食道アカラシア患者さんの日記 -2ページ目

食道アカラシア患者さんの日記

食道アカラシアと診断される前から現在までの記録です。

今日は、手術の日。

一番目だった私の手術。

8時くらいに看護師さんが見えて、パジャマから浴衣のような術着へお着替え。

予定通りの8時20分、看護師さんと両親を引き連れて歩いて手術室へ。

不思議と緊張はなく、手を振って両親と別れました。

手術室は、テレビで見るような感じではなく、だだっ広い所に狭い小さな部屋がたくさん並んでいる感じ。

人だけが妙に多くて、ただただビックリしていました。

出入り口近くの受付で名前を名乗り、とりあえず、すぐ横にあったパイプ椅子に腰掛けると担当医のS先生と麻酔科の方、看護師さんの3人が挨拶に見えて、すぐ横の小部屋に連れていかれました。

小さな部屋の真ん中にこれまた小さなベッドが置いてあり、そこに横になってからは、両手に血圧計や心電図のクリップ、足にも何かクリップされ、看護師さんの

「アタマがボ~っとなる薬をいれますよ」

の声と共に、だんだんデコルテのあたりから上が冷んやり、呼吸も苦しいような違うような‥

アレルギーの不安もあって、何か訴えた時に、看護師さんがずっと肩を落ち着かせるように叩きながら、

「大丈夫だから。酸素もつけているし、落ち着いて」

と言ってくれ、その肩の『トントン』で安心しながら、意識は、薄れて行きました。

意識が戻った時、やたら騒々しい所に数人まとまって寝かされているようでした。

「気がつきましたか?痛い?」

との看護師さんの声に、「痛い」と答え座薬をいれてもらったのまでは、はっきりしているけれど、以降がまだら^_^;

次の記憶は、病棟の入り口付近での両親との対面。

そのまま病室へ。

あとは、ひたすら寝に入りました(ー ー;)

痛みはそこまで強くはなかったけれど、意識もまだらな中、

『とりあえず、眠っちゃえば痛さはわからん』

という認識だけはあったので、寝まくりました。


両親の話によると、手術は順調に終了したけれど、麻酔が覚めるのに1時間余計にかかったらしい。

POEMで割いたのは、胃の入り口付近までの11~13センチ。

術前は、15センチくらいとの話だったので、少し短め。

その日は、尿管の気持ち悪さが印象に残った以外は、「痛くなるなよ~」という思いだけで、寝続けました。

術後の体温、37.6。