リオの感動が懐かしい!8月以来の今年最後のブログです。 | ぽるぶら Yoshiのブログ

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  よく見てみると8月23日にサンパウロでブログを書いてから4か月も更新していませんでした。更新もしないブログにあまり意味はないですが、今年はその8月1回だけのブラジル出張でしたが、何かと印象的なことが多い1か月でした。何よりリオのオリンピックは開会式に参加できたこと。以前のブログでも書きましたが、日本のメディアではこぞって治安の悪さや準備不足と扱き下ろしましたが、私が見たオリンピック本番のリオはブラジルでも一番治安がよかったのではないかと感じます。開会式の会場には警察以外にも軍隊まで導入され物々しいと言うよりはフレンドリーな雰囲気で逆に安心感がありました。もちろん、凶悪犯罪の温床になるFavela(貧民街)のボスあたりと警察が話をつけていた可能性はありますが、日本が安全過ぎるだけで最低限の注意と覚悟をしないことには世界のどこにも行けなくなります。

 

  また準備不足についても、アテネでも北京でも同じようなことが言われていましたが、蓋を開けてみれば実に感動的な開会式や閉会式が演出できてしまう・・・ブラジル底力と言いますか、まさに「やればできる!何とかなる!」の国です。もちろん、汚職問題に端を発した政治の混乱は経済をもどん底に貶めて、自動車の販売台数などは非常に厳しい状態が続いています。が、下がった相場は必ず上がるわけで、日本企業の経営者もここは中国人を見習って、厳しい時こそチャンスありと頭を切り替えていただきたいものです。もちろん、現地を任された赴任者の方にとっては、実績の昨年対比に縛られ、本社からの突き上げを食らうわけですが、そもそも駐在ではなく現地起業!周到な分析と潤沢な資金を用意したなら後は現地の責任者に少なくとも5年はチャレンジさせる度量を期待します。

 

  来年は日本の事業の関係もあってブラジルに頻繁に出張に行けるかは微妙ですが、少なくとも政治問題・経済悪化後のブラジルの様子を生で感じる機会を作りたいと思います。大学時代にポルトガル語を専攻も四半世紀以上なんら関わりのなかった私ですが、4年前のブラジルとの出会いは私の人生の後半の使命を与えてくれたような・・・中国や中国人も意識しながらブラジルを見る・・・そんな独自の観点で来年も何とかブログを更新したいと思います。良いお年をお迎えください。

 

補足:日本ブラジル中央協会のHPでも不定期でコメントを書かせていただいております。

    http://nipo-brasil.org/archives/10825/