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肺がんと向き合う

2011年8月、父が癌であることがわかり、
それと向き合うために、いろいろ奔走する内容を
アップしていこうと思っています。

大きな病気を患ってしまった場合に


仕事を続けていけるのか?


という不安は誰もがあると思います。


父の場合は、既に定年退職をしていて


セカンドキャリアとして、嘱託社員として働いていました。


そして、先生にも相談して


内容的にもハードな仕事ではないので


「仕事は続けても問題ありません。」


という内容でした。


ですが、入退院を繰り返しての


抗がん剤治療だったので


休職する旨を先方に伝えて


治療に9月から専念をしていると


年末に、


会社の方が、病院にみえて


「来年以降も休職してもいいので在籍してほしい。」


という内容を伝えてくれたので


母が契約書にサインをし、


その日は会社の方も帰られたのですが、


後日、「免許書又はパスポートのコピーが欲しい」という


連絡があり、怪しく思った母が私に相談してきた。


そして、それを聞いた私も、働くことが難しくなっている父の現状を見ていて


それでも、公的証明書が欲しいというのは


なんだか怪しいと思い、


先方に


「契約書はサインをしてしまいましたが、現状を考えて籍を


置いてもらうのは申し訳ないので、退職扱いにしてほしい」


と伝えました。


しかし、先方は、執拗に家に電話をしてきたり、


父に直接電話をしてきたりするので、


もう1度、直接話してみると


どうも65歳以上の人を雇用しておくと


国の高齢者雇用制度を使って、助成金を受け取ることができるらしく、


それが目的で執拗に雇用の継続を言ってきた模様でした。


家族にとっては治療だけでも精神的にいっぱいいっぱいなのに


そのような事にまで、付き合ってられないという状況でしたが


契約書にサインをしてしまっていたので、


心配になり、労働局の相談窓口にも相談してみました。


そうすると、父の場合はサインをしてしまったけど、


過失は無く、文面などを送付しないでも解除できるとのことでした。


それを聞いて、だいぶ安心し、先方に電話でその内容も伝えましたが


結局あまり効果はなく、最終的には電話などを着信拒否する羽目になってしまいました。


日本には様々な制度があり、本当に助けになっている制度も多くありますが、


その制度の盲点をついて、悪用している人たちもいるかと思うと


なんだか悲しくなってしまいます。