出産しました

ご無沙汰しています！
もう見ている方もいないかもしれませんが・・・

顕微授精、それもレスキューICSIでの妊娠、出産について気になる方がいらっしゃるかと思いますので残しておきたいと思います。

このブログ終了後、経過は順調に進んでいました。ですが30週で切迫早産になり入院。
24時間点滴でお腹の張りを抑え、途中陣痛みたいになって産まれそうになったり、その後も強い張りに見舞われ恐ろしい思いもしましたが、無事36週を迎え退院しました。

退院から数日後、破水から始まり無事出産致しました。

3AAの胚盤胞は男の子で、予定日より1ヶ月早く生まれましたが、
3400グラムのぷくぷく太った健康な子が産まれてきました



レスキューICSIで妊娠された方の希望になれたら嬉しいです。

今後のブログについて

今後について、ずっと悩んでいました。
その結果ですが、新しくブログを立ち上げることにしました。


もともとこのブログは不妊治療からスタートしました。
妊娠したらこのまま続けていくつもりでいました。

でも、やっぱりその後のブログを見たくない人もたくさんいると思います。
私も、辛くてそういう気持ちになったことも随分ありました。

それが1つ目の理由です。




もう１つの理由は、レスキューICSIで授かった赤ちゃん。
信じていたけれど、ずっとずっと心の底では信じてあげられなくて、
いつまで育ってくれるのか、疑ってばかりでした。

レスキューだから、まだ安心できない。
レスキューだから、次の健診ではどうか分からない。

「レスキューだから・・・」
この言葉を何度思ったか。

まさかこの事が私にこんなにずっと付きまとってくるとは思ってもみませんでした。




安定期に入ってからも、エコーで何も問題なく順調なのに、
低い確率が出たら、安心できるね！なんて軽い気持ちで受けようと思っていたクワトロテスト。
いざ予約を取ってみたら、色々と考えてしまい
「悪い結果がでたらどうしよう・・・」それしか考えられなくなってしまいました。

すでにお腹の中で動いているのも分かるし、もし、その先の検査で何か見つかったら・・・
完全なるマタニティブルー？なのか、最悪の結果しか考えられなくなりました。

そんな事、できるはずがない。
1人で葛藤し、大泣きしてしまいました。



赤ちゃんは私達の所に信じて宿ってくれたのだから
いい加減、今度は私がこの子を信じてあげないといけないと思いました。
検査はキャンセルしました。

まだ顔も姿も見ていないこの子がすでに
もう、すっごくすっごく愛しいんです。どうしようもないくらい可愛い。

「レスキューだから」や、治療していた事は忘れて、幸せな気持ちでこの子を迎えたい。
そう思いました。そうしなきゃいけないと思いました。



それがもう1つの理由です。





もう二度とバカな事は考えません。
あとは前向きに、穏かな幸せな毎日を過ごしたいと思います。
前回のICSIの記事は、前向きになれたからこそ書けたものです。


という事で、いったんこのブログはお終いにします。
第二子の時には戻ってくるかもしれません。
そのままにしておくつもりですので、たまに皆さんの所に遊びに行くこともあるかもしれません。



もし今後もお付き合い頂けます際は、メッセージを頂ければ新しいブログをお知らせします。
今まで本当にありがとうございました。

翌日のレスキューICSIでも大丈夫！

今回の体外受精では1つも受精せず、レスキューICSIになった訳なんですが、、、
やっぱり検索魔になりますよね(笑)

レスキューICSIで受精しても1日経過している卵子と精子なのでグレードが悪く妊娠率も低い。
レスキューICSIの場合培精後6時間～10時間以内にやらないと意味ない！
他にも、妊娠例はないとか、妊娠しても予後不良や、胎児の異常が発覚・・・などなど

色々探しましたが、ほとんどこう書かれているものばかりでした。
・・・やはり落ち込みますよね、、そう書かれているのを見ると。


でも今の所、もうすぐ妊娠18週ですが特に異常もなく順調に育っています。
(首のむくみなし、ＦＬの長さも正常でむしろ長いくらい、脳にも問題ありません)

同じくレスキューになった方のために、少しでも希望を持ってもらえればと思いこの記事を残したいと思います。




今回レスキューとなった私の卵ちゃん。


5日目胚盤胞3AA(ちなみに移植したのはこの子です)
6日目胚盤胞4BA



これってハイグレード胚と呼ばれているものです。
ただし、やはり15個中の3個しか凍結できなかったのでやはり数としては少なくなります。


先生に聞いたところ
採卵後すぐの状態では未成熟卵か成熟卵なのかの区別は難しい。
体外受精培精後、培養器の中で培養を続けているわけだから、
未成熟卵だったものが、翌日レスキューする時に成熟卵になっていた可能性がある。

確かに先生のお話しされた通りなら、この胚のグレード、納得できると思うんです。
1日後のレスキューICSIでも可能性は十分にあるって事です。

それは、この子たちがAA、BAまで頑張って成長してくれたのが何よりの証拠。
本当に未成熟卵だったかのかどうかは今となっては分かりませんが、
逆に、もしも最初からこの卵たちが成熟卵だったとしたら、相当な生命力を持っているとも思います。

それに、ICSIをした15個全ての卵子が受精、分割を始めたので
その時点までは、成熟卵、未成熟卵にあまり差はないのかとも思います。
染色体が正常な卵でも、着床しない胚があることも分かっていますので、
そこから先、胚盤胞になって着床するかどうかは、結局個々の胚の生きようとする力次第？なのかな。

　


余談ですが、ＡＩＨの際の洗浄精子の寿命は、洗浄後6時間～12時間とか言われていますが、
今回使われた精子は前日のものなので洗浄後24時間は経過してはいます。
なので洗浄精子の寿命は6～12時間ではないって事も、ついでに証明された気がします。