけずすんなりコトが進んだり、回り回って再び繋がることもあるから面白いものですね。

自分が気付いていないだけで、人は自分が思うよりも自分のことを見てくれている。昨日もそんな再会がひとつ。とても嬉しい。

 

今日もまた、あらゆる"かもしれない"に真正面から力比べを挑んでいこうと思います。

従業員が幸福度高く、自発的に、納得感を持って温度高く働ける環境づくり。経営者にとってとても大切な仕事ですね。

今日は予定していたわけでもないけれど、一日チームの士気を高め、役割を自覚させ、叱責し、日頃伝えているメッセージをマンツーマンで噛み砕いて伝える一日になりました。MP消費量高し。

時に司令塔であり、時に伴走者であり、時に相談相手にもなる。
経営者はカメレオンのように属性を変えながらも、ブレない芯や軸が必要なようだ。

駆け出しながら、今日は本当に濃い一日だった。
今日のエッセンスが功を奏して、明日から更に磨きがかった最高のチームになってくれますように。
世の経営者の先輩方はこんなことを考えながら毎日床に着くのだろうか。
何事も自分で動き、取り組んでみないと実態は分からないものですね。