オトナ女性のためのインテリアフラワーサロン 東京・大阪 BORONIA

オトナ女性のためのインテリアフラワーサロン 東京・大阪 BORONIA

大阪・心斎橋サロンよりスタートし11年め(花しごと歴19年め)
現在、田園都市沿線在住。
オーダー制作と表参道のお部屋にてレッスンをさせていただいております

フラワー&食空間コーディネーターである【BORONIA】
花ある暮らしでココロ華やぐライフスタイルを♪

 

 

 こんにちは。

 

 こちらの作品についての

 すこし前の投稿から間が空いてしまいました。

 

 晩夏から初秋までを飾れるインテリアフラワー

 

 和をかんじさせるモダンな作品を。

 というリクエストもあったこともあり

 今回、この作品を考えるときに

 いちばん最初に決めたのが、

 ”鬼灯・ホオズキ”を連想させるオレンジを取り入れよう。

 

 ということでした。

 

 ホオズキもアーティフィシャルフラワーの花材としては

 存在しているのですが

 お盆のあとすぐ位だと、まだ良いかなとも思ったのですが

 9月に入ってくると

 イメージ的にどうかしらと迷うところもあり

 

 ”色”で。取り入れることを決めました。

 

 

 




 そこを起点に、ほかの花合わせ・色合わせです。

 

 

 夏・秋のイメージのお花に、

 おそらく残暑、

 まだまだ暑さも感じられる初秋。

 だろうというと想像し、

 さわやかさをと、白(アイボリー・クリーム系)を

 アクセントにいれたいと考えていました。

 

 ちなみに、使用したお花、季節も意識しています。

 

 夏イメージ) バンダ、アンスリウム、ベロニカ

 秋イメージ) ダリア、マム、フィグ(いちじくの実)

        グラミネグラス(細長い葉っぱのような)

 周年)レースフラワー

 

 

 たくさんのお花を購入してくださっている

 リピーターさまということもあって

 これまでの作品と色イメージがかぶらないことも念頭に入れながら、

 

 お好きな雰囲気は?と伺った時のお客様のご回答はこちら。

 花びらがたくさんついている丸い大きいめのお花(マスフラワー)が

 好きで(←かっこよくモダンスタイルに仕上げやすい特徴)

 シックでパープルがお好き。

 なのだろうなと感じられるかと思います。

 

 

image

 

 そこで今回えらんだのは、

 バンダのフューシャピンク(パープル系ピンク)

 

 

 

 

 

 

 そして、その次に選んだのは

 秋っぽいくすみトーンのグリーンもの

 グラミネグラス。


 ベロニカなど

 ほかの花々の葉グリーンも合わさり

 

 

   このアレンジの大まかな3色

 "オレンジ・フューシャピンク・グリーン''

 

   で構成。

 

 

 それが今回、選んだ配色なのです。

 感覚的に選んだとはいえ、

 これまで重ねて来た経験をもとに

 この色とコレは合うはずという

 チョイスをしています。

 

 このオレンジとフューシャピンクって

 単純にこの2色だけだと 

 えっ?という色合わせかもしれませんが

 花合わせにおいて

 葉のグリーンとも合わさり3色だと

 相性が良いのです。


 なぜだろう?



 あとから、あらためて調べてみたところ

 ”スプリットコンプリメンタリー”という

 色の配色でなりたっていたのです。

 

 

 ネット上からお借りしたものです。

 とくに、右側の色相関図見てください。

 まさにこの3色。

 

 

 まず、色彩理論において

 相性のいい色合わせのひとつに

 反対色。というのがあるのですが、

 (色相関図で、真反対にある色です・・・

 補色ともよばれます)

 こちらは、パキッと対比の色合わせで

 印象としてキツイというデメリットもあります。


 

 一方、このスプリットコンプリメンタリー

 補色の両隣り、もしくは2つくらい隣くらいの色をえらぶことを言います。

 

 完全補色よりも

 やわらかな印象になり、

 それでいて

 今回ならオレンジ・フューシャピンクも強調させることが出来るメリット。

 

 があります。

 

 

 

  

 

 

 フラワーアレンジメントでは

 3色、3本、3角形。

 と、3の数字を意識すると、形を整えやすい

 という基本的なルールがあることからも

 類似色配色以外に、

 このスプリットコンプリメンタリー配色は

 意識されると使いやすいのではないかなと思います。

 

 

 といっても、わたし自身も、花選びをするとき

 スプリットコンプリメンタリー♩

 にしよう!

 だなんて、

 脳内よぎっているわけないので(笑)

 これね、、、結局は、やはり

 重ねた経験なのかなぁとも思います。

 

 もちろん、色合わせに

 正解・不正解はないので

 あくまで一般論です。

 

 

 けれど、、、おそらくこのお花好き!と感じる要素としては

 色合わせ・トーンが

 しっくり来ている。

 好み♡

 であるというのは、大きな要素だと思います。

 

 

 いちから考える個別オーダー。

 

 ほんとうにいろいろなことを考えながら 

 デザイン起案・制作をさせていただいているので

 わたし自身はとてもやりがいもありますし

 だからこそ、丁寧にお応えすべく、お時間もいただいています。

 

 早くて3週間。

 基本的には1ヶ月程度。

 

 

 こんなことを考えているんだなぁと

 興味がてら、面白いなぁと感じていただければ幸いです。

 

 最後までお読みいただき

 ありがとうございました♡