こんばんは(-^□^-)
今日は暖かかったけれど風が強かった~
花粉症の私には外出が辛い季節の到来ですが、今日は祖父母の家に行って来ました。
まだ体力の残っている父とは違って、高齢の祖父にはタロちんの相手をするだけのパワーがないので、タロちんには彼のオモチャがたくさんある私の実家で待っていてもらい、祖父母の家にダッシュ!
今日の訪問の目的は祖母の古くからのお友達Oさんの娘Mさんとお会いすることでした。
娘さんと言っても私の母と同じくらいの年代で、幼い頃に祖父母の家で過ごすことの多かった私とも、昔から面識がある方です。
祖母が通っていた茶道教室でOさんと出会い、我が家の別荘に作った茶室にお招きしたり、Oさん宅のお庭で野点を楽しんだり、長い間親交を深めてきたのですが、残念ながら昨年の末にOさんは逝去されました。
Oさんも祖母も教授者の資格を持っていますが、Mさんもまた同じ道を歩んでいらっしゃって、Oさんの生前は母娘で一緒にお茶を楽しまれていたそうです。
Mさん、仲の良いお母様を亡くされて、とてもお寂しいことだろうと思います
Oさんは桜が大好きで、自宅のお庭にもリビングルームから見える場所に数本の桜の木があり、病床でも「桜が見たい」とおっしゃっていたそうです。
ご家族も、桜の季節まではなんとか……と願っていたのですが、その春を待たずにOさんは鬼籍に入られました。
そして季節が巡ったこの春、お母様を偲び、桜の時期に合わせて故人と親しかった方々を招いて、お庭で野点茶会をされることになったのです。
祖母もお招きいただいていて、体調が良ければ伺う予定です。
(ただ、桜の時期は急に冷え込むこともあるので、どうなるか……)
今日はOさんと特に親しかった祖母に、お茶会の諸々の相談にみえるということで、祖母から私に「久しぶりにお会いしたら?」と連絡があったのです。
お目にかかるのは本当に久しぶりで、お茶会の相談は後回しになるくらい、あれこれとお話がはずみました。
実は私も学生の頃に少し習っていたことがあり初級の資格をいただきましたが、社会人になってからは時間的にも余裕がなく遠ざかっています。
着物に袖を通す機会もあまりありません。
でも、京小紋を着こなしたたおやかな雰囲気のMさんにお会いし、私も久しぶりに着物を着てお茶をいただきたくなりました~(・∀・)
北陸で友禅作家をしている親戚に頼んで仕立ててもらった小紋や訪問着が実家の箪笥にずーっと眠っています。
今の私では後で着崩れないように着付けられるか自信もないし、お作法だって威張れたものでは……という話をしたら、Mさんは笑って
「お作法も大切だけど、本来はお茶を楽しめればそれでいいと思うのよ。茶道を少し知った方が、茶道を特別なことのようにもの識り顔であれこれおっしゃったりすることがあるけれど、それこそ茶道の本質とはかけはなれたことだと私は思うの」
と、励ましてくださいました。
いつかMさんのお教室でもう一度茶道に親しむことができたらなぁなんて思います。
え?祖母に習えば?
多分、頼んでも「めんどくさい」と言われて終わりな気がします