お父さんを中皮種から守ってみせる -9ページ目

お父さんを中皮種から守ってみせる

2012年7月。大好きなお父さんが悪性胸膜中皮種になる。お父さんを助けたい・・・

6月初旬に退院できたお父さん。胸の穴は開いたままで心配はつきませんが、少しずつ体力をつけていこうと徐々にがんばっていました。


そして、先週退院後3度目の来院でPET検査をしました。なにもなければいいと願っていました。


そして、今日その検査結果を聞きに再び来院。見事に転移しているとわかる画像。きらきらとがん細胞が光って見えたそうです。(私は一緒にはいけませんでした)


こんなにも早く転移・・・・転移させないためにあんなにつらい放射線治療に耐えたんじゃないの?そう思わざるを得ません。


来週からは内科に変わるそうです。すでにかなり体力が落ちてしまっているお父さん。抗がん剤治療をするのかな。できるのかな。 やったら余計に一気にだめになってしまうんじゃないかと心配です。これ以上、お父さんを苦しめたくない。


最近まで、これ以上の治療はもうできないと言っていたお父さんです。転移しても再発してもぜったい抗がん剤治療はしないと言っていました。でも、いざこうなると、ぼそっと「おれに抗がん剤治療がたえられるかな」って言っていました。


食欲があまりなかったり、咳が出るのは膿胸のせいだと思っていましたがもう、転移してしまっているとは。手術してまだ一年経っていません。もう、後の祭りですが、こんなに苦しい思いをしてすぐに転移してしまうなら手術をしなければよかった、せめて放射線治療なんてしなきゃよかった・・・


本当に徐々に体力がついてきて、これから少しでも元気になるぞってがんばってお散歩にもいっていたのに、「なんだか、もうがんばれないな」って急に肩をおとしてしまいました。


私もショックで、何をどう書いたらいいかわからず支離滅裂な文章になってしまったけれど、とりあえず記しておかなければとパソコンの前にすわりました。


すこしでも、すこしでも長く生きてほしい。でも苦しませたくない。つらい思いをこれ以上はさせたくない。お父さんを思うとむねが苦しくなります。